年末年始にかけてベトナムハノイに行って来たことはブログに書いたばかりです。
ベトナム総合情報サイト『VIETJO(ベトジョー)』に進捗情報があります。
2015年にはじめてベトナムのハノイに行ってから、ホーチミンはもとよりダナンやニャチャンなどを旅してみました。
今回の新型コロナウィルス(COVID-19)においても、渡航レベルが一気に上がり対象国からの入国する場合は、帰国の日本人も同一で隔離対象となります。
まさに、平常時と言うよりも厳戒態勢化になっています。特に北海道では「不要不急」の外出は控えるようにと要請されています。
旅行情報と治安
ベトナムの比較的大きな都市ばかりですが、場所を変えつつ年を追うごとに、渡航前に緊張していたイメージが変わっていきます。
ガイドブックや旅行記の記事による安全情報と実際の感じ型方の違いが大きいように思います。たとえば外務省の「たびレジ」における渡航による注意喚起は大きな影響があるので、チェックして出かけます。
もちろん、外務省からの情報のレベルが1段階上がるだけで躊躇するのは個人旅行とはいえツアーなどで行く人達と同じ感覚です。旅行会社企画のツアーはそもそも中止になることも多いと思います。
そんなレベルが上がらずとも、注意喚起はされていてベトナムの場合は
「▶キャッシュカードのスキミング被害発生の注意喚起(2019.2.1)」
「▶麻しんについての注意喚起(2019.1.31)」
より前は、
「▶ポーカー詐欺(いかさま賭博)多発に関する注意喚起 (2019.10.9)」
「▶タンソンニャット国際空港における偽ドライバーや偽タクシー等に関する注意喚起 (2019.10.9)」
というものでしたが、最近は「ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表」の続報が立て続けに掲載されています。
ベトナムの景気と治安
今回のハノイは5年前に比べたら、二回目というだけでなくお土産屋、日用品の買い物、タクシーの乗車などの金銭のトラブルは遭遇しにくくなっていました。
以前は通貨VND(ドン)の桁が大きいを利用して、一度ドルに置き換えをされながらおまけが加わり結局、高額に支払っていたという話は聞きます。
そのため20,000VNDであれば90円ぐらいなので、100円(1ドルとも近い)と換算しておいて『000を先に三つ取って約5倍すると覚えて「20×5」=100円』って簡単に覚えておいたりしています。
また、もともとベトナムの人は最後の端数まで端数(00二桁)傾向があり、おつりがあってもまったく戻らないことやあめ玉ひとつ(スーパーでの買い物の端数でよくある)がおつりということもある。べつにぼられているのではなく習慣なのだろうと思っています。
日本の消費税が8%の時のように、端数が出やすいような商品が並んだときベトナムではその場合はどうするのかと興味が沸いてくる。最近になって路面店でもクレジットカードなどのキャッシュレスが進んでいるからビックリするくらいなので「おつり」が端数というのもなくなって来ているかもしれない。
ただ、値引き交渉(値切り)は依然として残っている商習慣なので、前提とすれば許容範囲なのかもしれないとも思ってしまう。
ベトナムのネット通信事情
東南アジア全般、ここ7年~8年をみると通信の発展は著しいのが印象的です。つい数年前までは、携帯電話だった仕事上での業種がほぼ100%の人がスマホに変わっていました。
インターネットの普及というとらえ方をすると、日本は、個人の回線がパソコンの家庭回線の普及から始まったのに対して、PCなどの固定の端末を経験しないで、携帯~スマホとモバイル通信が一気に普及した感じです。
家庭に普及が遅れたのでコストが抑えられる「モバイル通信」が広く浸透したのだと思います。
ベトナム旅行の場合、いつもは面倒なので「AIS 周遊プリペイドSIMカード」をつかうのですが、実験としてベトナムのSIMカードを揃えて使ってみました。
日本で言う格安SIMカードを使って試しても、ハノイや大きな観光地では問題がないくらい普通に使えます。
これらの共通点は日本国内であらかじめ購入できる利点です。
