4、コーヒーと安心野菜の美しい街ダラットへ。どこもかしこも人の波(その2)

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ビーチリゾートでもチャンパ遺跡巡りへ【4】Apr. 28, 2018~May 04, 2018

昨日30日夜、外の賑わいに誘われて、チャンフー通りを歩いていくと、「南部開放記念日」とあって、シーフラワー(サンダルウッドのモニュメント)前にある広場には特設ステージが設置され、有名なミュージシャン?が歌っている姿に皆熱狂している。

南部開放記念日

思い思いに、バイクに乗って駆けつけてくる。

日中のこの劇場の前に静けさとはまったく違う光景には驚く。どこから来たの?

劇場(Cultural House)

建物(Cultural House)の前がちょうどいいスペースがある。

Cultural Houseの写真、向かって右横にある道路は、ニャチャン唯一のナイトマーケットに夜は早変わりして、そこも賑わいは変わらない。益々今日は眠らない街なのだろう。明日は5月1日、メーデー、ベトナムの人にとっては連休最後に日。

「また、どこも混んでいるんだろうな~。」

と言いつつ就寝した。

ニャチャンのナイトマーケット

ニャチャンからダラットへ海抜1700m級の山を越えて

朝、予約しておいたツアーバスのガイドさんと7時30分にホテルのロビーで待ち合わせである。

「ダラットは寒いので、長袖などがあった方がいいです」と車内で説明がある。気温を下調べしておいたが、朝の最低は13℃くらいだが、日中はニャチャンより8℃~10℃ほど低い26℃という。それなら寒冷地仕様の私にとっては、夏服の状態である。

経験上、一番寒いのは、移動の車のエアコン。スイッチをオフにすると結露で窓は曇るし息苦しいし、ファンを弱めて温度調整してもあまり寒さは改善されないのを知っている。そのために、ウインドブレーカーなどを用意して防寒するくらいだ。

1時間ほど走ると、峠の道に入っている。道を切り開いていて舗装路が続いているが横の山肌の岩盤は、今にも崩れそうな感じもする。

この先に滝があるようだ。

意外と交通量があるので、道路の横断はもちろん滝を見ている時や写真撮影にも気を使う。

 Cầu Gộp Dài

青い看板のあたりから見えるらしい。

ここ数日雨が少なく、水量も期待できない滝でした。

 Cầu Gộp Dài

ちょっと時期は悪かったかな?ここのロケーションはいいので休憩には最適

雨が多ければ、山の地表が崩れるのではないかと思うような道路が続く、今回のドライバーはダラットへ昨日も往復したらしく。ここ数日、山の崩れがあったことを知らせてくれた。そんなところは、一車線をようやく確保して片側交互通行となっている。

日本では、警備員が配置されて誘導するか、通行止めになっているレベルかもしれない。

数日前に崩れていたらしい。

この山越えの道は、おそらく難所のひとつなのだと思う。ベトナムの経済が発展していくと、トンネルや新ルートなどになっていくのだと思う。

さすがに、モバイル回線は4Gとはならずに、電波状況は良くない。解消されるには、ダラットまで残すところ100kmくらいで4Gをつかむようになる。

安心を作り出す農業のレベルがスゴイ

ダラットの野菜は、ベトナム国内でも高い金額で買われているそうだ。安心安全野菜という付加価値農業が行われている。言うなれば、オーガニック野菜ということなのだろう。そのような考え方が、良質なダラットコーヒーを生み出し、ダラットワインという名産を生んでいっているのだろう。

ダラットオーガニック農業

一面がハウス栽培、度肝を抜かれる規模である。

高原野菜で思い出すのは、昨年の8月に行ったマレーシアのキャメロンハイランドである。ここも、同様に、品質の良い野菜や果物。花などを求めて市場に集まって来る。どこの国であっても多少高くても良質なモノを求めていることがわかる。

このレベルは、農業に関してベトナム=発展途上国、という概念は捨てた方がいいかもしてないと思っています。(農業以外にも、ベトナムはそれぞれの都市のネット環境など日本より進んでいます。)
ダラットオーガニック農業

大規模ハウス農業の典型

道をはさんで、山側はコーヒーが植えられていて、こちらの派手な空気人形がある方は、ダラットでも人気の苺の栽培のハウスである。

イチゴの農園

奥に続いています。大規模なイチゴ農園のようです。

車で立ち寄り、購入する人も多かったです。

品質は良いので、ベトナムで長く滞在するなら買っていきたいところです。

試食も出来ましたが、購入するには量が多すぎます。ただし、鮮度もいいし甘さもよいので軽く食べる小さなパックがあればと思います。

ダラットは、信号がない・高い建物がない・シクロがない

ダラットの市街に入ると、相変わらずバイクと車が多い。ニャチャンと同様にベトナムの人は連休を使って恋の街ダラットを目指してくるそうな。そう言えばバイクもタンデムシートを使った2人乗りが多かった。大半はアベックと言う事か!

