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【留萌本線】廃線予定の線路上にある「明日萌(あしもい)駅」に行ってみた。

明日萌駅(あしもいえき)/恵比島駅

明日萌駅(あしもいえき)/恵比島駅

あしもい駅も上り手前駅「ほろなか(実際の駅:真布駅-秘境駅)」も下りの次駅「ましべつ(実際の駅:峠下駅ー秘境駅)」も現在の留萌本線で当てはめると架空駅です。

留萌本線と留萠鉄道のあった恵比島駅は石炭産業の物流を担っていた。そして留萠港は積み出し港として栄えた。

留萌本線と留萠鉄道のあった恵比島駅は石炭産業の物流を担っていた。そして留萠港は積み出し港として栄えた。

廃線となった留萠鉄道の「恵比島・本通・幌新 ・袋地・新雨竜・宝沢・太刀別 ・昭和」という炭礦(こう)線のどこかかもしれません。

1999年(平成11)に放映されたNHKテレビ小説『すずらん』。その舞台となった石狩沼田町にある本当の恵比島駅に作られた架空の駅舎です。昭和初期の当時「留萠鉄道」の駅を再現したとされ、プラットホーム沿いに、実際の駅舎とともに保存されています。

またひとつ「本線」の存続不可というニュースに触れて

留萌本線から「明日萠駅(えびしま)」が無くなる。

留萌本線から「明日萠駅(えびしま)」が無くなる。

留萌駅から深川駅を結ぶ留萌本線が廃線予定という。深川~恵比島間の沿線(沼田駅)までと、留萌市との温度差となっていてJR北海道の全線廃線の提案との間で摩擦が起きているとニュースになっていた。

そうした中で、2023年3月に石狩沼田~留萌間を廃止し、段階的に東側の深川~石狩沼田間も3年程度の期限を設けて、2026年以降に廃止するというプランが現実味を帯びてきた。

JR北海道が提案していた留萌線50.1kmを段階的廃止を2022830、沿線自治体会議において廃止受け入れの合意をしました。

この沿線の鉄道利用者でもなく、鉄道マニアでもない私にとっては他人事(ひとごと)ではあるのだが、公共の乗り物が無くなってしまうと「旅」が随分面白くなくなってしまう。

さらに、バスの代替え運行と聞こえのよい言葉で廃止されますが、日本の少子化とともにバスの運転手のなり手の問題も同時に浮上していますし、2001年当時、10代~20代の運転免許取得者が約1700万人いたのが、近年1000万人まで少なくなっています。

物流のドライバーが減っていく傾向と公共交通の在り方のコストを図る事はできなくなっていると思います。

自動運転があるじゃないか、と言われそうですがその仕組みをインフラへ投資できるかも問題になるかもしれません。

また、留萌本線の下り終着駅が「留萌駅」ですが、この廃線の議論の決定打となったのは、早々にこの駅を持つ留萌市が話し合いに参加しなくなっていたことと石狩沼田駅を主管する自治体の沼田町が存続を希望していたことの対比が重要だった言うことだと思います。

話を戻します。

あいもい駅へルートの決定

札幌駅からJR函館本線で深川駅を経由して「恵比島駅」へ。

ここから、

ルート1,日帰りなら13:51分の恵比島駅発で札幌駅へ帰る。

ルート2,同じ方向の留萌駅行きに乗るには4時間待ちで、留萌で一泊する。

ルート3,日帰りと同様13:51分の恵比島駅発で、秩父別駅へ。駅から徒歩5分(公式サイトで駅からの徒歩時間記載なし)のシルクの湯・黄金の湯で有名な温泉へ一泊。

と考えたけど、

結局選んだのは、高速を使って2時間かけて恵比島駅へ行き、日帰りを選んでしまう。それは、この駅の周辺に見てまわるところがないか、交通機関が少ないからだと思う。

窓からの光が反射して見にくいけで、JRを使った場合の選択肢は少ない。

窓からの光が反射して見にくいけで、JRを使った場合の選択肢は少ない。

理由としては、つながりのよい時間帯でも1時間半弱、待ち時間2~3時間は、何か目的が他にないのが難点となります。

産業遺構として近くに「日本ケミカルコート」の建物があるが、容易に近づけるような整備がされていないのは致し方ない。と言うのも、ここは旧留萠鉄道本社だったというので由緒ある場所とも言えるが管理維持には大変な予算が必要だし、地権者や持ち主の問題もあるかもしれない。

