5.パンガー湾のジェームスボンド島へ

プーケット、雨季と言っても時々刻々美しいリゾート【5】Aug 11, 2016~Aug 16, 2016

朝方、強い風と雨で起きた。外の様子を部屋のガラス戸越しに見ていると、雨は止まっていた。今日の天候は朝から悪いのだろうか?せっかくのパンガー湾巡りも中止になってしまうかもしれない。

早めに朝食を取りにレストランへいくことにした。ツアーの向かえが8時15分ということだが、天候は回復していくのだろうか。

※先ほどまで降り続いた雨でレストランへの木道は濡れたまま。

※先ほどまで降り続いた雨でレストランへの木道は濡れたまま。

朝の8時頃という時間は、ホテルのロビーが混雑する時間である。チェックアウトでタクシーを待つ人達も多い。また、私達のようにオプショナルツアーで集合してるカップルやファミリーもいる。

オプショナルツアーはことごとく中止の連絡が入っている・・・

ちょくちょく、フロントに電話が入っている。予約しているツアー客の取り次ぎが主なものだ。色々な国の言葉での対応なので、はっきりしたことはわからないが電話を終えた表情をみると、何か落胆しているように思えた。

「天候で中止って多いのかなぁ?」と相方が不安そうに周りを見ながら言った。

「泳ぐ訳で無いから・・・」と自分に納得させるように答えたが、本当はツアー中止の連絡が入るかもしれないと不安でいっぱいだった。続けて言い聞かせるように、

「晴れにはツキがあるから」
相方はそれにすぐさま反応して、

「晴れ女&晴れ男ですから・・・」と本当はこの場では意味をなさないフレーズを呪文のように言っている。

電話が入ったという事は?中止かと不安がよぎる

その時、フロントから声がかかる。電話が入っているという。
複雑な顔の表情になっていただろう。
『中止か?(?_?)』と思いながら電話に出ると、15分ほど遅れているのでもう少し待っていてほしい、という内容だった。

電話を切ると、不安そうな相方がこちらの方をずっと見ている。

「遅れて到着するようです!」と言う。
「ここにで待っていればいいのね!」

他の人達が、がっかりして部屋に戻って行く姿を見て、随分気落ちしていたんだと思う。

パンガー湾の方向が良かったのかもしれない。徐々に、これから向かう北の方から陽が差し始めているのを感じた。少し風が強い感じはするが、ツアーは中止にならなかった。

※ここで、クルーズ船の乗客を振り分ける。

※ここで、クルーズ船の乗客を振り分ける。

パンガー湾のクルーズの待機場所

パンガー湾のクルーズに参加する人は、この建物内で乗船する船を待つ。色々な国の人達が一隻の船に乗り込むが、それぞれの国のガイドも同時に乗っていくようだ。かなり混雑しているのと、かなり大型の観光バスで入ってくる中国人の団体も目についた。

※チームピンクで乗船

※チームピンクで乗船

船によって、シールが配られる。私達は「ピンク」のシールになった。日本人は3組で6人のようだ。

中国の団体が出て行くと急に静かになった。聞くと中国の人は、まとまって一つの船に乗船するようだ。

ピンクのシールグループは、多国籍な人達と一緒に

周りが見通せるようになって、胸に貼ってあるピンクシールは、色々な国籍の人達だった。船の準備ができたというので、桟橋に向かうことにする。

※桟橋に向かう

※桟橋に向かう。まだ朝方まで降っていた雨は道路に水たまりを残している。

まだ、天候がスッキリしない。それでも子供達だけは飛び跳ねている。船に乗るうれしさだろうか。

※ Laem Sai 桟橋にて乗船

※ Laem Sai 桟橋にて乗船

船内の1階には、ボート(カヌー)が置かれているので、2階が乗船後に案内される。
水とくだもの類は、自由に食べていいそうだ。このツアー、日本人が少ないのでどうなって行くのか期待は大である。

