11.タクシー1日チャーターで、秘境ヒンズー教の霊峰のチュト寺院とスクー寺院へ【その2】

クメール遺跡ボロブドゥールの旅【7-2】Apr 28, 2016~May 04, 2016

これから行く、ラウ山(G.Lawu)は標高3,265mでヒンズー教にとっては霊峰である。この時代イスラム教の支配が強くなってきたとき、逃れるようにこの山岳地帯に2つの寺院を残すことになったとか。

コミュニケーションがとれないドライバーにイヤな予感が・・・

タクシードライバーは、年配者だった。と言っても私より若い気がするがどうだろう。こんな時つらいのが、スマホ翻訳会話やGoogle Maps などで話題を作れない事である。
運転が比較的慎重なので、安心して乗っていられるのは、この東南アジアでは珍しい。

郊外に入ると渋滞が無くなり、なんとなく前後の車が同じ方向を目指しているように感じていた。
「この山の斜面で、何か作っているよね!」ドライバー側の後ろに座った相方が、この車に乗って始めてしゃべった。

※この標高の斜面を使っての畑作地帯が広がっている。

※この標高の斜面を使っての畑作地帯が広がっている。

「さすがに、この標高まで上がってくると、寒く感じる・・・さすが山の天気は変わりやすいのは日本と同じだ。」と普通の人が聞いたら、まったく意味不明な補足をつけて返した。

『何を言いたかったと言えば、ここまで高いところなら、インドネシアでも標高の高低差によって亜熱帯地方にみられる植生とは、違ったものが作られているだろう』と言いたかった。相方は、このチンプンカンプンの意味を解したに違いない。それが夫婦のいつもの会話のテンポだからだ。

標高の高さから温度も違う、天候も変わる(山の高さと温度の関係)

思ったよりも、集落があり集中して農業が行われているように見える。(確信はないがお茶畑のようだ。ドライバーに聞こうかなと思ったが、英語はほとんどダメみたいなので、ダメ同士なら収拾がつかなくなるそんなこと何度も経験している)

※牧歌的な景色の中に、環境の厳しさを感じてしまう。

※牧歌的な景色の中に、環境の厳しさを感じてしまう。

ソロの駅に着いた時は天候は晴れで、いつものジョグジャカルタと変わらない。それがここまで来ると、天候も気温も違う。100m標高が上がると0.6℃下がるから、32℃がある標高200m地点と比べると、単純に2,200m地点位だと20℃という温度になるし、スコールが来ればもっと下がる。風が強ければ体感温度はもっと差を感じるはず。

趣味の登山で置き換えると、気温差がきびしい環境で登る事になるだろう。

このラウ山は、3,000m級超だから、山頂付近はもっときびしいだろう。

舗装はされているが、荒れている坂道の高度を上げていく。ドライバーは、もしかしたら、あまりここには来たことが無いのかもしれない。枝分かれの道の前の店で何度か場所を聞いて確認していた。

荒れた道路をひた走ってチュト寺院に到着

最後の細い直線の坂道の車道を上りきると、チュト寺院である。思ったよりも人がいる。駐車場に入ると「5,000Rp」だと言われてこちらが出す。

※信頼のトヨタ車・自慢らしい!

※信頼のトヨタ車・自慢らしい!

見学の間はここで待っていてくれと英語で言うが、「当たり前だろう」という雰囲気であった。(一応車種とナンバーを保存)

※25,000Rpといっても200円位

※25,000Rpといっても200円位

「サロン(腰巻き)」はお布施のようなこと

入場に、25,000Rpを払い、腰巻きに使う「サロン」をつけるように指示される。周りに合わせて金額を払う。意味合いとしては、お布施のようなモノなので流れに従うことにした。

ひとり一人、きれいに巻いて結んでくれる。 ここからは寺院まで登りである。

まず、ネット環境を整える。スイッチを入れると3Gの電波は届いているようだ。タクシーの車内で見ていると、何度か圏外になるのでOFFにして置いた。

※少し前まで、雨がちらついていたのか、路面が少し湿り気があrった。

※少し前まで、雨がちらついていたのか、路面が少し湿り気があった。

それにしても、デートスポットかのようにアベックが多い。暦の上でも日曜日というのもあるのだうか。

※ここもデートスポットなのかな?来るときバイク二人乗りも多かった気がした。

※ここもデートスポットなのかな?来るときバイク二人乗りも多かった気がした。

ヒンズー教は偶像の崇拝なので、こんな面白いポーズもありました。

※あの有名なルーティンのポーズに似ていませんか?

※あの有名なルーティンのポーズに似ていませんか?

