2回目のハノイの旅【4】ドゥンラム村の路地裏
Dec 29, 2019~Jan 04, 2020
1月1日、令和初めての新年をハノイでむかえた。令和としては二年、十二支も最初の十二支「子(ネズミ)」からと縁起がいいです。
ハノイの空模様は相変わらずどんよりとした曇り。ただ寒くはないのが余計に気持ちがシャキッとしない理由です。
ラテライトの塀とレンガで赤土色を彩る優しい色合いの村へ
ドゥンラム村への観光客は少ないという風評だったけれど、大型の観光バスやチャターした車など数多くが駐車しています。私達は今回「HIS 」の現地ツアーを申し込んでいます。このような広く細い小路をガイド無しに歩いても意味があるとは思えないからです。
どのような場所にどんなものがあるかを知るには、一番いい選択だと思っています。
村に入るにはチケットを購入します。
1553年に作られたというモンフー門からドゥンラム村へ入村します。
くぐり向けてからの振り返ると、思った以上に車が集まっています。今日は混み合っているような気がします。
この村の特徴であるラテライトが積まれています。この素材の集落として建物や道路などに使われています。さらにレンガも多用されているのが特徴です。
この村に入ると、歩く道に魅力を感じます。それは、名所旧跡を訪ねるという感覚とは違っていて原風景に魅了されているように感じます。
Mong Phu Temple(モンプー寺院)
中央のお堂に近づくと外観からは想像しがたい絢爛豪華です。
もう一つ大きなお寺はあります。
しかし、このドゥンラム村の魅力は「脇道」ではないかと思います。
路地を探し求めて
大きな通りは、たくさんの観光客とすれ違ったりします。日本人とは出会うことはなかったように感じます。
20,000VND(100円くらい)なので、どう考えても節約するレベルではないように思います。私達の場合はガイドさんが持っていたので、ベトナム語で話して提示して何事も無く終了しました。
ここからは、路地を連発します。
日本が好印象と言う村の人の出会う
この村を離れる直前、教会に通じる小径を撮影していたときに「ニホン人?」と声をかかられました。二ヶ月前までファミリーで日本にいたようでした。どのくらいの期間かわかりませんが、確実に日本語が上手なのは、4歳くらいの小さなお嬢さんでした。
帰り際でなければ、もう少し色々聞きたかったところでしたが、少しだけ一緒に歩いてわかれました。
このオプショナルツアーで、私達はこのドゥンラム村とシルク工房がある「ヴァンフック村」を選択しました。このツアーのよいところは、4つの村から2つ選んで訪れることができる点です。
私達が参加した二つの村以外に、陶磁器で有名なバッチャン村を訪れるとか、ベトナムの編み笠(三角帽)の「ノンラー」の本場の村「チュオン」というのも選べます。
よき伝統工芸やこのドゥンラム村に見るベトナム古民家などの歴史に触れられます。
今回のオプショナルツアーは「his」を使っています。ハノイ旅行を充実した旅にするのに、ハノイ旅行3日間から6日間で検討する。 という方法もあります。その中の自由時間を使って自分が納得するツアーに参加という方法もあると思います。
空きがあれば、ハノイの来てから「Ajisai (アジサイ)SKYhub」店舗の3階に行って相談する事もできるでしょう。(※2021年閉店しています)
ベトナムの伝統料理が出てきます。書道の文字で説明があります。最近はベトナムで昔から使われていた「漢字」がわからない人が増えているようです。そのため、ベトナムの子供達?と欧米人には人気でした。
日本人の私達の番がまわってきて、名前を書けというので「墨字(習字の楷書体)」の漢字で書いたらその字を見て、少し前に日本の世界遺産へ行ったと言いながら、スマホの写真を見せてもらいました。そのなかには、伊勢神宮や松阪あたりで日本の侍や刀といった画像があり興味の一端を知る事になりました。
私達がベトナムで、まず世界遺産を巡るようにベトナムの人もまた観光旅行で日本を訪れたなら同じように目指して行くのが普通だと思える会話でした。
ベトナムも5回目ですが、このような伝承美を見るチャンスがあったことは良い思い出になりました。それにしても、こんな田舎に来てもベトナムの人は日本人に優しい。