※船内は、多くの国の人達で構成されていた。

※船内は、多くの国の人達で構成されていた。

大人数で行く船があれば、帆船のようなレトロ船で出航するのもある。ここLaem Saiの港からは、多くの観光客がそれぞれの旅に向かって行く様子がわかる。

※出港の順番待ちが続いている。人気のツアールートのだろう。

※出港の順番待ちが続いている。人気のツアールートのだろう。

 この桟橋の周りにはいくつかのシーフードレストランがあるので、良質な漁場でもあるのだろう、観光船に混じって多くの漁船が漁にでている。西の方から晴れ間の陽差しが出ていて、東の空からはスコールを運んで来そうな暗い雨雲が近づいている。

※漁場に向かう漁船も多い。

※漁場に向かう漁船も多い。

ツアーの順番を決めるのは、船長

 天候によって、きょうの立ち寄るスケジュールの順番が変わる。権限は、ツアー参加者でも無く、ツアーガイドにも無い。この船の船長が決める。船とはそういうものだ。理由は定かではないが、この船長は中国の観光客は乗せない契約らしい。(船の中では全権があるのだから、安全航行のためだろう)

※パナック島かホン島、それともピンガン島?へ向かうかは、天候しだい!

※パナック島かホン島、それともピンガン島?へ向かうかは、天候しだい!

   ホン島でカヌーが船内より下ろされる。色々なツアー会社が企画したスケージュールが集中しているので、どこから集まってきたのか多くのカヌーが海上で行くのを待っていた。

カヌーで洞窟巡り

「思ったよりも、波が穏やかで安心した」そう言ってカヌーに乗り込んでいく。後に続いて私が乗り込むと、ゴムボート風のカヌーは僅かに沈んで、元の浮いた状態に戻った。船内からカヌー船内に 乗り込むので意外と不安定である。

※洞窟探検の順番待ち?

※洞窟探検の順番待ち?

  石灰岩でできたこの島は、バンガー湾の161の島々のひとつとされている。海水で浸食された洞窟巡りが人気らしい。鍾乳石などもカヌーの船上から見ることができるので貴重な体験である。
浸食でできた奇岩は、大きな船では見ることができないので、カヌーを漕いでいく意義があるだろう。

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※カヌーの船頭さん(スタッフ)が「見てごらん!」と身振り手振りで教えてくれる。

 最後の洞窟を抜けると、停泊している本船が見えてくるらしい。心配していた雨にも遭わずに戻ることができそうだ。

※露光が足りなくて,手振れを心配したがなんとか許容範囲でした!?

※露光が足りなくて,手振れを心配したがなんとか許容範囲でした!?

見えてきたのは、大海原に停泊している母船です。カヌーが収納されていく様子は、それぞれのツアー客は、任務をおえて帰還する船員のような感じでした。多国籍の人で構成されたツアーだったので、考えも習慣も違う人達が、同じ行動を起こすことで親近感を持つことができました。

※洞窟を出ると、思ったよりも波が大きいことに気づきます。

※洞窟を出ると、思ったよりも波が大きいことに気づきます。

 いよいよ、待望のジェームス・ボンド島をみることができるピンガン島に上陸です。雨がきそうな雰囲気なので、船内でビニールの雨ガッパが配られます。相方は気に入ったのか完全防備だと言ってオレンジ色のかっぱを着込みます。

※島の上陸には、この木造船が向かいに来ます。

※島の上陸には、この木造船が向かいに来ます。

ジェームスボンド島へは木乗船ロングテールで上陸

この島も、大きな船は直接近づけない。木造船かモーターボートでピンガン島の桟橋につけて行くようだった。到着すると目の前には、お土産屋さんが並んでいた。
「ここは取りあえずパスね!」と相方が言いながら進んでる。

島巡りができそうなので、人が進む方向へついて行く事にしたらしい。

「ジェームスボンド(カオタプー)島が見える。泳いでいる人もいるのか!」
それを聞いた相方は、雨も降っていないのにカッパを着ていることに気づいたらしく
「暑苦しいから、カッパを脱ぐは・・・」

『そうだろう、この雨上がりの状態は、普通にしていても暑いくらいだ。』

※クサビ型のカオタプー島、別名ジェームスボンド島

※クサビ型のカオタプー島、別名ジェームスボンド島

「007 黄金銃を持つ男」のロケ地で有名になりました

イギリス映画「007/黄金銃を持つ男」のロケ地になって有名になった。ジェームスボンド役がロジャームーアになってからなのであまり思い入れがある訳ではないのだが、007シリーズは、ショーンコネリーが主役の時は劇場にいってリアルタイムで見ていた。それぐらいこのシリーズは好きだった。きっかけは、子供ながらに「007は二度死ぬ」で使われたTOYOTA 2000GTの造型の美しさと走りに魅了されたに他ならない。(小生意気な小学生だった)