結局、鉄道を使わずに車で行くということになってしまします。北海道の観光ガイドブックに目を通すと、ここもあすこもと盛りだくさんなので、それを巡るとなるとどうしてもマイカーとかレンタカーとかになってしまします。

「すずらん」撮影時のセットが今も残っています。

駅舎内には入れませんでしたが、雰囲気でています。

駅舎内には入れませんでしたが、雰囲気でています。

大きな駅前広場となっています。写真の右手の蒲鉾形状の建物が本来の駅舎で、車掌車を改造したものであったため撮影時に、木のサイディングが施されていて時代背景を作っています。

車掌車(緩急車)を改造した駅舎を撮影のため木のサイディング。

車掌車(緩急車)を改造した駅舎を撮影のため木のサイディング。劇中では駅トイレ

旧黒瀬旅館を改装して使われドラマでは 「中村旅館」として登場します。こちらも観光案内所として使われていたようですが、行った当日は鍵がかかって内部を見ることはできませんでした。

ドラマでは「中村旅館」

ドラマでは「中村旅館」

旅館の全景を撮るにはこのような角度の方がいいように思いますが、視点を変えるとこんな見方があります。この駅舎から出た駅前には、こんな凝った仕掛けをちゃんと残してありました。当時のドラマの時代再現には脱帽ですね。

最近では、地下に埋設させたり、時には無線という事もある通信用の電信柱(架空裸線路支持柱)で通称「ハエタタキ」と言われるセットがありました。写真の撮り方としてはこの辺からのアングルが正解のようです。

ドラマスタッフの並々ならぬ拘りを感じます。

ドラマスタッフの並々ならぬ拘りを感じます。

駅長官舎もセットとして建築されて、現存しています。

以前は、木造の塀があったようです。こちらも室内には入る事はできませんでした。

駅長の家での撮影はスタジオで行ったとのこと。

駅長の家での撮影はスタジオで行ったとのこと。

NHKテレビ小説『すずらん』(のちに映画化)された、留萠鉄道ですがこの鉄道会社(子会社:※三和興業)は、北海道や雪国の鉄道維持に欠かせない「除雪車両」ディーゼルラッセル機関車の開発で有名です。

※三和興業は、のちに2018年まで「株式会社日本除雪機製作所」として、その後川崎車両傘下「株式会社NICHIJO」となっています。鉄道車両以外にも、札幌市の道路除雪をしている道路除雪車や高速道路用の高速型除雪車などを開発しています。除雪車両ってガンダムのようなロボット設計のような技術の塊なんですよね。

恵比島駅前というバス停を発見。町民バスとして運行されているようです。

JRでこの恵比島駅で下車した場合の「ルート4」が見つかりました。

そこで幌新温泉で一泊するというものです。ほたるの里としても有名なのでこの時期、休日前の予約は必須だと思います。この温泉エリアにはキャンプ場もあります。

町営バスの停留所は、中村旅館の向かい側にあります。幌新温泉行き

町営バスの停留所は、中村旅館の向かい側にあります。幌新温泉行き

JR恵比島駅が13:51分着を使えば、恵比島駅前14:00発の町民バスに乗り継ぐ方法があるようでした。ここの滞在時間が短いのは気になりますが、明日萌駅での撮影や見学を手短にすると可能な時間だと思います。

