フリーキップを使いながら東北を満喫【5】Aug 14, 2019~Aug 18, 2019
昨日の雨がうそのように、晴れ渡っている。
弘前に続いて盛岡でもドーミーインに宿泊した。理由は、温泉設備があるとゆっくりと旅の疲れを癒やす事ができるからです。
昨日、ここをタクシーで渡り今日は徒歩で渡る。ちょうどこの開運橋が、別名「二度泣き橋」と言われるように、経った一日とはいえ離れるのはもったいない気持ちに通じる。
予定の変更:台風の進路と暑さ指数(WBGT)熱中症対策
昨日、盛岡駅に着いて一番に行った事はIRGいわて銀河鉄道が発行する「IRGホリデーフリーきっぷ」である。この路線内で乗り降り自由の一日券で、本来のお得感を出すなら、盛岡駅から出発して、目時駅間で何度か途中下車をする。さらに盛岡駅へ戻って来るようにすれば乗り放題の価値はグッと上がる。
そう言う使い方からすれば、私達の計画は「IRGいわて銀河鉄道」から先へ行く「青い森鉄道」への一方向なのであまりお得感はない。
当初の計画は、
「IRGいわて銀河鉄道」のフリーキップを使って
●盛岡~渋民(レンタサイクルを借りて好摩駅で返却)
●好摩~いわて沼宮内駅
●いわて沼宮内~金田一温泉駅
●金田一温泉~目時駅ーーー八戸(青の森鉄道)
というのが理想の計画。
今日中に青森に着くには、これくらいの予定で行ければ理想である。
前日が、強い雨という事もあり天気予報を注意深く見ていたら、雨の心配よりも熱中症の対策が必要な感じになっていた。
石川啄木記念館へは、レンタサイクルというのをはずそうと思い、一応予備にとっておいた計画の二つ目の案を使うか、ホテルの部屋で計画を練り直してみました。
盛岡駅を出発するのは同じですが「啄木記念館前」までバスで行くというルートです。
レンタサイクルを渋民駅で借りて、好摩駅で返却するプランも考えていました。しかし、渋民駅から石川啄木記念館へ行くのにGoogle Mapsを見ると徒歩で30分ほど、さらに、好摩駅まで4kmで50分程度。自転車を使うと確かに短縮できても10分~20分程度。
しかし、「石川啄木記念館」からIRGいわて銀河鉄道のどこかの駅に効率よく戻る方法が見つからないでいました。
盛岡駅前(東口)から沼宮内(ぬまくない)行きに乗車
昨日、調べておいた時刻表です。事前にバス停の位置などが分かっていたので安心です。
そのため、スムーズに到着したのでひとつ前の「盛岡大学」行きに乗って行けるかとドライバーさんに聞いたら「ぬまくない 行きに乗ってください」と言われました。
時間があまっていたので、銀河鉄道の時刻などの確認をしていました。発車時刻の15分前、ちょうど9時3分前にバス停に行くと、思ってもみなかった列ができています。前には20人位はいます。
途中のバス停からもどんどん増えてきます。
しかし、どちらかと言うと石川啄木のファンとしては「若い」かな、と思える程度。
それもどんなブームがあるか分からないし、現にこの旅の初日に行った「太宰治」の疎開の家や斜陽館も若い人が多くいたぐらいだから不思議はないです。
その満車状態が解消されたのは、アピオ(産業文化センター)前のバス停でした。窓から外を見ると大勢の人が並んでいます。何かのイベントが開催されていることはわかります。私達を含めて数人を残して下車していきました。
スマホで、ここの産業文化センターの催し物を検索するとすぐにでてきました。
ちなみに、啄木会館前で降りたのは私と相方の二人だけでした。世界観に狂いが無かったのでちょっと安心しました。
啄木の街へ
啄木記念館の道路を挟んで向かい側に、渋民小学校へ続く「啄木ふる里の道」があります。
この小径を戻り、啄木記念館へ向かいます。やっと着いたという感じです。
館内の受付で入館料300円を支払い、これから行く好摩口はバスで行くと、好摩駅までだいぶありますか?と聞いてみた。たとえば渋民駅に行くにも渋民のバス停は遠すぎるので病院前から徒歩かな?
経路など、とても親切に教えてもらった。ここはタクシーを呼んでもらうに限る。11時10過ぎに来てもらえれば、好摩駅発の11:32分に何とか間に合う。これなら、最初に計画した鉄道の旅に何とか戻せそうだ。
来館して知ったのだが「啄木のうた~柴田外男(そとお)の世界~」という企画展をやっています。これから鉄道で通る一戸町出身のグラフィックデザイナーでその絵はがきが展示があります。
一通り見て館の横にある「旧渋民尋常小学校」がある。啄木が入学した小学校として盛岡市の指定文化財になっているようです。
内部の教室は、思ったよりも天井も低く、机や椅子も小さく感じます。
外に出ると、隣に併設されている旧齊藤家があります。
なかの様子の一部です。
啄木記念館と旧渋民尋常小学校・旧齊藤家の間に小高い場所への坂道があります。
その上には石川啄木慰霊塔が置かれています。
かなり日差しがキツくなってきました。一度館内の談話室に戻って休憩していると、歩いて5分くらいのところに歌碑があるといいます。
それは渋民公園のなかにあるので、行ってみます。
渋民公園(第1号啄木歌碑)があります。
歌集「一握の砂」より
『石川啄木全集・83作品』Kindleならが99円で読めます。
時間があるので、西口へ行ってわかった事は、こちらは同じように長い階段があるが、同時にエレベーターがある。その利便性の違いを言っていたのだとわかる。
啄木が主にこの駅を使っていたという証明。「好摩と渋民 さんぽ旅」というポスター。
好摩駅の改札に飾られている啄木の歌碑です。
こちらも「一握の砂」におさめられています。
11:32分発の目時-八戸(青い森鉄道乗り入れ)行きが到着します。
まだこれからの予定を決めていません。「いわて沼宮内駅」に降りて昼食を取る予定をどうするかです。
座敷わらしの里へ
「いわて沼宮内駅」以外に一戸駅の芝居小屋から始まったレトロな映画館の萬代館も興味を引くところです。
また二戸駅なら、以前からWEBサイトの取り組みにも興味があった岩手の銘酒「南部美人」にも寄ってみたい。
しかし、途中下車して13時台(目時着)を逃すと、16時台の青い森鉄道にしか乗り継げません。14時台に八戸まで行けば、青い森鉄道の路線の時刻表に受け継ぐ事ができます。
そこで選んだのが「金田一温泉駅」
この駅では1時間8分の限られた時間です。
駅の目の前にあったタクシー会社へ行くも人がいないので断念。
結局また、駅前に戻ってタクシー会社の記載のあった「カシオペアタクシー(エキテン)」に配車を電話でお願いしました。
このドライバーさんのおかげで、無事13:33分発の目時-八戸行きに乗車できました。
本当は、ここで一泊して、「座敷わらし」体験といきたいところですが人気「緑風荘」です。この時期に予約をしようとすれば、相当前から準備が必要です。
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