ドンコイ通りを目指してホーチミンの旅【11】May. 02, 2017~May. 07, 2017
5月2日(火) | 札幌CTS(新千歳)発-高雄KHH着(CI) |
5月3日(水) | 高雄KHH発-ホーチミン着SGN(VN-CI Code Share)~ドンコイ通り散策 |
5月4日(木) | メコンデルタのミトー ~ ドンコイ通りのサイゴン大聖堂へ |
5月5日(金) | クチトンネルからカオダイ教の寺院へ~ベンタイン市場(ナイトマーケット) |
5月6日(土) | ホーチミンSGN発-桃園TPE着(CI)~MRT空港線に乗って |
5月7日(日) | 桃園TPE発-札幌CTS(新千歳)着(CI) |
ホテルの窓の外は大雨、きっと止むよと
ホーチミンも最後の夜となる。いつも何かと挑戦しているB級グルメというか屋台料理を口にしていないことを後悔している。
「そう言えば、屋台の料理食べてなかったわね?」と相方が雨でどこも出かけられない事を察知したかのように話しかけてきた。
「1時間もすれば、きっと止むと思うけど・・・ナイトマーケット見に行くの?」と一応食べるというよりも、雑貨品を見に行くつもりで言ってみる私。
「雨が止まなかったら、ホテルの2階のレストランで食べるという手もあるけど・・・芸が無い・・・」と言いかけてホテルのレストランメニューを見て相方は止めるのを決めたようだった。
価格の問題では無く、毎日朝食を食べているので味が不安なわけもないが、メニューが普段食べ慣れたベトナム料理というのが引っかかるらしい。私の方も少し飽きてきているのでベトナムでも少し違ったものが食べたい気持ちでスコールのような雨の様子をうかがっていた。
クーラーの空調で、乾燥するので、窓を少し開けておいていた。
外から聞こえる音が、強い雨音からドンコイ通りおなじみのバイクと車のクラクションの音が今まで以上に響いてくる。
雨が、次第に小雨になるのがわかる。雲の動きの早さもこの窓からよくわかる。向かえの歩道は人の動きが出てきてあっという間に、晴れているときの人の流れになって行く。自然に逆らわずに生活するホーチミン市民の知恵を感じた。
テレビから流れる天気予報は、曇り時々雨のような絵である。いつ降ってもおかしくないような感じなんだが、このチャンスをなくすと本当にホテルから出るのが億劫(おっくう)になってしまいそうだ。
ベンタイン市場へ行ってみる
出かけようと言う前に、相方はちゃっかり出かける用意が完了している。こちらは、どこで食事をしようかとスマホで検索しているうちに、室内用のスリッパからサンダルに履き替えている。
ベンタイン市場に行く途中か、帰り道に気に入った店があれば入る事にしようと決めて出かけることにした。こんな場合、行く途中は絶対にあり得なくて目的を果たした上で帰り道になるのが、いつもの決まったパターンである。
ドンコイ通りをまっすぐに市民劇場まで昨日サイゴン大教会へ向かった道のりをあるく。雨上がりの道は、少し涼しさを感じると思ったが甘かった。この蒸し暑さは、この程度の雨では温度は下がらないようだ。日本の ODAで進められている地下鉄工事の横を左に曲がってみる。
地図上ではレロイ通りと言うようだ。すぐにライトアップされている人民委員会庁舎が見えてくる。人気スポットなのか人気が多い。
また1998年~2000年にかけて流行ったREX HOTELの食器を販売していたレックスホテルがある。この食器はこのホテルが4つ星の時に作られて販売されていたもので、5つ星になって制作が終了したという、そのため今ではマニアの中では価値が上がっているらしい。その当時、日本でベトナム雑貨が流行っていてその流れの中で注目を浴びたのであろう。(そのホテルがこんなところにあるのかと思い見上げていた・・・)
ホーチミン市博物館をすぎて、大きめの道路を二つ渡ると目的のベンタイン市場のナイトマーケットの人の波を感じます。
人並みと搬入で大忙し、夜になると用意して設営していくので手際の良さがもとめられる。
ナイトマーケットというと、ハノイのホアンキエム湖からドンスアン市場にかけて金・土・日曜と通りが歩行者天国になり、地元の人でごった返すイメージを持っていたが、ここペンダイン市場は、観光客の方が多いように思える。
そのため、雑貨なども含めて観光用の価格なのかなという印象だった。カバンやTシャツなどドンコイ通りの歩道でも売り買いされているものから、雑貨などが売られている。一通り見たのちに気になる食事処が・・・。
新鮮な魚介類の焼き物である。テーブル席にはまだ誰も座っていなかったので、営業を開始しているのかと尋ねると手招きされる。
相方も新鮮な素材と炎の上がる調理場に圧倒されているのか、ここで夕食を食べることにしようと言う。(値段も確かめていないのに・・・)
メニューを見せられると、相方は真っ先に「カニ」に目がいっている。そこで定員が気を利かせて?・・・・先ほどの生け簀コーナーで選ばせる。
来ました!カニっ!
丁寧に、殻を割ってくれるパフォーマンス付きなので、それなりの価格になります。これが出てくる頃には、店内はほぼ満席状態です。この料理を見て頼む人達も多かった気がします。
次に出てきたエビ焼きも、丁寧に向いてくれます。
食べているうちに、雨が再び降って来た。かなり強めの音がテントの屋根に響きます。ところどころで、雨漏りがするので私達のテーブルなどいくつかを少し移動します。
通り雨のようで、食べ終わる頃には雨が上がっています。店内は雨が降ったせいでさらに混雑してきました。厨房は相変わらず忙しそうです。
料金を支払い、私と相方が席を立ったときには、雨が止んでいました。
今回はXperia Z5 premiumにインストールしている「Voice Tra」がベトナム語のテキストと音声に対応しているので、使ってみました。
この程度のどう見てもわかることを、大げさにするのも何ですがテストの意味を含めて使ってみます。日々実用度が増しています。20年の東京オリンピックまでには、通訳が必要のないレベルになるかもしれない、と思っています。
今回は通り雨だったようです。帰りはドンコイ通りと平行している先ほどのホーチミン像の前の道、グエンフエ通りを通ってホテルに向かいます。
いよいよ、明日は台北に入ります。ホーチミンはなかなか面白い街でした。
色々なところで、ベトナムコーヒーを飲んでみましたが、苦みの中に、チョコレートのような香ばしさがあって好きになりました。(ミルクと砂糖抜きで頼んでもベトナムコーヒーでした)
つづく・・・
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