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ColemanガスライターLEDライト付(LIGHTING GAS LIGHTER)編『その5』- 【30年目のメンテナンス】ふるキャン∞(Unlimited)

ガスライターLEDライト付 LIGHTING GAS LIGHTER

ガスライターLEDライト付 LIGHTING GAS LIGHTER

マントル着火用のLED付き充填式ガスライター(製造終了品)

このコールマンの専用ガスライターを購入する目的は、ガソリンやガスのランタンの着火目的以外は無いはずです。ただ、火をつけるだけなら他のライターの方が火力や防風などの性能は高いはずです。

なぜなら、直径8mmのパイプ径は、ランタン用に最適です。と言うよりもその用途以外にはあまり必要性を感じられないからです。

※結論から言うと、電池の交換・防水などにかかるコストを考えると新しいガスライターを購入するのがオススメです。
ランタンのグローブ(ガラス)を装着したままマントルの着火に使うので、強い火力は必要ありません。

それを、他の用途に使うことが多いほど、この「Coleman LIGHTING GAS LIGHTER」の評価が厳しくなります。

LEDライトが必要かという事に関しても、星の輝きが降り注ぎ・月の明かりだけが光源のキャンプで、夜になってランタンに火を灯す時、焼き入れしたマントルを突き破らないように点火するには思った以上に便利なアイテムだった事を覚えています。

ランタンは暗くなってから使います。

ガスの充填式なので、補充しておけば何度でも使えます。良く勘違いされている事がありますが、補充式のライターに共通の注意点があります。充填直後は、ガスが冷えていて着火しにくいという事です。

ランタンの着火以外の用途に使うなら、別のガスライターを使いますね。

そのような火力の弱さなどの仕様が、キャンプやアウトドアシーンでヘビーデューティー(Heavy Duty)イメージを無くしてしまっているのかもしれません。

コールマンのガソリンランタンの穴径に対応して、火力があり多用途にも使えるというものとして、こちらをおすすめします。

LEDライト付きがデメリットとなっている

キャンプ場で使うという想定では、天候も一定ではありません。急な雨もありますし、温度差が大きい所では、朝露も考えられます。

LEDライトが付いているおかげで真っ暗に近い環境でも、ランタンのマントルへ点火が容易ですが、電池ボックス内に「水分」が入りやすく長寿命のLEDよりも、電池へのダメージが大きい事です。

ライト部分が点かなくなるのは、電池の消耗が一番考えられるので交換すれば済むのですが、小型化のためボタン電池が使われています。それが何とも中途半端な4.5V仕様でLR41が「3個」です。

初めての交換時は、3個の電池がシュリンクされて連結されていた気がします。

購入には、2個セットと1個のパッケージを使って3個として使ったりしていましたが、通常ならもっと長い時間使用できるはずが、本体から電池部分を開封して確認すると、なかでサビが発生して、接触不良のような感じでLEDが点灯しなくなる事が度々でした。

そこで、今回のメンテナンスはこのLEDライト部分を「改造」・・・いやいや『改良』します。

電池は、釣り具仕様でヘビー(Heavy)に

釣り用に使われている3連ユニットのLR41を使います。

釣り用に使われている3連ユニットのLR41を使います。

釣り用の水中集光ライト用の電池があります。LR41×3が連結されています。これで、各電池の連結部分のスキマからのサビなどを防ぐことができます。(※もちろん、はだかの装着に比べて若干の接触不良に有利です。)

装着されているLEDは、方向性がありますのでテスターで確認すると、LEDに近い方が「+」電極で、スイッチを兼ねている遠い方が「ー」でした。購入時のパッケージには交換時の電池の向きが書いてあるはずですが、2009年頃のものなので残っているはずもありません。

「+」・「ー」の極性で電池の向きがわかります。

「+」・「ー」の極性で電池の向きがわかります。

LEDの玉切れが無いかなどは、テスターで導通テストしています。

以前はアナログのテスターを使っていましたが、デジタルにして非常に使いやすい。

以前はアナログのテスターを使っていましたが、デジタルにして非常に使いやすい。

電極がわかったところで、このLEDの回路部分の防水化をしてみます。

今回は液体ゴムのなかでも乾くと透明になるクリアを使う。

今回は液体ゴムのなかでも乾くと透明になるクリアを使う。

使うのは乾くとゴムになる「液体ゴム」をパッキンにします。ライト部分にも添付するので今回はいつも使っている「透明色」をセレクトします。最初は白いドロっとした液状ですが、乾くと弾力のある透明に変化します。

