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カンボジア プノンペン2025【3】カンポットペッパーはオーガニック認証「エコサート」

ベルギーとフランス人のご夫婦がはじめた胡椒畑「La Plantation」

オーガニックの認証「ECOCERT(エコサート)」栽培の胡椒

Aug. 12, 2025~Aug.17, 2025

今日の予定:プノンペンからカンポットへ

●Kampong Trach Cave(カンポントラック洞窟)へ
●ケップの蟹市場へ
●カンポットペーパーを求めてLa Plantationへ
●プノンチュヌーク(ヒンドゥー教洞窟寺院)

カンボジアに来たらいつかは、有機胡椒の本場を見てみたいと思っていた。折角のプノンペンにいるのだから、交通機関としては、従来から路線としてはあったプノンペンからシアヌークビルへの鉄道も2025年にかけて新たに整備されたとFacebookで知った。

そうであれば、すかさず乗車を目指すところでしたが、特急車両が走る日は金・土・日曜日の運行で、乗車だけなら日帰りもできそうでしたが、目的がこのコショウ畑や通常のツアーには組み込まれないようなマイナーの遺跡をまわるとなると、二泊くらい必要でした。

日曜の帰国フライトが遅い時間とはいえ、素直に完全オーダーツアーで車移動を選択することにしました。

ケップからカンポットペッパーを有名にしたラ・プランテーションへカンボジアロイヤル鉄道の踏切を渡る(車窓から)

現在、日本と深い関係がある国ですが、東南アジアではフランス統治時代に発展した現代的な農業技術が特に目立ちます。具体的には、カンボジアの胡椒の栽培、ベトナムではダナン産のコーヒー豆の質が優れていること、さらに有機農法のブドウから有名なワインを生産していることが挙げられます。このような場所を実際に訪れると、フランスの影響が強く見られることがわかります。

La Plantationは、カンポットのコショウの農園

La Plantationの入口。奥に見える建物が無料の園内のツアー受付

農園へ向かう道は、未舗装路が長く続きます。雨季の季節柄数日前には降ったであろう雨でできた水溜まりもあり避けて通るのでスピードは上がらない。レンタルバイクやトゥクトゥク揺られながら走るのは目的地を同じにする観光客のようだ。

今日は一度も雨に当たっていないので、路面も乾いていて走りやすそうだがこれが特有のスコール級の雨模様ならどうなっていたやら。今回このプノンペンに来て車に乗って大きな揺れを感じたのはココがはじめてした。

2018年に来たときと大きく変わっているのは、南部へ走る国道が印象が変わるくらいキレイになっていること。

舗装はされていても、大きなうねりのある道で路肩付近も欠け所々に舗装の穴があったりしていた。それが、経済の発展が示すように、平面化が進んで高速走行も可能なレベルまできていた。

そのため、La Plantationへ行く道は、未舗装のため忘れかけていた牧歌的な情景が蘇ってきたのでした。

農園ツアーは仏語or英語

次に始まるのは、フランス語の農園内ツアーのようだ、英語のツアーは2時間ほど後になる。どちらにしても日本語のエスカーションはないのだから早いほうを選んだ。学生時代に第二外国語にフランス語を選択したが、単語の音は耳を通り過ぎるだけだった。(^^;)

フランスの人達と一緒に農園へ

10数人のグループで園内をまわってくる予定だが、陽射しの強いなかの1時間は堪える。それに引き換えツアーガイドさんの「質問はありますか?」には必ず質問をする。さらに、それには、幾通りのアンサーを用意して説明をするため、なかなか話が終わらない。

ひとつの設問に、何段階もの豊富な答えを用意している様子が見て取れる。Q&Aのやりとりが言葉はほとんどわからなくとも深い関係性を保っている事に感心する。

日本人の気質とは全く違うような雰囲気で、本来こうあるべきエスカーションを見た気がした。

私達は、次の旅の予定に間に合いそうにもなくなっていたので、途中で切り上げさせてもらい、ショップでエコサート有機認証(フランス)・AB有機認証(フランス)・USDA有機認証(アメリカ)を取得している胡椒を購入していくことにした。

生胡椒の塩漬けとレモングラスティ

ここの胡椒と有機栽培の茶葉をセレクトする。生胡椒とレモングラス茶葉。カンボジアに来たときは必ずレモングラスも茶葉を探して帰る。日本でも手に入りそうだが甜茶とブレンドしたり、甘味料が入っていてどうも好きになれないからだ。

