2回目のハノイの旅【7】Dec 29, 2019~Jan 04, 2020
ベトナム料理は美味しいけれど、何日もいると飽きてくる。せっかく、海外に来てるのにその国の食事をしないのはもったいないと言われることもありますが・・・
実はオリジナルは、2015年9月に行ったダナンのホテルの朝食で病みつきに。
どんなに好きな「フォー」でも、そのバリエーションを変えても無性に違ったものを食べたくなります。日本でも、毎日ラーメンとかで、たとえ味噌・醤油・塩とか変えても飽きるのが普通かなと思います。
そこで、ちょっとだけ食レポを・・・
グルメ指向ではないので異例ですが、ちょっとだけ食レポをしてみたいと思います。
今回残念だったのが、ホテルの朝食で本格的なベトナムコーヒー?が提供されなかったことです。ベトナム各地を巡ってダナンでのコーヒーやダラットで栽培されるコーヒー豆で抽出される本格派のベトナムコーヒーを飲むとその欲求に拍車がかかります。
そこで、iPad Proを屈指して目星を付けてあとは、目的地に向かってGoogle Mapsを起動させて向かうだけです。
ダラットに行った時に、ベトナムのコーヒー文化について軽く調べて見たことがあります。現在は、ブラジルについでコーヒー豆の輸出量は世界第二位です。
その理由としては、世界最大のコーヒーメーカーが、インスタントコーヒー(最近ではレギュラーソリュブルコーヒー)豆の生産としてベトナムを選んでいたこともあります。
それにより、品質の良いものだけを作る栽培農家が生まれて来て現在のベトナムコーヒーのおいしさの理由となっています。アラビカ100%の豆を日本で普通にペーパードリップで飲む味は心に残ります。
ダラットへいったら、ダラット駅(有料)の Café Gare Dalat へ寄り道するのもいいかもしれません。 http://cafegaredalat.com/
日本のSLも展示されています。実動するのは気動車を使った観光列車ですが、一日5往復でダラット駅からチャイマット駅を走っています。
ベトナムの旧市街では、色々なところにカフェがあります。風呂の椅子を並べてあるようなオープンカフェでも意外においしく頂けたりします。そこで、色々とGoogle Mapsを頼りに探しながら歩き始めて見ました。
ハノイのおいしいベトナムコーヒーへ
コーヒー豆の購入されているという評判の店が目に止まります。ホテルから直接行くと10分程度のところにある「Hue cafe」があります。
●Café Huệ
店の目の前に着くと、店主らしき人が先客が座る椅子の陰から目が合いました。そのニコニコした笑顔に吸い込まれるようにコーヒーを注文していました。
アイスにするかホットにするかを聞かれましたが、すかさず温かいのを選び、ベトナムのプレーンなのを注文しました。
ここでも、ベトナム産ジャコウネコのルアックコーヒーがありますが、これは、インドネシアの方が飲みやすいと思います。
インドネシアのジョグジャカルタへ行ったときのジャコウネコのコーヒー
ベトナムコーヒーとしては、本格派で外の気温が低いこともあってホットがおいしい。最初はプレーンで砂糖も入れずに飲んだが、苦みのなかに甘さのコクがあるような感じです。最後飲み干す前に、コンデンスミルクをスプーンで二滴ほど落としてみると、チョコレートのような風味を感じて二度美味しいと・・・。
ベトナムの伝統鍋料理「Cha Ca(チャーカー)」
フォーのおいしい店を探しながらたどりついたのは、「Chả Cá Thăng Long」という淡水魚チャー(Cá trê)の鍋料理の店。ベトナムには何度も来ているが食べていなかった伝統料理というニュアンスに惹かれて食べてみます。
●21 Đường Thànhという 21通りにある店
メニューは、Cha Ca(チャーカー)だけでドリンクが別料金となっていますが、よく見るとデザートと食後のお茶が付いているセットメニューが書かれています。単品とドリンクにするかセットメニューかの二者択一のようです。
そのため、デザートはどんなものが出てくるかですが、セットメニューは「ハノイビール」かソフトドリンクで相方はいつも「水(ミネラルウォーター)」で価格が安いです。そのため、17:00前ですがアルコールを解禁(現在15:30PM)します。
1人160,000VNDなので、セットメニューがお得?と言わんばかりでセットメニューだけと考える方がいいかもしれないという雰囲気です。
