廃線路アプトの道をテクテクと。Sep 19,2020~Sep 22,2020 【3】
高崎駅から横川駅は概ね1時間に一本です。この人の多さを目の当たりにすると、この写真の一本前の13:57着の電車で到着しておいてよかったと思います。横川14:57着の電車が到着すると、もっと多くのギャラリーがホームにいました。
峠の釜めし本店で昼食
シルバーウィーク期間とあって、この小さな駅周辺も混雑しています。駅に電車で訪れる人だけでなく、まわりを見るとマイカーがその大半が占めているように思います。新型コロナの影響で、公共の交通機関を使うよりも安全性が高いと思うからでしょうか。
横川駅に到着すると、SLはもう停車していました。人が少ない間に写真を撮って駅の改札を一度でます。こちらに来てからモバイルSuicaの調子が良くなくて設定を見たり再起動したりしましたが改善されません。
一度改札にタッチしても無反応になりスマホの画面を表示してタッチするとOKだったりします。この横川駅でもその症状が出たのであせりました。
不具合を調べてみると、「おサイフケータイの画面ロック中はOFFにする」が「ON」になっているというので調べてみましたが、問題がありませんでした。また、nanacoなどの決済では問題がありません。
目を引いたのは、釜めしの顔でもある歴代の「掛け紙」です。
待つこと8分程度、急に人の入れ換えがあったようで待ち時間というほどではなかったです。しかし、私達が席についても、人が途絶えることもなく続いていました。
ドライブイン「おぎのや横川店」へは、徒歩でも10分かからないでドライブイン「おぎのや横川店」に行けるようです。本店が混み合っていたので、そのような会話が聞こえていました。
多くの人が食べ終わった釜めしの益子焼の容器を持ちかえられますが、なかなかの重量で、札幌までの帰路を持ち歩く自信がありません。
本当にご飯も炊ける容器なので使い道はたくさんあり、その一つの例として昔、祖父の家では「梅干し」入れに長い間使っていた記憶があります。
SLぐんま よこかわの乗車時間です。
ホームではすでに盛大なセレモニーが開催されていました。群馬県立安中総合高等学校の和太鼓部の演奏は、蒸気機関車の汽笛に負けないくらいにずっしりした音圧を身体に残します。
最後尾に目を移すと「ELぐんま よこかわ」が連結されています。
ホーム側から撮影すると、ELぐんまよこかわのヘッドマークが存在感を醸し出します。撮り鉄でもないし乗り鉄でもないのですがこのような車両が息づいている姿は圧巻です。
先行する高崎行きに乗車すれば、34分の所要時間で高崎駅に到着します。かたやこれから乗車する「SLぐんま よこかわ」はその区間を1時間03分かけて運行していきます。この信越本線も横川駅から軽井沢へのルートが途切れたのも、上越新幹線の開通によって目的地へより早くが理由の一つとなったのでしょう。
この横川駅に来る人の大半が自家用車(マイカー)などで訪れる人が多いのも時間と自由度を求めているのだと思います。
全席指定で、連結車両の長さは特別列車にふさわしく優雅さを感じます。
燃料の石炭を満載しています。ボイラー蒸気の白煙と燃焼煙突からの黒煙のコントラストが力強さの源です。
午前中は雨のようだったにも関わらず、こんなに晴れて気持ちのいい天候に恵まれました。
発車時刻に近づいてきました。指定席のある客車へ急ぎます。
車内では、乗車記念に「トレーディングカード」が配られます。
このトレカにはプレミアムのカードがあるらしいのですが、残念ながら当たっていませんでした。
車窓を眺めながら、車内販売の中からアイスクリームを購入してみました。
速度が通常より遅いので、所々で手を振ってくれる姿を見かけます。それに答えるのが忙しくて・・・。
この速度が人と人との距離を縮めてくれています。早いが正義と捉えられやすいですが、この「SLぐんま よこかわ」を通して適度な早さに温かみがることを教えられます。
横川駅に飾られるパネルで信越本線は135年の歴史があり、これからも長く続く事を誓っています。
明日9月21日、また「アプトの道」のトレッキングの為に横川駅に再び降りる予定です。
いよいよアプトの道の往路へ向かいます。