沿道には、花が添えられて景観を保っている。

高級住宅が建ち並ぶエリアがあるが、大半がフランスの家庭の別荘という。ニャチャンはロシア人が多かったが、こちらダナンはフランス人が多いということか。それにベトナムはフランス文化の影響がいがここダナンもそのひとつなんだろう。

日本でこのベトナムにあるダナンの街を有名にしたのは、小説「浮雲・林芙美子著」です。今では電子書籍なら無料で読めるので興味があったらどうぞ。古典としてのラブストーリーです。

Kindleのアプリをダウンロードする必要があります。「青空文庫」専用アプリでも読めます。

ダラットの街は、とても混み合っています。ロマンスの街と言われるのか休日を過ごす若いカップルが目に入ってきます。その分増えている?、普段はこんなに交通量はないようです。

さすがに、ダタラン滝に到着しましたが、駐車場では車の入れ替わりの交差で思うように進みません。

Datanla Waterfall

ダタンラ滝へ到着するも駐車場は満車状態。まだ昨日より少しマシなようです。

チケット売り場に降りて来ましたが、一定の行列が続いています。ベトナムの言葉だけでなく中国・韓国などアジア圏の言葉以外に欧米各国の声が聞こえて来ます。

2人乗りコースター

チケット購入の列が短くなりません。2人乗りコースター往復券を購入します。

アトラクション的な要素があるので、人気なのでしょうか?滝までは歩いても行けるようです。

メッサーシュミットKR200.

前後に乗車するスタイルは、ドイツの旧車、メッサーシュミット・KR200のようです。

※大柄なドイツ人が縦に並んで乗車しても大丈夫なユーティリティをこの小型コンパクトの設計で実現しているところが優秀です。2サイクルエンジンに、ハンドルはバイクのように一文字で、前輪が2つ、後輪が1つの三輪車です。
Messerschmitt KR200

Messerschmitt KR200は、軍用航空機メーカーが作ったのはフォルムデザインでわかる。

日本でレストアして乗るには、パーツ集めもさるところながら、飛行機メーカーらしい上部の屋根部分が透明樹脂ですので、そこの修復は大変です。趣味としては、精度の高い1/18のダイキャストモデルで我慢ですかね!

話はそれましたが、このコースターはブレーキバーでスピードをコントロールしますので、前方がつかえない限りスピードは慣性で落ちていく感覚です。今日は混み合っているのでかなり自制しましたが、スピードはジェットコースターというよりも速度を制御するという意味ではバイクという感じです。

水量も豊富で人気があるのもわかる気がする。ファミリー層が多い。

滝の中間まで登って行けます。

おおよそ全景はこんな感じです。ここでも人の多さで疲れが出てきます。

Datanla Waterfall

水量も充分あって見応えはあります。

登りのコースターの待っている列は、4列になったり5列になったりと何だかわからない、どこが本来の並びなのか横入りも自由で待ち時間30分程度。この滝の見学時間より長い感じがした。

竹林禅院に移動するも、人の賑わいは変わらないくらい訪れる人が多い。ベトナム国内でも最大規模の仏教の禅寺として参拝者が多いのもうなずけます。

Truc Lam Temple

チュックラム禅院に人はあつまります。

入口に入ってすぐに、寺院入場のため「サロン(腰巻き)」を借ります。同じショートパンツの長さでも、かなりの人がそのまま入っていたようですが、正規には、肌の露出は行けないと言う事で借りることにします。

インドネシア・ジョグジャカルタのボロブドゥールやソロ駅からタクシーチャーターで向かったチュト寺院とスクー寺院以来の「サロン(腰巻き)」です。

チュックラム禅院の参拝が終わったら、このサロン(腰巻き)は必要がなくなります。ここダラットの気候もありますが、スラックスを履いている人も多いようです。参拝を目的として来場する人は、ほぼ肌の露出を抑えていまいした。

中に入ります。室内では撮影禁止のマークはありますが、入り口からの撮影は許可されました。

たくさん観光のにわか参拝者も訪れていますが、敬虔な信者さんの邪魔にならないように参拝します。

境内には、ダラットらしく花畑が作られて手入れされています。海外からの観光客も興味を持って見ています。

Tuyen Lam Lake

竹林禅寺の門です。ここからチェンラム湖畔へ通じる道へ

Truc Lam Monastery

チュックラム(竹林)という意味だそうです。竹林禅院

湖畔へやってきました、雲行きが怪しくなって来ています。通り雨でならいいのですが・・・

Tuyen Lam Lake

チェンラン湖では、屋形船の運行とボートが貸し出しされています

ダラットは丘陵地帯にあり、街のなかにいくつもの坂があり、生活する上で高い建物もいらなかったし、道路の中央には花で彩られて普段は交通量も少ないのであろう。それ故信号も無いのに、交通法規が守られている。

