本当にプライオリティパスは、ツアーなら必要がないだろうか。
Priority(プライオリティ)というと海外旅行をするならよく空港でお目にかかる英文字単語のひとつではないでしょうか?
概ね「優先」なんだと思いながら人と差を付ける事。そんなに、世界は平等ではないんだと実感する言葉でもあります。
海外旅行では、空港の待ち時間に使える「プライオリティパス」の話を友人にしてみる。
お金がかかると言うと、友人から返って来た言葉は、「ツアーで行くから、持っていてもしょうがない!」とあえなく否定されてしまった。プライオリティ(優先)を得るためには確かにちょっとしたお金が必要なことは否定しない。
その前に、私達が自分で手配していく旅行の場合、空港という場所をどのように使うかが重要視している。それは、いつも日本の休日を使い海外旅行を目指しているからだと思う。
そんな時は、少しでも価格や金額の条件がいいものを探していき、当初の計画(思い描いている理想)に対して多少の妥協点を見つけていく。
ラウンジよりも入国?
トランジット(乗り継ぎ時間)が、5時間以上あったりすると、その空港での過ごし方をどうするかを考える。実際の例をあげると、韓国のソウルでは、巨大な仁川空港でやっていた「トランジットツアー」に参加したこともあった。
「乗り継ぎツアー」として仁川空港で案内されている。
5時間以下なら往路であれば入国審査や復路の出国審査などの時間が気になってしまい、ほとんど乗り継ぎ時の入出国はタイミング的にも断念する。
これまでの旅行記にあるように、タイのプーケットの帰りに国内線から帰国のために国際線へ乗り換え搭乗前に、十分な時間があったので「バンコク」の街へ出たこともある。
スワンナブームの空港を出るのは比較的スムーズだった。一度アクセスした場所であったので、まったく問題がないように感じていた。しかし、数日前から「シリキット王妃の生誕の日」に合わせるように爆発騒ぎがあったので、警備の体制が強化されていた。
空港のスカイライナーも、一度乗客が降りたら警官がすべて車両を点検したあとに乗せる徹底ぶり。車両の扉毎に警官が立っているので、異様な雰囲気でもあった。
なかなかスリリングな体験で、建物に入る前には手荷物検査があった。それでも十分にバンコク内を堪能してスワンナブーム国際空港へチェックインして出国審査を受けるため早めに戻ることにした。
しかし、ここでも手荷物検査のセキュリティチェックに多くの人が並んでいて、その時間が読めない。その時は、時間の経過とともに、本当に余裕を持って搭乗口にたどりつけるかドキドキである。
プーケットの空港の係員にも言われたが、十分余裕をもって空港に戻るように忠告されていた。その理由が分かった気がした。
乗り継ぎ時間は次のフライトに向けての体力回復に。
5時間位の乗り継ぎなら空港内を楽しもう、という気になるのも必要である。初めての空港などなら、館内を巡って楽しむことも可能です。しかし、空港が同じだとだんだん慣れてきて、できれば次のフライトへ(ただ乗っているだけですが・・・)少しでも体力を温存しておきたいという気持ちにもなります。
そこで、ラウンジで過ごすことができれば、十分な休養をとることができます。
そこで、最初の友人との会話に戻して考えてみます。
「ツアーで行くから、・・・」といって、空港のラウンジが使えるプライオリティパスはいらないという。
これに対しては、十分な反論はできないのです。
たぶん、このようなツアーは日本から添乗員が同行するようなマスツーリズムの要素が強いプランの気がします。
しかし私の場合は、海外旅行をするときようやっと休める日が決まりそれから旅行プランを立てています。今度はここに行きたいなどと思案した場合、旅行会社が主催するツアーが有利なこともたくさんあります。
実際、そのような旅行会社主催のツアーに参加したことがあるので、色々な制約があるのもわかります。たとえば、多くのツアーは、弾丸ツアーなどを除くと比較的空港で過ごす時間(帰国時)は多めに設定されていることが多いように思います。
それぞれ、制限エリア内に入ると多少の自由時間が生まれてきます。
ウィンドショッピングをする人や最後にお土産を買い足す人もいます。どこか店に入っておなかが満たしたり(ケーキは別腹?)、飲み物を飲みながら休憩する場合もあるかと思います。
そんな中で「ラウンジ」を使えるならいっぺんに「食」と「居場所」が確保できます。
プライオリティパスが使えるラウンジによりますが、ほとんどが「無料」で提供されます。また、空港内は、フリーWi-Fiがありますが、ラウンジ内のフリーWi-Fiは利用者が限られているため、比較的安定して速度も速いことが多いです。
アルコールも無料なので、空港内の店で食事をするとかかる金額が、無料で利用できるということになります。
通常の「 PriorityPass 」の料金です。
図にあるように、
▼スタンダード:99ドル(1万800円)利用時、27ドル(3000円)
この料金では、当日空港内で好きなところで、27ドル(3000円)分を空港で使う選択肢もあります。
