ドンコイ通りを目指してホーチミンの旅【6】May. 02, 2017~May. 07, 2017
ホーチミンへは、ここ数年の間に限れば、何度も行きたいと興味を持った場所。しかしながら、せっかく行くなら乾期で天候の安定している時にとか、世界遺産などの遺跡が近くにないなど、優先事項から外れて何度も他の都市の候補のなかで埋没していた。
5月2日(火) | 札幌CTS(新千歳)発-高雄KHH着(CI) |
5月3日(水) | 高雄KHH発-ホーチミン着SGN(VN-CI Code Share)~ドンコイ通り散策 |
5月4日(木) | メコンデルタのミトーへ |
5月5日(金) | クチトンネルからカオダイ教の寺院へ~ベンタイン市場(ナイトマーケット) |
5月6日(土) | ホーチミンSGN発-桃園TPE着(CI)~MRT空港線に乗って |
5月7日(日) | 桃園TPE発-札幌CTS(新千歳)着(CI) |
サイゴンという名をもとめて
地図をみてホテルがあるドンコイ通りの現在位置を確かめる。その通りのまわりには「サイゴン」と名のついたホテルや店名などが目に入ってくる。鉄道のサイゴン駅はその代表なのだろうが、もう一つドンコイ通りの突き当たりにサイゴン川が流れている。
そう言えば、タンソンニャット国際空港は、IATAコードでSGN、まさにサイゴンである。また、ここら辺にいればどこからでも見えそうな、ホーチミンのランドマークになっているビテクスコ・フィナンシャルタワーもサイゴン・スカイデッキと言った方がわかりやすい。
それほど、このホーチミンになった街中でも、昔の地名サイゴンが浸透して愛されている感じがする。
何か大きな像が見える・・・あれはチャン・フン・ダオ
サイゴン川の方へ向かうついでに、どこか食事をする場所を見つけておきたい。途中でチャン・フン・ダオの像が見える道があり、当初の目的を忘れて通りの名であるHo Huan Nghiep St.の方に向かうことにした。
ホーチミン最初の道路横断は緊張する
ところがである、サイゴン川の遊歩道にいく大きなドンドタクタン通りが一方通行の三車線道路である。横断歩道らしきものはあるのだが、バイクと車の途切れがない。しかも、同じ方向に渡る地元の人もいない。
普段なら、一度だけ一緒に渡れば、道路の渡るコツとリズムがわかるのだが、ここの雰囲気はこれまでとは、大きく違いタイでもなく、カンボジアでもなく、さらにはハノイの流れともちがうようなのだ。
ここと思い相方に声をかけると、突然
「バイク・・・ホンダ・ヤマハ」と声がかかる。
振り向くとバイタクの人のような感じなんだが、目が合うと自分のバイクを示している。なぜ日本人とわかったののかも不思議なんだが、バイクは好きか?と聞きたかったのか・・・。
道路横断のちょうどいいタイミングを失った歯がゆさと、何が話したかったのかと思いながら、ゆっくりと道路に一歩踏み出した。ちょうどその時向かい側からスタスタと横断する地元の人がいたので、同じテンポで交差するように渡るきることができた。
ドンコイ通りに戻るためには、もう一度三車線一方通行のドンドタクタン通りを渡らなければならない。一度、交通のリズムがわかると、スピードを落としながらさけて行くタイミングがわかってくる。思った以上に今度は簡単に横断する事ができた。
「慣れって不思議だね!」と相方が横断して歩道についた途端に言う。
『たいした余裕はなかったはず・・・』と私は心のなかに納めた。
フォーを食べよう、絶対に・・・Pho24がある。
ドンコイ通りには、フォーの専門店がある。日本のガイドブックにも有名なので安心して入れる店である。各国のガイドブックにも掲載されているのであろう。店内は色々な言葉が交じり合っていた。
店内に入ると、見ただけで清潔を保った店内だとすぐわかった。先に注文をするので、ここのフォーのメニューなら地元の人は来ない金額だという事がすぐにわかった。観光客には価格も含めて入りやすい。
クーラーも効いているので、ベトナムでよく見るフォーの店のように明け放れた店内で、簡易的なプラスチックのイスを歩道の上で食べるスタイルとは異質の空間である。
店のスタッフも、調理器具まで拭き上げるように教育されているので、日本人が見ても安心できる。
思ったよりも早く注文ができあがっていた。その際も、新たな客が入店してくる。ドンコイ通り沿いのわかりやすい場所にあるのが入りやすさなのだろう。
さすが、アジア圏にも各国にも支店へ持つだけある。食べ終わって店を出ようとすると、ガイドブックをみると日本人のグループが入ってきた。
黄色に赤の目立つ看板なので、安心して入りやすい。アイデンティティが統一されている強みだろう。
フォー24に入る前に気になっていた、雑貨のテナントビルがサイゴン川よりの2軒ほど隣りのラッキープラザに入ってみた。東南アジア圏でよく見る市場の形態で、通路をふさぐようにそれぞれ小さなスペースで雑多な商品を並べて出店している。
面白いもののあるのでいくつかの商品をチェックしておいて、ホテルに戻る予定にしていた。エレベーターの横を通った時、3階にスーパーマーケットがあるという看板を発見した。
「上にスーパーマーケットがあるようだけど・・・」と私がとりあえず言ってみる。
「今すぐに必要なモノはないけど、ちょっとみてみますか!・・・そうそう、ミネラルウォータはホテルのだけなら足りないから補給しときますか」
エレベーターから降りると、係り員が立っていて肩から提げているポーチなどを見ている。ハノイでもそうだったが、ちょっと大きめの手荷物は、預けて入店である。あとから階段を登ってきた観光客一団は、それぞれ荷物を預けていた。
スーパーマーケットと言っても、Tシャツなどの衣料品から化粧品、食器類など生活に必要なアイテムが揃うという売り場である。価格も表示されているので、日本人には安心して購入できるスタイルである。
おつりはキャンディ?
「交渉とかしないで買えるので楽よね」と相方が言った瞬間に以前ハノイでの事を思い出した。
同じようなスーパーマーケット形式のレジで相方がお金を払ったとき、桁が多く慣れないVND通貨に非常に小さいお釣りが出た。
紙幣で5,000VNDと1,000VNDはちゃんと渡されたのだが、それ以下も多少ある思いながらも保身状態(暗算はするのだがまだ解が出てこない)でいたら、広げていた手のなかに、キャンディをのせられた。
その時は、なんだかわからずにいたが暗算を終えると日本円で1円とか2円程度とわかり、キャンディがお釣りだったとういことで(本当は何が起きたか一瞬わからなかった)納得した。(もしかしたらキャンディーの方が価値があるかも?)
おつりが無いとか、面倒くさい時の、レジのワザかもしれない。
今回はキャンディのようなおつりもなく普通の紙幣と硬貨で戻ってきた。ミネラルウォーターと缶ビール、そしてピーナッツを購入してホテルに戻る。便利な距離にスーパーがあるのがわかったので一安心していた。
明日はミトーの現地オプショナルツアーに参加する。
ホーチミンに到着からあわただしく動き回ったので、ベットの上に横になると数時間眠ってしまっていた。
つづく・・・
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