そして、多くの坂道のある場所では人力としてのシクロも需要が無かったように思われる。暑いベトナムに取っては、ここダラットは確かに保養をかねて訪れたい場所なのだと思う。

阮(グエン)朝、バオダイ皇帝の別荘へ

パレスⅢと言われる皇帝の別荘は、Bao Dai Summer Palaceと言われるように、ダラットの温暖な気候(日本では軽井沢)を使った避暑地的な役割があったのであろう。

敷地内に入っていくと、ちょっとした屋台の並びに「鷲使い」が現れる。

Bao Dai Summer Palace

鷲使いのパフォーマンス?

外観を見ると別荘としては、身分として贅沢にお金を使い作りそうだが、どちらかというと機能美を考えて過ごしやすさを重視したのかなと思う。

Bao Dai Summer Palace

皇帝の別荘なのでお城を想像してしまうが、かなり質素に・・・

室内のフロアは土足で汚れないような配慮を求められる。

Bao Dai Summer Palace

入る時は、靴に専用の布カバーを付ける

外観に反して、内部の調度品や家具は、何か現代のインテリアにもマッチするような物が多い。好みの家具が置いてあった。

バルコニーに出ると庭園があり、このバオダイ皇帝の別荘の敷地も花に囲まれ手入れされています。

ボタニックガーデンのように、花が植えられているのでしょうか?

植物や花の庭園に興味がある人は、ダラットの街の見方も変わるぐらい、花の都市のように感じます。

Botanic Garden

時期によって咲く花の手入れをしているのでしょうか?

衣装のレンタルして、記念撮影ができます。変身願望をかなえます。

レンタルした衣装を着るお嬢さんの写真を撮らせてもらいます。まわりの皆さんに人気でした。

この衣装を着て観光撮影用でしょうか?馬車が待機しています。

一通りバオダイ皇帝の別荘を見たことになります。

Da Lat Market

これから行くダラット市場では。様々な切り花が販売されています。

優雅に滞在中のホテルの部屋に飾るなんてしてみたいものです。旅行期間が短く限られているので、なかなか手に取ることはできません。ヨーロッパ型の長期バカンスならそんな余裕も出てくるのでしょうか。

ダラット市場で何を買おうか?決められない!

遅めの昼食をとったあとは、ダラット市場です。

Da Lat Market

生鮮野菜からドライフルーツやアーティチョーク茶などコーヒー・ワインなど雑多

ダラットの野菜や果物は、ベトナム国内においてブランド野菜となっていて、他で収穫される物より高価で取引されています。ここダラットでは、フランス人の別荘が建ち並んでいるので高級な食材市場として発展しているのでしょう。

日本でも、ベトナムのダラット製のワインは有名になっていてニャチャンでもダラットワインを扱っている店がありました。ワインの醸造が発展したのは、フランス人の居住区が多いからかも知れません。マルベリー(桑の実)入りのブレンドが特徴のようです。

Da Lat Market

何でも扱っている店が多いので、目移りします。一つひとつの量も多いです。

果物としては、イチゴは店頭に並んでいるところが多いようです。買い求めて行く人も多いです。

Da Lat Market

キレイに並べて販売しています。どのくらい時間をかけて並べるのでしょう?

ハノイでも見た、天秤棒スタイル。これは、なんとなく近寄ってきて持たせ、写真を撮らせてお金を要求するという人では無く、本当の行商でしょう。

Da Lat Market

ハノイ以来、久し振りに見た天秤棒の行商。

ダラット市場の外の店です。雲行きが怪しくなってきましたが、パラソルひとつで販売しています。一度雨が降るとシトシトと降ることはなくザーっとくる大雨です。今の時期は、数分後には止んでしまいますが・・・。

Da Lat Market

市場と言えば、場外市場に魅力があります。自炊しながらの滞在なら見て回りたい。

とにかく、東南アジアの市場はパワーがあります。絶対買いもしない私達にも声をかけてきます。

ダラットと言えばバラの花。

ダラットではバラが花有名です。写真の花束は日本で買う金額の1/10以下だそうです。相方も帰国まで5日以上あれば買って行きたい、と言うくらいお花好きには天国のようです。これから、最後となるフラワーガーデンにいきますが、雲の流れから雨がポトポトと顔に当たります。