胡椒は、日本であまり手に入りにくい100gを中心にセレクト。

ここの茶葉は100%を確かめて購入を決めた。また、カンポットには、国道3号線を中心部からさらに南下しフィッシュアイランドロードを使って入る島「Traeuy Kaoh Island(トラウーイー・カオー島)」の天然塩田が有名で、ここの塩を使っているかは限らないが、一応天然塩を使った「胡椒塩漬け」を購入することにした。

胡椒農園へ来てみて

帰りも未舗装路の道を走る、ところどころ赤土の水溜まりやぬかるみがあるが、今日は晴天が続いていたので埃もあまり舞い上がることもなく走れているので、対向車のトゥクトゥクやバイクなども気にせず走っている。ただ、道路のデコボコは乗っているミニバンでも、かなりの衝撃がくるのでお互い慎重な運転を余儀なくされている。

道が舗装されていないので、雨の日は泥だらけになる。ここ数日、雨季の季節特有の雨が降っているということなので、今日はラッキーだったかもしれない。

少し離れたところに同じカンポットペッパーの農園「Bo Tree Farm」がある。こちらもカンボジアの胡椒ブランドとして確立されている。

La Plantation(La Plantation shop – Kampot city centre)もBo Tree Farm(The Kampot Pepper Shop)も、カンポットの市内にショップがあり農園に、雨などで道が荒れている場合、買い物だけならここで済ますこともできます。

カンポットペーパーを目指した理由は、何度かカンボジアに来て、注文するのはクメール料理のなかでも素朴な生胡椒を使った料理を選んでいて、本場を見たくなったのが理由だ。

日本人用ツアーの種類は、プノンペンから足を伸ばせる方面は決まってしまう。英語の現地オプショナルツアーは、いくつか企画されていましたが、それゆえにカンポットの周辺を日本人のためのパッケージがあったらどんなに便利だろうと思います。

La Plantationの農園の案内(ツアーガイド)は、専門の人に限られていて、しかもフランス語と英語のみのようなので、この辺を日本語を使った園内の案内を充実できると行きやすくなるのだろうと思ったところです。

BoTree Farms オーガニック カンポットペッパー、レッドペッパーコーン、3.2 オンス BoTree Farms Organic Kampot Pepper, Red Peppercorns, 3.2 Ounce

※Bo Tree Farmのカンポットペーパーは、国際配送のお取り寄せ品となっています。

念願だったカンポットへ来ての感想です。

また、冒頭でものべたがプノンペンからシアヌークビルまでの(特急)鉄道車両が導入されて、カンポットまでの列車の旅を含めてツアーがあれば、日本人の趣向にあった旅を組むこともできそうです。

JR北海道キハ183 特急オホーツク  ※ACライブラリーより

JR北海道の特急車両だったキハ183系がカンボジアの地で第二の生涯を得て活躍している。確かめててはいないが、当時のグリーン車両も輸出されているのでそのグレードの座席も生かされているという。

特急オホーツクとして、雪の中を疾走している姿からは、ここカンボジアのような雪とは縁のない国土を走っていくのは感慨深いものがあります。

JR北海道の車両が海を渡って新たな活躍の場を得たのはよいが、この車両は日本国内での耐用年数を経た結果なのか、北海道の路線がどんどん廃線になって行く中での車両のリスケジュールの結果なのか微妙である。

あとは、日本人が好む衛生的なレストランや大きな集合体のマーケット(市場)ではなく専門店、今回ならLa PlantationやBo Tree Farmの実店舗などでお土産品のセレクトができるようになれば行きたい人も多いと思う。

プノンペンでも日本人が経営している「クラタペッパー」があり、品質のよい胡椒を購入できる。お土産としてのパッキングで小袋にしたグラムサイズや値札を付けて客に渡さないなど細かいところが、日本人の購入にはあっているかもしれない。

2018年1月3日、プノンペンクラタペッパー本店にて

パッケージングのサイズとデザインもやはり日本人なら、という意匠で丁寧な販売がされてました。

いくつ小袋が入りますか?きめ細やかな接客は気が利いている。 ※2018年1月3日より

今日の旅で思った事

日本で予約ができるオプショナルツアーがなかったのが残念でした。その代わり、ツアーガイドさんの知恵を借りながら、オーダメイドの旅でしたので、穴場やガイドブックにないエピソードなどなど、充実したツアーが実現していまます。

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