「Cha (チャー)」はナマズの一種の大きな魚らしいので、やはり淡白味で北海道の魚を食べている身としては、もの足りなさと薄っらと淡水魚のニオイがあるように思います。それは、後になるほど、味の濃さにつながってくるように思う。
名物料理なので、店内は夕方の食事の時間になってきたのか、満席状態になるほどの人気店でしたが、味のクォリティーとしては普通かな、という印象でした。また、食べたいという気持ちにさせないのが、フォーとは違うところだと思います。
ベトナムに来てまで、ナンでカレー
先日、黄色のシティバスに乗ったので、ホテルからは、歩ける距離だとわかりここまで来てしまいました。
タイ湖周辺を散策していた12月31日、ハノイに来て三日目で何か食べる物がないかなぁと思案していたベトナム料理は食べやすいが何となく昼食は避けたい気持ちでいっぱいになっています。
折角、ベトナムに来ているのにと思ってしまうが、あと帰国までの数日間ベトナムの味を食べることになるので、少し毛色を変えたくなっていました。いつものGoogle Mapsを起動する相方。
●Foodshop 45と言うインド料理店
相方はランチを頼み、私はチキンカレーにナンというシンプルな注文。ここのメニューを見て驚いたのが、ベジタリアン用メニューが充実していて、あとから入店した人がまさにそのメニュー頼んでいました。
そんなこともあってか、人気店であることがわかります。
ランチメニュー以外を注文したので、しばらく時間がかかりましたが途中、オーナーさんや店員さんが気をつかって、もう少しまってね!と声をかけてくれます。
待った甲斐がありました、ベトナムでこんな本格的なカレーを食べられるとは思っていなかったというのが正直な感想です。それほどおいしいチキンカレーです。たっぷりのカレーの量があったので、相方には、随分横取りされました。
混み合う時間帯には、バイクと車の駐車場などを管理する人がいるくらい繁盛していました。
チャンクオック寺から徒歩10分程度ですが、中央分離帯のある大きなタインニエン(Thanh Niên)通りの横断には気を付けてください。交通量が多いので唯一チャンクオック寺の目の前の横断歩道が安全だと思います。
対岸から見た店舗は、こんな感じでした。
高級焼き肉店?ヤギのおっぱい肉「ラウ・ゼ・ニャットリー」へ
チャンアン&ホアルーからホテルに戻った夕方、今日の夕食はどうするかと考えます。私と相方の夫婦は、海外に行って食べたいものを事前にチェックしたり、店を決めることをあまりしていないです。
一度、最新のグルメ本を買って目星をつけて渡航して完璧と思っていましたが、印刷物にある限界が見えてしまいました。書籍が発行されるまでの編集期間とかを入れると1年前の最新情報だったりするとすでに無くなっていたり、移転していたりと計画が大きく変更せざるおえなくなります。
また、店があっても「ランチメニュー」が無くなっていたりメニューそのものが無くなっていることがありました。
東南アジア全体に言えることですが、日本人として思っている以上に経済の発展スピードが早く、成長においてもスクラップ&ビルドがなされているからだと思います。
そこで、あまりガイドブックに頼らずに、いつものGoogle Mapsから今いる近場の店を探していくことにしています。思った以上に新しい食の発見をしたりします。
相方にヤギのおっぱい肉と聞いて、近くのガムカウ(Gam Cau)通りにある店先で食べる「牛の乳肉」のことでないかと聞き返しましたが、ちゃんとしたレストランになっているようで興味をもちます。
この通りは「おっぱい通り」と言うくらい乳肉の焼き肉鍋の店が多いようです。ホテルからもと徒歩で10分かからない距離というのも魅力的でもあります。
●LẨU DÊ NHẤT LY(ラウ・ゼ・ニャットリー)=Nhat Ly Goat Restaurant
メニューを見て、オススメを聞いて頼んでみます。焼き肉をメインとして、おっぱい肉に雑炊ということになりました。
ベトナム語と英語と韓国語になっていました。英語で何となくわかりますが、イザと言う時には、スマホのカメラでGoogle翻訳起動して、一応訳してもらえますので安心です。
暫くすると、注文した肉が運ばれてきます。調理はスタッフがついて作ってくれますので、食べ方に迷うことはなかったです。
強く主張するような匂いもなく、普通に食べられます。ジンギスカンのようなアブラもつよくないのでヘルシーな感じがします。
ライスペーパーに巻いて仕上げの見本を作ってくれます。