SIMカードを現地の空港などで買うのとでは、安心感がまったく違います。購入時のパスポートの提示もいらないです。
都市から離れた場所で生活するとかならキャリアもエリアも吟味する必要はあると思いますが、ハノイの主なところや世界遺産の古都ホアルーの田舎でもデータ通信には支障がありませんでした。
ただ、移動の時の道路などは圏外になったりはします。日本で言う格安SIMとなる?「Vietnamobile」はiPad Proに入れてみましたが、速度に際立った早さはないと思いましたが支障がない程度で使えていました。
ハノイだけで言うと日本の格安SIMが、昼の時間帯アクセスが重くなるのに対して遅くなることもなく安定していました。12月31日のカウントダウンの時間帯も圧倒的に起きている人が多いにかかわらず普通にアクセスができます。
現地のプリペイドSIMカードの結論としては、都市から観光地などの移動の道路で圏外やアンテナの感度が1つなどつながらない事もあります。しかしそこに住居やホテルがあるならキャリアのエリア内であるのが必須でしょう、まったくの一元的な観光客としては十分なサービスエリアでした。
ベトナムのマスク
今回の日本のマスク不足騒動ですが、意外にベトナムはマスクが足りなくならないのでは?と思ったりします。
以前から若い人がバイクに乗るときに、ファッションの一部として使われています。雑貨店では、色とりどりなマスクが積み上げられて置いてあります。使い捨てというよりも口元のおしゃれだとおもます。
朝の通勤時間と夕方からの帰宅時間のバイクの排ガス蔓延のときにしています。それが幸いしたいたのか、若い人が多い人口比率も手伝って、マスクも常に普段からする習慣があるとなれば、今回の新型コロナウィルス(COVID-19)にも、自然に準備ができていたように思います。バイクなどでの粉塵用途が功を奏したようです。
ベトナム観光などインバウンドと新型コロナ
日本の「あかましておめでとう・・・1月1日」圧倒的な人は日本人もいましたが、大型バス4台を近隣に停めて来ている中国の人達でした。
このように、日本と同じように観光資源を活用したインバンドも発展途上国にある政策の一部だと思います。まだ、今回の新型ウイルスが拡大していたわけでないようですが、その後の対処は見事だと思います。
「在ホーチミン日本国領事館」によると、「2月14日以降,新規の感染症例は確認なし」で
「3月6日現在におけるベトナム国内での新型コロナウイルスの陽性事例は、計16名(全員治癒)」と完全に封じ込めています。
日本に目を向けて見ると、他の国からの日本人の渡航制限が随時更新されています。
外務省の安全ホームページによると、「日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限」と題して、新型コロナウイルスの情報を更新しています。
上記のように「ベトナム」は、「入国する全ての渡航者に対し紙/オンラインでの医療申告を義務付ける」と3月7日から実施しています。
早速「在ホーチミン日本国領事館」では
医療申告書フォーム見本(和訳付き)-PDFファイルを3月9日にはページにアップしています。
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https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100014179.pdf
渡航の予定のある人は目を通しておくことをオススメします。
発展途上国であっても観光のインバウンド力をいれているにかかわらずこれだけ強化してきています。
マレーシアへの入国は、「日本の北海道から」を禁止した
話はかわりますが、、日本人にとって13年連続住みたい国第一位(財団法人ロングステイ財団調べ)のマレーシアは、日本全体の渡航制限はないものの「日本の北海道」という地域を指定して入国禁止となっています。
というように次々と厳しい処置がされています。
これは、北海道全体という処置のようですが、2020年1月31日(金曜日)から2月11日
(祝日:火曜日)まで開催を強行した「第71回さっぽろ雪まつり」が全道(北海道全体)に広げたという意見もあります。