ここでは、ガイドブックにもよく使われていますね。角度を変えてパチリ!サークル内に入らないように、鎖をまわしてあります。

※シヴァ神のリンガ(男性のシンボル)

※シヴァ神のリンガ(男性のシンボル)

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スクー寺院の方がエロティックと言われていますが、こちらも所々負けてはいないようです。

男性のシンボルを祀ってあり、人々が拝んでいましたがどのような意味があるのかわかりません。画像は撮ってきましたが、そのまま(想像のまま)なのであえてアップしません。

スクー寺院は修復中!

一通り見た後は、来た道をもどってスクー寺院に行きます。GoogleMapsで調べたら、30分かからないようです。

※GoogleMapsより。こんなルートで行くようです。

※GoogleMapsより。チュト寺院からは、こんなルートで行くようです。

駐車場に戻り、巻いていたサロンを返却する。

いよいよ、別名エロエロ寺院と言われる、スクー寺院へ。

前を走るRV車がよけ損ねた轍(わだち)の大きくえぐられた穴に、タクシーのタイヤが落ちた。

シャーシーの下から大きく突き上げられる振動と音。それに続いて「バッキ!」という金属音。

タクシーのドライバーの表情が一瞬曇った。そして「あっ!」

『インドネシアも「しまった!」と発する声は、日本と同じだ・・・』と思っていたら、すかさず相方が

「どこか壊れたんじゃない」

「きっと、後付オプションか、何かのサイドステップだと思う。ガタガタいっているから、破壊したか、ボルトが外れたかかなぁ。」と私は冷静に分析していた。しかしドライバーの心情を考えると、『早く目的地に着いて確かめたい・・・いやいやこの客いなけりゃ、すぐに止まって確かめたいところだ!』と言っているような表情である。

タクシードライバーに観光知識はなし

20分ほどで着いたのだが、駐車場にとめるなり何か素っ気ない。入口は少し登ったところだと言うので、行ってみると見事に「出口」である。仕方が無いので、元に戻ると下の方に受付が見えるじゃないか。

『まったく・・・もう~、車を心配してるからだよな?それにしても、彼に観光案内は無理かもしれないな。今回のチャーターは外れか・・・』

受付で、先ほどと同じ25,000Rpを払い。お布施のがわりだと思えるサロンを巻いてもらう。チュト寺院に比べてほとんど人がいない。ヒマそうな雰囲気のなかで、そこのスタッフから突然英語で声がかかる。

インドネシアでは、「日本人か?」とよく声をかかられる

「ジャパニーズ?」と聞かれたので、そのまま同じく返事した。

そうすると、少し前まで、日本で仕事をしていたそうだ。相方と私達の話声を聞いて、日本人と見当をつけたようだ。

東南アジアを旅すると、ところどころで日本で就労した経験者に出会う。それだけ、日本語を理解する人も多いということだ。だから、日本語だからと変な批判などは、絶対言ってはいけない。日本語なんかわからないと思っているのは、日本人くらいかもしれないからだ。

入口を英語で聞くと、「ENTRANCE」の看板の方向を指をさして教えてくれた。

※ENTRANCEって書いてあるじゃ無いか?

※ENTRANCEって書いてあるじゃ無いか?

Blogとかで事前に調べてあったんだけど、半年前くらい前から修復中のようでした。作業が進んでいるかなと思い、淡い期待がありましたがまだまだ時間がかかりそうです。

※見事に修復中でした。今日は日曜日のためか作業もやっていません。

※見事に修復中でした。今日は日曜日のためか作業もやっていません。

寺院の周りに配置されているヒンズー教のレリーフは、修復中の本殿を見ないとしてもキレイに残されているようです。正面の亀の石像彫りは神の化身でしょうか。

※馬蹄形のレリーフが印象的

※馬蹄形のレリーフが印象的

完全に上部の石組みをやり直しするような、一度外したものがおかれているようにも見える。

ここが、完成したならスクエアな形からマヤのピラミッドのような雰囲気があります。

※ボロブドゥール遺跡でもあった石のパーツ。パズルのような組建てをしていくのか!

※ボロブドゥール遺跡でもあった石のパーツ。パズルのような組建てをしていくのか!

さすがに修復中は人気がないのか

色々な写真を撮りおさめたあと、先ほど一番最初に来た「出口」に。その手前にサロンの返却箱があり、キレイに畳んでおいて来た。ここは、このような状態で人気が無いのか、言葉で判断すると韓国のカップルと中国系のグループがいたくらい。

地元のインドネシアの人は見なかったから、修復中のところにはあえて来ないのかもと思った次第。

ダリル・ハディのバティック博物館に行くはずが・・・

市内に戻って、ダリル・ハディのバティック博物館へ。

そしたら、ダリル・ハディの店舗につれて行かれた。館内でミュージアムを聞くと、こことは違うという。ドライバーに、現地の言葉で説明してもらい、了解したような感じだったので、すぐに移動。

ところが、ぜんぜんわからないようだった。道をぐるぐると探すのだがわからないらしい。

GoogleMapsでは、かなり近くに来ているはずなのだが・・・。

観光案内所で聞けっていうこと?

