ダナンの旅【5】Sep 19, 2015~Sep 23, 2015
五行山のトレッキングは、山としては何のことはない。しかし、35℃を越える気温と風の無さで疲労感が残る。水分は欠かせないが、それ以上の汗をかく。下山していてタクシーに乗り込む。1時間30分以上待たせたようだ。
ミーケビーチは、人がたくさん
「次は、ミーケビーチに行くけど」とベトナム語で言ってきた。時間も時間なのと、泳ぐわけでないのででカットしてもいいのだが、そよ風を求めておまかせすることにした。
砂浜に降りて、波打ち際に行ってみる。水温は、冷たさを感じない。波と一緒に吹く風が気持ちがいい。
時間としては、10分程度の寄り道である。
Google翻訳が、彼との距離を縮める
すぐにタクシーに戻って、Google翻訳をつかって会話がはじまった。
意味合いが違うとかなかなか意思が伝わらない、ベトナム語のもつニュアンスと日本語のもつ意味が違っているのだろう。
今度は英単語をベトナム語にして同様のことを聞くが、違う答えが返ってきたりする。
でも、スマホで会話するのが一番お互い打ち解けるきっかけになる。世界で共通して使えるものの価値は大きい。海外に来て、このスマホを使えない状況が合ったならゾッーとする。
見て回る場所では、最後のリクエストとなる「チャム彫刻美術館」
17時に閉館だろうから、美術館をみるにはちょっと短いかなと思いながら、車を走らせてもらう。
駐車スペースに車を止めたとき、マイクロバスで来ていた小さな団体さんが出口から出てきて乗り込むところだった。
もうすぐ閉館の時間かな
受付で1人20,000VNDを払って入場する。私達が最後と思ったが、日本人のカップルらしい2人がしばらくして入場してきた。
ミーソン遺跡の発掘されたものが保管されている
昨日行ってきたばかりのミーソン遺跡からの発掘保存されているものもある。チャム族の王国、チェンパ遺跡で石像が多数ある。ヒンズー教の様式の彫刻から10世紀頃のカンボジアなどに見られるクメール芸術の影響を受けたようなものまで、長い年月からの影響を感じさせる展示物である。
そう言えば、2014年5月に行ったカンボジアで見た彫刻を思い出す。アンコール・トムの寺院バイヨンの回廊に彫刻されていた、チャム族とクメール族の戦いである。
ブロンズの石像があるのも多彩な芸術の高さを感じる。雑多に展示しているようだが、貴重な物ばかりに感じてくる。
一通り見てまわると、館内には数人の人が残っているだけである。
「そろそろ、閉館か?」と時計を見ると17時、5分前である。出口は入ってきた入口とは違うようだ。
タクシーを待たせてある駐車場側にあるようだ。
「フェーヴァ・ダナン」に、ここもGoogle Mapsのおかげ
最後は、ベトナム料理の夕食である。その前に。
タクシーに乗り込んで、「フェ(ィ)ーヴァ・ダナン」というベトナムのカカオを使ったチョコレートの店に寄ってもらえないかと、スマホを住所を見せる。きっとここら辺のはずと思っていたからだ。さっそくGoogle Mapsで見てくれてすぐに出発となった。
本当に便利である。
一方通行などで、私達をのせたタクシーは大きく通りを迂回するようなルートである。Google Mapsによるとこの辺なのだが見つからない。
もう一度、Google Mapsを頼りに同じ道を通って止まる。なかなか見つからない。一度、運転手は降りて周りを見渡し、付近にいた人に聞いている。
すぐにわかったらしい。
運転手は、通りを渡るのに一緒について来てくれる。日本人では、この交通量の多い時間に、この通りを渡るのは無理だと判断してくれたのだろう。
盾のようになって先導してくれて店を教えてくれた。
選ぶ楽しみチョコレート
店内にはいると、日本人ばかりだった。レジも日本語を話すスタッフがいて、ベトナムに来ているとは思えない雰囲気である。
店の定番のチョコレートは、前の日にほぼ完売してしまったという。そこで、色々な味のバラのチョコをセレクトして箱に入れて販売している。
この方が、選ぶ楽しみがあっていいかもしれないと思いながら、詰め合わせを作る。
店から出ると、さっきまで明るかったダナンの市街地はうっすらと陽を落としていた。
外で待っていてくれた運転手さんは、どんどん日本人が入って行くので、びっくりしていた。車に乗り込み「プレゼントっ」と言って今購入したチョコを渡した。
家では奥さんとお子さんが待っているようなので、気に入ってくれるといいなぁ、と思いながら・・・。
いよいよ、夕食である。
ベトナムの伝統料理の生春巻き。メニューを渡されるがなんだかわからない?
メニューに写真がないのでどんなもの?
写真がないか聞いて見ると、メニューが壁に写真で載っている場所へ。
そんな事をしていたので、見かねた運転手さんが、通訳をしてくれた。(といっても、店員とのベトナム語、私達とスマホ翻訳ーーこの連携は見事である。)
チャーターの時間オーバーしてないか?
一緒に食べないか?と言ったけど
「入らないと言って、自分で飲み物を注文して席を外して待っている」
家に帰って、家族と食事をするのを待っているのかもしれない。
もう、お腹いっぱいなので、さっそくホテルに帰ることに。これから戻っても20時位かな。8時間位だったのに、10時間も拘束するチャーターになった。
途中、「ハン市場に寄りますか?」と指をさすが、もう観光はいっぱい一杯。
正直、今日の目的の五行山に登って満足している。ホテルに戻ってもらうのが、お互いのためにいいと思ってた。なんと言っても、ここから約1時間半の移動なのだ。
20時少し前に、ホテルに到着。
思ったよりも、早く着いたかな。それでも、疲労感がたっぷりある。車を降りるときちょっとよろける、年だけのせいではない。たっぷりと十時間以上の拘束となった。
良いドライバーに恵まれた気がした。
ちょっと気になったのが、たばこを吸うことかな。(車内では吸うわけでなく、私達が見てまわっている間に、吸っているので、特にニオイとかケムリが不快だったわけでないので案内には問題がなかった。)
タクシーの運転手は、英語が通じないという事を前もって知っていたので、このときも、スマホの翻訳ソフトとGoogleMapsが、大変活躍した。(私も英語が得意じゃないが、スマホのアプリで充分コミュニケーションができる)
また、ホテルでも、ベトナム語でわかるように、私のガイドブックを見ながらスケージュールを書いてくれて、ドライバーに渡すメモにしてくれた。そして、「食事が決まっていなかったら・・・こんな所もあります」と言ってメモにしてくれた。
新しい部屋に案内されて、もう一度荷ほどき
今日はこれから、部屋が変わっているはずである。たった一日ではあるが見る風景も変わっているだろう。
部屋に入ったら、このホテルに19日に到着したときのように、スーツケースからの荷ほどきからはじまる。しかし明日はチェックアウトの準備である。
22日は、ホテル発のフエ行きのシャトルバスが10時に出発である。
その前にチェックアウトを済ませて荷物を保管してもらうようにお願いしておいた。そしてこのシャトルバスは、フエを17時出発で、ここに18:30分頃に戻ってくる予定でいる。
また、あわただしくなるなと思いながら、
つづく・・・
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