3月9日付けの「毎日新聞」の記事によれば、
と指摘する意見に変わってきています。
このように、「日本人が思っている日本」と「海外からみている日本」は少しズレが生じてきているように思います。
日本のように先進国が体のいい「インバンド」という言葉で、外国の観光客に経済を委ねるというまるで後進国がやっているような姿になっているところが国の体力をなくしています。
特に、マレーシアから入国を禁止された北海道は、札幌を本店とした「北海道拓殖銀行(たくぎん)」が破綻してから20数年感今もなお経済不況に苦しんでいます。浮揚するような景気対策も絵に描いた餅になってしまっています。
景気が回復しないため、「観光」としての雪まつりをストップさえできなかったのは、経済に余裕がないからであり、働き手が減少し高齢化が進んでいる姿です。
東南アジアの東西経済回廊・南部経済回廊・南北経済回廊という経済圏
今回、ベトナムを一番の例にあげたのは「経済発展」という安全度が向上している国としてです。今回の新型コロナによる封じ込めなどは、発展途上国が行っている「外貨獲得政策」が主になっているとなかなかできない方策だったように思います。
日本も仲間に入る(先進7ヵ国)とおもいますが、かつて先進国と言われたヨーロッパを含む国々が、経済の困窮や衰退によるところが新型ウイルスの拡大をしているのは、若い人が少なく高齢化が進んでいることが原因かもしれないと思えてきます。
東南アジアの経済圏としての回廊をざっくりとフリーハンドで物流線(回廊)を書いてみました。大まかなのでご了承願います。南部経済回廊は200万人以上の都市タイのバンコク・カンボジアのプノンペン・ベトナムのホーチミンと消費行動も潤沢な路線を持っています。
さらに主要な国ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム4ヵ国の中央を横断するのは、今後貿易の拠点となる観光リゾートとしても人気のベトナムのダナン港へ結び経済の要として稼働する「東西経済回廊」です。
さらに現在の貿易港として役割の大きいホーチミンへ結ぶのは南北経済回廊です。ベトナムハノイから北へ上がり中国の昆明から南下するASEANとは違うルートを持ちます。最終的にはバンコク、カンボジアのプノンペンを通り抜ける「南部経済回廊」の大都市を通る物流網に繋がる強力なルートです。
これに大昔から使われていたチベットから流れだす「メコン川」は、中国・ラオスを通りタイとの国境線に沿うように流れてカンボジアに入り、メコンデルタ地帯のベトナムへの物流も少なからず大動脈として使われています。
この東南アジアでも大きな経済発展をしているタイに日本の自動車メーカーが進出していくのは、タイの自国生産以外の車は販売できないこともありますが、この回廊の拠点となるバンコクなどタイの包囲網を確立することもできているようです。
東南アジア全般ですが、ここ数年での経済発展と安全性と治安が一致してきているように思います。だからすべて安心かと言われれば犯罪も日常で起きています。ただ、今回の新型コロナに対する対策も発展途上国である限り観光という収益を求めていて当然です。
しかしながら、その外国人の観光やビジネスを止めてまで感染拡大を防ぐことができる体力は、経済発展の途中であり、人口の構成比が若者で労働人口が多いからだと思えます。
このブログを書いている最中に、大きな運休のアナウンスがありました。
「タイ・エアアジアX 日本路線の一時運休について」March 13, 2020
バンコクと東京(成田)、大阪(関西)、札幌(新千歳)、名古屋(中部)、福岡を結ぶ日本路線の全路線を3月16日(月)から6月16日(火)まで運休となりました。
日本へのインバウンドがタイからも無くなることを意味していますが、タイの経済よりも明らかに日本の景気に作用してきますね!
たまに難解な読書に誘われる時があります。
です。Kindleなら286円単行本より安く読めます。上巻・下巻がありますが途中で読了してしまうことも考えて、上巻だけ購入します。(>_<)
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