これから、強い雨が降って来そうです。昼食を食べている間も一雨ありましたので、急いで車に戻ります。フラワーガーデン内は屋根が無いことで、急遽ダラット駅に行くことにします。ここなら、急なスコールでもなんとか通り過ぎるまで雨宿りができます。

ダラットは、ニャチャンに比べて気候がまったく違っています。1500mほどの高原にある街と言うこともあり、今日までベトナムでは雨は無縁でした。それでも今の季節は寒くはないですが、気温差はありますので体調にきを使います。

それでも、ここに来ると何か他のベトナムにはない雰囲気を感じます。来てよかったと思います。ニャチャンからのダラットへの現地ツアーにはこんなのがありました。

iconニャチャンの旅に色を添えるダラット日帰りツアーiconは、飛行機でダラット「リエンケオン国際空港」に来るよりも、効率的に観光できます。

思いがけないコーヒー豆クオリティの店がダラット駅にあった。

Da Lat Railway Station

ダラット駅は観光列車が走っています。

展示されているSLは、日本の車両です。乗車ステップには、「菊の御紋(菊花紋章)」が付いていました。

Da Lat Railway Station

日本製のSLです。

係員が付いて、蒸気機関の車両には「上がるな!」と注意していますが、写真撮影のため違反者が続出していました。

Da Lat Railway Station

前でも、運転席でも上って記念撮影。気持ちはわかりますが・・・。一応日本人はいないとのこと。

客車車両は、ステップから上って見ることができます。室内ドアは鍵がかかっていますが窓ごしに撮影。昔ながらの木製ひじ掛けや、木を基調としたドアなど大正ロマン風のインテリアです。

SL131-428という金属の銘板から、1930年(昭和5年)国鉄C12形蒸気機関車である事がわかります。昭和初期の車両なので、客車室内デザインは大正時代の影響を残しているように思えます。さらに調べて行くと、当初中国に送られてその後、ベトナムに入ったとのことです。

このSLはあくまで、展示用となっていて、観光列車は別にあります。この観光列車(ダラット駅からチャイマット駅間)乗車しようとすると出発時間に合わせることが必要で、ダラットで一泊するようなスケジュールでないとむずかしいかも知れません。

さらに、定員が25名に満たない場合は、運行しないそうなので、今日のようにダラット全体が混んでいるときならなんとかなると思いますが、閑散期はどうなるのでしょうか。乗車定員は80名なので、団体さんの乗車と一緒ならラッキーですね。

イチかバチか時間に合わせて、ニャチャンなどからこの観光列車の乗車を目的に、一日5往復のどれかを待つという覚悟があれば大丈夫そうですが・・・。

Da Lat Railway Station

16時台に出発する車両がチャイマットからこの線に戻って来るのでしょうか

帰りがけです。駅構内を抜けてダラット駅の正面を出たとき振り返ると、コーヒー豆を販売しているところがあります。

店内に入りパッケージに書かれた文字をガイドさんに訳してもらうと「独身用」とか「タバコを吸う人用」とか、ちょっとジュークぽいフレーズのシールが貼られています。ただ、コーヒー豆は品質が良い印象があります。

「オススメは?」とガイドさんを通してベトナム語で聞いてもらいました。

「アラビカ100%」の袋を手に取り上げて見せてくれます。

Cafe Gare Dalat

Cafe Gare Dalatで、アラビカ100%のコーヒー豆を購入

日本に帰って来て飲んでみましたが、このコーヒーかなりイイ出来なんです。

アラビカ100%の豆のままと挽いたモノを購入。挽いたのがないので、その場で挽いてもらう。その時間に、ミックス(Moka・Arabica・Culi・ Robusta)の試飲をさせてくれた。

Cafe Gare Dalat

試飲もさせてくれた。冗談のようなパッケージに似合わずCafe Gare Dalatはレベルが高い

日本では、コーヒーは世界第一位の輸出国のブラジルは有名だが、第二位のベトナムも忘れてはならないように思う。特にダラットのコーヒーは品質が際立っていいように感じている。

帰国後の楽しみが、ひとつ増えた。ベトナムコーヒーにはチープなアルミ製のドリッパーがよいと感じていた。ただ、コーヒーを何度も落として馴染んできてからが本領を発揮する。

それならば、少し高級なステンレス製のドリッパーを用意しておこうと思った次第。amazonで検索したら思っていたものが見つかった。

これから、2時間半ほど車に揺られてニャチャンへ戻る。外は大粒の雨と風が出てきた。バイクのカップルは、雨具を着て走り続けている。明日からは、仕事なのだろうニャチャンまでの長距離をこの天候のなかこなしていくのだろう。

ダラットの地形にもよるのだろうが、今回ベトナムで初めての雨である。ニャチャンに近づくと今までの雨が無かったかのように晴れ渡っていた。

つづく・・・

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