次のランクはどうでしょう
▼スタンダード・プラス:249ドル(2万7200円)利用時、10回無料で11回目から27ドル(3000円)
そして、すべて無料になるのは
▼プレステージ:399ドル(4万3600円)利用時、無料
ここまで、話を進めてきた「Priority Pass」は1人分の料金です。
そうです、全部が無料になる「プレステージ」の料金399ドル(4万3600円)も1人分です。
友人が言う拒否反応もわかる気がします。
年に何回も使わない「ラウンジ」の特権を得るために、399ドル(4万3600円)×2人とかをかけるなら、旅行費用にした方がいい、これ正論だと思います。
ところが、この「Priority Pass」しかも二人分がお得に取得する方法がもう一つあります。
Priority Passはクレジットカード年会費に付帯するを理解する
年会費の無料のクレジットカードもお得にポイントが貯まったり、海外旅行の保険が付帯していたりそれぞれの特徴があります。それに比べて、年会費のかかるクレジットカードは使わないという主義の場合は、このお得な部分を知ることができません。
まだ独身でひとり身なら、「楽天プレミアム」クレジットカードにも付帯しています。年会費10,800円です。それも、「Priority Pass」プレステージ399ドル(4万3600円)ですのでお得なクレジットカードのひとつです。
若い方の間で海外旅行へ頻繁にいく人にとっては、楽天プレミアムカードの事を、トラベル用「神カード」とも言われています。(年会費10,000(税別))
そこで、私と相方(妻)の「Priority Pass」の取得方法です。ふたりがそれぞれカードを持っています。
それは、MUFGのプラチナカードを持つ事です。
このカードは、年会費20,000(税別)です(一枚目)。一枚発行するのに費用が「楽天プレミアム」の2倍なのに何がお得なの?とふつう思います。
ところが、家族カードの発行が無料です(二枚目)。そして、このカードが優れている点は、そのカードそれぞれに「Priority Pass」プレステージが付帯してきます。(要申請・更新)
こんな馬鹿げた話はない、こんな時代に。
これちょうど、更新時期なのでハガキが来ています。自分の分と相方(妻)分です。
どうでしょうか、ひとりあたりのコストが「10,000円(税別)」で、ラウンジが何度も無料で使えるなら検討してみるのも一案だと思います。
AMEXの提携カードですから、Priority Passの機能の他プラチナクレジットのサービスの恩恵も受けられます。
空港でラウンジが使えると、トランジット(トランスファー)時に使うお金がまったくいらなかったことも多いです。また、シャワー設備が付いている場所も多いので、飛行機に乗り込む前にスッキリとした気持ちになれます。
このPriority Passは、手荷物検査後にあるラウンジを利用できることが多いので、搭乗受付を見計らいながらゆっくりできるので、空港での過ごし方としてオススメです。
調べて見ると、Priority Passが家族カードに付帯するカードはまだあるが・・・
また、夫婦でと限定した場合、同伴者用の家族カードが無料で発行されていて、Priority Passがそれぞれ発行されて、ラウンジのプレステージ料金が付帯(無料)となりますが、その金額を比べると年会費よりも安いという逆転現象がおきています。
という条件をクリアすると、スタンダード・プラス:249ドル(2万7200円)、年10回まで無料以上のプランよりも、年会費が安くて、2名の「Priority Pass」が実現できるカードは、「MUFGのプラチナカード」だと思います。
クレジットカードを使って見てのメリットは、海外・国内旅行の付帯保険が充実しているのと、国内のカードラウンジはほぼ利用できるように、トラベルシーンに強いクレジットカードだと思います。
デメリットと言えば、このカードをメインに使っていると、綺麗なブラックのカード表面のツヤが落ちてきますしカードリーダーを通すとサイドエッジが削れて傷み品が失ってくる感じです。(上の写真の通りです)「PLATINUM」というグレードのステータスにあまりこだわらないことだと思います。
今月(3月)の始めに、4月に有効期限がくるので更新のご案内のハガキがきてました。
夫婦で使う場合、海外のラウンジで過ごす方法として「PriorityPass」を使うなら最良の取得方法だと思います。
最近は、夫婦で働くのが普通ですので、別々にクレジットカードを持って「PriorityPass」を利用したい場合もあると思います。そんな時は、夫婦別々に「楽天プレミアムカード」を持つことで、「MUFGプラチナカード」と同様(10,000円(税別)×2枚)の年会費20,000(税別)金額でPriorityPassを持つことが可能です。
海外旅行を含めたトラベル用カとしては、使い勝手のよいクレジットカードがと思います。
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