※液体ゴムには色々な色があるので、アクセントとして色使いも楽しめます。
チューブタイプの方が、取り扱いや小さな部分に塗布などに便利です。
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さまざまなものに塗ることができるゴムです。塗って乾かすとゴムになる不思議な液体です。水溶性のため用具の手入れが簡単で、液体ゴムの表面が乾くまでは流水で洗い落せます。

 

この液体パッキンの利点は、電池交換時に容易に剥がせることが一番大きいです。接着剤のように剥がせないということもありmせん。しかも、薄い膜で合わせ部分を密着するので防水も期待できます。

LED電球のカバーのスキマ

LED電球のカバーのスキマ

また、電池BOX内のカバーと本体とはネジ止めですが、パッキンがないのでそこからの水分の侵入も気になるところです。以前ならゴムパッキンを自作することも考えましたが、こちらも、液体ゴムでなんとかなりそうです。

この部分も同様に液体ゴムで簡易防水の加工をします。

この部分も同様に液体ゴムで簡易防水の加工をします。

電池が三連で繋がっていて装着が楽です。ちょっとしたことですが、LR41をここに3個別々に置くと意外に他のパーツが外れてきたりして苦戦します。そして一番問題となるのは、LED点灯のスイッチとなる「小さなパーツ」が外れやすく飛んで紛失しやすくなる事です。

LED点灯スイッチパーツの紛失予防に液体ゴム

このパーツは小さいのでよく紛失して、床などの大捜索を何度したことか・・・

このパーツは小さいのでよく紛失して、床などの大捜索を何度したことか・・・

このスイッチボタンも液体ゴムで粘着性を持たせます。それで多少開封時などに飛んで無くなる事を多少防げると思います。

液体ゴムには、強力な油性タイプと水性タイプがあります。普段使っているのは水を薄めることができる水性タイプを使っています。ラッカーのような刺激臭もしないので取り扱いが楽です。また、刷毛などの道具の使い終わったあとも水で流すだけです。

今回はかなり細かい部分なので爪楊枝を使います。

今回はかなり細かい部分なので爪楊枝を使います。

白く塗布されますが、乾くとクリア(透明)になるのでLEDの輝度の影響がほとんど無く防水ができます。

水性の液体ゴムですがゆっくり乾いて透明になって行きます。

水性の液体ゴムですがゆっくり乾いて透明になって行きます。

これで、生乾きで両面を合わせます。LEDスイッチを取り付けて弾力性を持たせたスイッチにして作動チェックに進みます。

電池の装着の向きとLEDスイッチが定位置にあるかを確認します。

電池の装着の向きとLEDスイッチが定位置にあるかを確認します。

貼り合わせ部分から、はみ出した液体ゴムは、ウエットティッシュなどで引き取ればキレイになります。そのままでも白くなった部分は透明になり目立たなくなります。

こんな感じで貼り合わせます。パッキン効果がわかります。

こんな感じで貼り合わせます。パッキン効果がわかります。

LED周りのスキマも充填しています。徐々に乾燥して透明になってきます。

液体ゴムの透明を使った訳はここにあります。

液体ゴムの透明を使った訳はここにあります。

ちょっとだけ「Heavy Duty」

最近は死語のような「Heavy Duty」の仕様となりました。屋外で使う上では、最大にしても火力が弱いので、ガソリンランタンのマントル点火用としてしか活用方法は見当たらないです。キャンプ用ランタンもLEDの光源の時代となりオールドキャンパーとしては味気なさを感じるところです。

グランピングにあるように、準備をしないキャンプの時代には、メンテナンスなどは愚の骨頂と言うところだと思います。

取り替えたばかりのLEDランプの光量は充分でした。

取り替えたばかりのLEDランプの光量は充分でした。

こんな感じで「ちょっとだけHeavy Duty」仕様に変身しました。

ワイルド感が出てますか?

ワイルド感が出てますか?

あくまでも、趣味の一貫で素人作業ですので、分解や配線等は参考程度にとどめておいてください。

 

今回使用した3連タイプのボタン電池は、釣り具店で手に入ると思います。水中用を選ぶと扱いが楽でした。

また、液体ゴムは「水性」の物を使っています。濃度の調整には「水」が使えて薄めることが可能なので便利です。手に付いた場合でもぬるま湯で洗えばすぐの落とす事ができます。

電池の電圧やLEDの球切れなどには、デジタルテスターを使いました。アナログ時代のものに比べて価格は四分の一という驚異にビックリします。同等性能の「デジタルマルチメーター」はモデルチェンジして、価格も安くなっているようです。

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現在なら素直に、Colemanのライターならこちらの「充填式ジェットフレイムライター」を使うのがベストな選択です。

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