突然、道路から建物に入って行くので、やっと見つかったのか。

ところが、「観光案内所」である。ここで聞いてこいということらしい?

『これは、失敗だな?』と思っていると相方がすかさず言う。

「観光案内所と書いてあるけど、どうすればいいの?」

「ここで聞いてきてくれってことのようだよ」

閑散とした案内所で、地図を見せながら 「House of Danar Hadi」の書いてある場所をしめした。説明を受けるが、徒歩で1~2分で隣の建物のような感じである。

ドライバーもどこかに車を回していたので、面倒なので徒歩で周辺を探してみたが見当たらない。もう時間も無くなってきているので、スケージュールの最後のインドネシア料理レストランへ変更すると伝えた。(何度も見せている手帳を見せて、OKと頷いている・・・本当かよ!・・・)

インドネシア料理を食べたい私達とフィニッシュと思っているドライバー

それが、とんでもない顛末になろうとは・・・

その時、何だか疲れていて呆気にとられていた。

本当の予定は、「ラーマヤナ」で食事をして王宮も近いし、ここでタクシーを降りて、最悪ベチャか何かで駅に戻ればいいかな、と思っていた。バティック街もあるして、街並みの散策してもいいかな、そんな風に思っていた。

ところが、乗車して12分ほど過ぎて起こった。

駅に到着してしまったのだ。その前に駅の進入時に駐車料金も請求されてだ。(こちらの車でもないのに、腑に落ちない)

『あっ!と声をだした時はすでに駅の進入ゲートの前。少しコミュニケーションが取れていれば、「違う」と言ったのだがもう面倒になった。』と瞬間に。

「駅じゃないの!!!!」と相方が騒ぎ出す。

尋常じゃない雰囲気なのに、ドライバーは一向に気にしていない。駅へいってくれと思い込んでいるからだ。

「もう面倒だから、駅に一度入って帰りの便を確認しておこう。そして、もう一度駅を出よう」とはっきりと車内の中で日本語で会話した。

※無事?にソロ駅に到着。よしとするか。

※無事?にソロ駅に到着。よしとするか。

さらに、追い打ちをかける。駅の構内が改装中か何かで、ほとんどなにもない。

※パンとコーヒーの店があったが、飲食関係はほぼ無しだった。

※パンとコーヒーの店があったが、飲食関係はほぼ無しだった。

駅の周辺には、何も無さそうだ。そこら辺で、パンとコーヒー屋に入って少し腹ごしらえをしよう。

※店内で食べようとおもったが、満席状態でテイクアウトした。

※店内で食べようとおもったが、満席状態でテイクアウトした。

焼きたてのようなパンと、アイスコーヒーと相方はカフェラテを注文して、60,000Rpだったから500円位。ここしか飲食がないので混み合っている。

帰りの発車時間を確認すると、すぐにあるようなので

もうすぐ改札が始まる。素直に17:00の帰り便を待つのが得策だろう。

※1番の窓口で購入

※1番の窓口で購入。改札はかなりの混雑。

改札が始まる。往路と同じく座席指定はない。

※帰りも同じく8,000Rp

※帰りも同じく8,000Rp

※復路の汽車は、往路に比べて、車両が古いように感じる。同じ料金とは思えない。

※復路の列車は、往路に比べて、車両が古いように感じる。同じ料金とは思えない。

復路の列車は長椅子タイプ、通路も座席の混雑振り

今回の車両は、対面の長椅子タイプである。ここの駅でもうすでに、通路に座り込んでいる。まだ出発の5分ほど前だ。

※東南アジアの汽車の車内の雰囲気満載!

※東南アジアの汽車の車内の雰囲気満載!

終点、トグ駅に到着。東口に出口なし?

駅に留まるたびに乗客は増えて通路で座り込む。この満員電車ならぬ汽車に、また旅の哀愁を感じていた。ソロ駅で乗り込んだ時の空の明るさは、トグ駅に着くと夜になっていた。

「お腹すいた」と出口の案内掲示板をみて、ほっとした気分から出てしまう。

「東口からは、出られない見たいよ?」と相方が言う。

※ジョグジャカルタ駅に帰ってきました。

※ジョグジャカルタ駅に帰ってきました。

「結局、南口からなら遠回りだな」(5分で着くのに、15分かかると唖然とする)

「ベチャ、乗らないかの攻撃受けながら、ホテルまで歩くわよ!」と相方が言う。妙に元気がいい。そして続けて、

「ホテルで食べない、夕食。昨日も見たけど結構レストランで食べているのよね~」

「ハイ、賛成!ビールが飲める。。。飲めるぞ!」

と急に元気になるのだった。

結局、ホテルを選んだ場所も列車に乗ることを考えると意外にも不便であった。素直にマオボロ通りオがある南口方面の宿泊場所にすれがばよかったように思えていた。

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つづく・・・

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