食事のシメの雑炊も、よそってくれます。メニューの勧め方や調理に至るまでこのテーブルの担当してくれたスタッフは完璧でした。
この雑炊を食べる頃には、店内の賑わいも最高潮になっていました。客層をみると地元の人が多いように思えます。言葉がベトナム語でしたから・・・。でも、どちらかというとお金を持っている人達の集まりなのかなぁ、という雰囲気です。
ホアンキエム湖そばに絶品ピザ屋さんあり-ピザ フォーピース
帰国の最終日近くになるに従い、食べ慣れたベトナムの味も随分と慣れてきている。東南アジア系の味と言ってもいいかもしれない。と言っても日本の味が恋しいと言うほど日数も経っていない。
ということで、いつものGoogle Mapsのお世話になって見る。起動したのは、ハノイ大教会付近でした。
実はドゥオンラム村の帰りに翌日のOPツアーの申し込みの相談に「ajisai(あじさい)」の店舗三階にいくことしました。そこで、オプショナルツアーの申し込みができます。
●ajisai(あじさい)
この「ajisai(あじさい)」は、現金を使わずクレジットカードでキャッシュレス決済ができるのも利点だと思います。旅行の日程も少なくなっているので、ハノイ市街での両替を避けたかったという理由もあります。
一階と二階は、雑貨のセレクトショップになっています。日本語が通じるので、店内は混み合っていました。それが、日本人だけでなく欧米の人達も買い物をしていました。
話が横にそれますが、ここは値段が高いという話があります。
ベトナムでは、同じ品物を「手売り」・「観光土産屋」・「スーパー」・「ナイトマーケットなどの個人ショップ」など売り方はさまざまで、価格もそれぞれです。同じもので、一番安かったのは「手売り」だったという経験があります。
この「手売り」は、日本人の嫌いとされる寄ってくる販売方法です。これくらいなら買ってもいいかなという感じで、購入後、まったく同じ物が3倍くらいで売っていました。このように、流通の間が入るほど価格に反映されていくのは日本と同じ原理だとおもいます。
ツアーの予約を終えて外に出ると一安心したのか急におなかが空いてきています。時間のちょうど夕食時時です。そこでホアンキエム湖周辺で探すことにした次第です。
相方が「ピザ」はどうかと聞きます。ピザの釜が店内にあって美味しそうです、との事でした。しかし、スマホで検索したその場所を見た私は、ちょっと躊躇してしまいます。その場所は、2015年のハノイに来た時に宿泊したホテルの近くでした。
たしか、ホテルにレイトチェックアウトを頼んで、最後に食べたバブ&レストランの場所だったからです。
店内の写真などを見て別の店舗になっているのに安心して向かうことにしました。ここらへんは、当時何度も歩いていたので、5分圏内だとわかります。
●Pizza 4P’s(ピザ フォーピース) Bao Khanh Alley
たしかに、記憶にある場所と同じでしたが外観はまるっきり変わっていました。
このPizza 4P’s(ピザ フォーピース)には、結局この日と翌日の2回来てしまいました。店内は、いつも込んでいるような感じです。17時にほんの少し前だったので何とかカウンター席にすぐ通されました。
厨房もキレイに整理整頓されていて、クォリティが高く感じます。海外の言葉が飛び交っているので、外国人の客にも人気なのがわかります。
相方は、バジルソースのスパゲッティを私は目の前のピザ釜に惹かれてマルガリータです。
こんな感じで作られています。
翌日は二階席でしたので、吹き抜け部分からピザ釜が見えます。
ハノイ最後の日なので、この店のオリジナルのビールを飲みます。
珍しく短期間の間にリピートしたくらいですから、相方も相当満足しています。
そう言えば、ブランドのテナントショッピングセンターの「チャンティエン・プラザ(Trang Tien Plaza)」のそばにもPizza4 P’s(ピザ フォーピース)があったような気がしたので、調べて見ると「Pizza 4P’s Trang Tien」とありました。
ここの前を通ったとき、混み合っていたのが記憶に残っていました。
最初に書いたように、ベトナムのように経済発展が著しい国や都市においては、店が新しくなったり増えたりして街の雰囲気が変わっていきます。食事に限らず店さがしもSNSの発信力を試され、本当の店の評価に繋がる時代になっていると思います。
ハノイでの六日間美味しい食事をありがとうございます。
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