ここから乗車すると、町民バス(幌新線)で所要時間7分で、幌新温泉バス停に到着です。

将来(来年3月ころ)廃線になった後は、このバス停の存在するのか微妙ではあります。観光資源をして整備管理をしてくれる事を願うばかりです。

大きな鳥居が印象的、でも神社跡ででした。

バス停からの中村旅館正面入口

バス停からの中村旅館正面入口

駅前の通りは、恵比寿神社へ一本道でつながっていて、大きな鳥居が構えている様子がわかります。さらに、道路も整備と清掃されていて神社の道として期待をしてしまいます。

恵比島神社鳥居は、ドラマセットではありません。

恵比島神社鳥居は、ドラマセットではありません。

小さな恵比寿川(石狩川水系)に架かる神社橋を渡ってすぐに石段が見えてきます。

階段付近までくると草木が鬱蒼と茂ったままで手入れもない参道になって行きます。

階段付近までくると草木が鬱蒼と茂ったままで手入れもない参道になって行きます。

少し平地になると「何もない・・・」と相方が言います。ドラマのロケ地を示す看板が、無雑作なまま地面に置かれ、その周りは何か焼いたような跡があります。

社殿の跡でしょうか、名が刻まれています。

社殿の跡でしょうか、恵比寿神社新築寄附者芳名と名前と金額が刻まれています。

きっと祠はどこかに移動したように思えてきます。調べて見ると2015年10月23日に沼田神社と合祀とあります。その理由として、日本の少子高齢化による問題点と同様で、恵比島地区の方々の高齢化や人口の減少です。

社殿があったと記録に残っているようなので、維持していくことが困難な状況が、留萌本線の存続と同じ理由がリンクして悲しくなってきます。

恵比寿神社跡は小高い丘に位置していました。帰り道参道から眺めた景色は、この明日萌の原風景が見えてきます。それだけでも登った甲斐がありました。

旅客という鉄道から防衛資源としての鉄道へ

JRという民間企業が算出した数字のみで鉄道路線の存続を考えると、赤字路線を運行することはどれだけ国民の血税で補填されているのか、という論調になりやすい。

それだけで試算すると北海道の鉄道網は、都市圏のみが存続して路線がつながらず廃線となってしまいます。

今回の留萌本線も留萠鉄道からの炭鉱という石炭産業で発展した路線なんだと思う。

そう言う点では、産業用線路であり無駄に敷いてきたわけではないと思う。それが衰退すると人が減り(郊外化)、今の少子高齢化問題と相まって廃線となって行くのだと思います。

しかし、近年日本を取り巻く国際情勢は変化していて、ウクライナに起きた軍事侵攻を見ても危機迫る状況といってもいいように見えます。戦後77年余りの平和憲法でも無抵抗でいられるはずがありません。

鉄道全体を国会の場に持ち込む時代だよね!

鉄道全体を国会の場に持ち込む時代だよね!

特に、北海道の場合は、ウクライナと戦闘状態にあるロシアの主張する領土と隣接する日本固有の領土である北方領土があり問題を多く含んでいます。それは、未だに解決できない状況を作り出しています。また、北を向けば宗谷海峡をはさんで樺太があり、8月15日の終戦のにポツダム宣言後も日本へ進行を続けた過去があります。

そこで、

これまで、産業鉄道として発展した鉄道網をもう一度、防衛のための鉄道として管理してはどうかと思ってます。

かりに戦争になった場合、空中戦だからAIだからと、地上配備が要らないかというと、憲法上は防衛手段増強というコンセンサスも必要になってくるように思う。

鉄道を使って物量配備で守るしかない。

鉄道を使って物量配備で守るしかない。

現在残っている「本線」を防衛鉄道網として構築しておいて、大量の戦車など陸上輸送や空輸ではできない地域へ即座に配備できるようにする。

最近の紛争地帯をみると、前線配備が早いというのが抑止力になるはずです。

北海道なら今回の留萌港へ船で運び、陸揚げ後鉄道で配備とか、廃線となってしまったが、日高本線を使い太平洋側から苫小牧港に防衛資源を陸揚げし、苫小牧駅ー様似駅へと一気に配備するなど。

北海道の北方領土との距離や他県でも隣国との近さを考える上で、今度の鉄道路線の在り方として一案を投じたいと思います。

1907年から1945年八月の敗戦に至る怒濤の40年を描く「日本鉄道史 大正・昭和戦前篇 日露戦争後から敗戦まで」は、 Kindle版で興味深く読みました。

 

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