パンガー湾の中の島々はピンガン島を含めて興味深い地質である。海水による浸食が主なものだが、スパッと切ったような柱状節理に似た岩壁があったりとコラボ感がおもしろい。

※切り立った岩壁に洞窟じょうになっていたり・・・

※切り立った岩壁に洞窟じょうになっていたり・・・

  人気の観光地だけあって人が多い。それでも日本人は少ないようだったのは、プーケット観光の趣向が違っているのかもしれない。それでも人の多さを表すかのように沖合では、大型船やロングテールと呼ばれる連絡船などが停泊している。

※洞窟の中から視界に入る部分だけでも多くの船が見える。

※洞窟の中から視界に入る部分だけでも多くの船が見える。

「お土産屋さんは見なくていいのか?」

「思ったよりも呼び込みされなかったわね!」

「日本人って買わないからなぁ~」と自分たちを基準にして私が言い返す。

「東洋のお金持ちがたくさん来てるから、私達には順番が回ってこないのよ!」と相方は言い切っている。

『確かに海外では日本人と見破られる確率が高い。ようするに、私や相方も含めて日本人のアイデンティティを持っていると言うことで納得しておこう』

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お土産購入に困ることは無いかも?

船に戻って、船上ランチが美味しくて

 ピンガン島を離れて、船上でのランチです。ココナッツミルク入りのスープが美味しくて相方は気に入ってお代わりをしたくらい。全体的にも色々なツアーで船上での料理を食べましたが、一番でした。実を言うとタイ料理よりもベトナム料理が口に合っているので自分でも意外でした。

 食事が終わると、水着に着替えをする者や停泊中に船の周りを泳ぐ人まで国が違うとそれぞれの楽しみ方があるもんだと眺めていました。

 次は、パナック島で、二度目のカヌーです。一回目と同じ船頭さん、いやいやインストラクター兼ガイドさんの艇に乗り込みます。

※洞窟に吸い込まれるようにカヌーは進んでいきます。

※洞窟に吸い込まれるようにカヌーは進んでいきます。

 また同じように船に戻ります。

※もう少し晴れてくれると、次のラワ島でのビーチタイムが楽しいのに!

※もう少し晴れてくれると、次のラワ島でのビーチタイムが楽しいのに!

結局、雨が降ったのは船に乗って移動していた時だけ

ツアー最後のラワ島への上陸である。なんとか周遊中は雨に当たらなかった。この船で移動中に大きなスコールにあったぐらいである。
この島でのプライベートビーチで遊泳を楽しみにしている人達が多そうなので、天候が少し心配である。ガイドさんによると、時間はあるので十分ビーチで過ごせるとのこと。

船がラワ島の沖合に到着する。
「天気が快晴ではないですか!」と思わずガイドさんに声をかける。
「これから、またカヌーに乗ってビーチに行きます。泳いでもいいですし、カヌーでパドリングしてもいいです・・・(インストラクターが)ちゃんと教えてくれますので大丈夫です。」とガイドさんが集合時間に加えて話している。

相方が「さっきとぜんぜん違う天気!」
「泳ぐしかないかな」と久しぶりの海水浴にテンションが上がっている。

※快晴でビーチリゾート日和です。雨季なのにラッキー!

※快晴でビーチリゾート日和です。雨季なのにラッキー!

 このような、楽しく満喫して過ごす時間は、あっというまに過ぎ去って行きます。船に戻る時間になりました。カヌーの船頭さんがこちらに近づいて来て時間を知らせてくれます。

※このタイミング、このスケジュールを作った船長さんの判断で快晴の時に泳げたのだと思います。

※このタイミング、このスケジュールを作った船長さんの判断で快晴の時に泳げたのだと思います。

 ホテルまでの帰り道、車の中でドッと疲れが出ていました。慣れない遊泳で全身運動をしたからでしょう。今日はぐっすり眠れそうです。

 明日は、買い物にパトンビーチ周辺とプーケットタウンへ行く予定です。

つづく・・・

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