リゾートとしてのスキー場、ニセコ山系
2022年、恒例の春スキーのシーズンは、積雪がたっぷりあり世界でも定評のある雪質と相まって最高のロケーションとなっています。ただ寂しく感じるのは、スキーヤーやスノーボダーが少ない事。
ニセコアンヌプリ国際スキー場・ニセコ東急 グラン・ヒラフの二つのゲレンデは、2022年5月5日(木)まで営業しています。(予定)
このような現象は、2年前からだと思う。
2020年1月13日
2020年、未だに収まる気配を感じない、世界が震撼する前の賑わいはこれが普通と思える二枚の写真です。
2020年1月13日は、この通りアルペンエリア側から来る者、花園エリアから来る者が集まってきます。この写真のフレームに収まる人達は、ほぼ海外の人です。
この年末年始にベトナムハノイから旅行で帰国して来ていたのでわかっていましたが、現地(ベトナム)の情報では、中国国内に得体の知れないまま、蔓延している病気が発生している事が取り上げられていました。
2020年2月23日ナイター
天皇誕生日となり三連休で賑わっていました。まだまだ、元気でスキーを楽しんでいます。近年、このニセコにもボードやスキーをする中国人が増えて来ていたところなので、言語が飛び交う様子が耳に入ってくると、ヨーロッパのイタリアなどラテン語圏や英語などのなかに中国語が聞こえます。
北京などは雪が多く降る訳ではないので、徐々にウィンタースポーツをする中国人が増えるのを感じながらも本格的普及には時間がかかりそうと思っていた5年前。それが北京オリンピックに合わせて一気に人口が増えていました。
スキーやスノボをしない方はわからないと思いますが、ナイターと言うと暗いイメージを持ちますが、リフトやゴンドラの乗り場やスキーのコースは決して暗いという事はありません。周りは暗いですが、下の写真のようにこんな感じで明るさを保っています。
さらに、コース上に出来るコブなどがハッキリして滑りやすいので、ナイターをメインにしている人も多いです。
マスクをしている人もいますが、ネックウォーマーやフェイスガードで覆っている人もいて様々です。
吹雪いてきましたが、ちゃんとスキーはしています。
2021年4月10日・11日 快晴
2021年は、何度かニセコに足を運んでいます。その中でも、久しぶりの快晴に恵まれた4月10日から11日です。この年のニセコは、なんとなく静かな雰囲気です。気象条件にもよるのでしょうが、人が多ければ動いているリフトなどが運行していなかったり、ヒラフ坂に並ぶ店も閉めていて折角ロードヒーティングした歩道にも人の姿がまばらです。
それでも、自家用車の駐車場は、それなりに混み合っているのが印象です。インバウンドへちょうどシフトしたニセコリゾートだったので、自家用やレンターカーで来る客でも、大きなマスツーリズム型へ転換してしまったために、急に地元客と言っても戻る事は無いだろうと思います。
国内の本州方面から来ていたスキーツアーもあまり見かけなくなり、大型の観光バスでホテルに入って来るような姿を見かけなくなっていました。
ニセコ HANAZONOリゾートには、パークハイアットが建ち、ニセコビレッジスキーリゾートには、従来からのヒルトン、そして来シーズンからは、リッツ・カールトン・リザーブと高級ホテルが進出しています。
ニセコユナイテッドと言い、ニセコアンヌプリという山を「4つのリゾート」として捉えているので、冬のシーズン以外にも夏のゴルフ・ラフティング。トレッキング・MTBなど多彩なメニューを揃えています。
2021年サマーシーズンは、クローズし「ダウンヒルコース」は使われなかった模様です。さらに残念ですが、サマーゴンドラをはじめ2022年のニューストピックによると「サマーシーズン」も休止が決まったようです。
2021年の4月10日に話しを戻します。
あえて人の溜まりを見つけてシャッターを押してもらいましたが、コースによってはプライベート感満載です。(※「リフト券」もレギュラーシーズンからスプリングシーズンとなっていることもありますが・・・)
ニセコアンヌプリを背に従えてスキー場ができていることがわかります。
1000mヒュッテにある「小助川翁の鐘」を鳴らします。スキーヤーの安全を願って作られたものです。何度も遠くから鐘の音が聞こえていたので、空気が澄み切り遮る人もすくないのだと思います。
翌日の4月11日も快晴です。1000mヒュッテに振り返って「小助川翁の鐘」を撮します。
このように、快晴の時は建物の存在は見落としがちですが、スキー場でも吹雪となりホワイトアウトすることがあります。そんな時は、この大きな色の付いた建物があるだけでコースがわかります。また、視界が確保できないときは、ゲレンデで運行しているリフトの音を頼りにしながら、自分の場所やコース復帰へと繋げる意識があると安心です。
この日の午前中はニセコルールにより、ゲートが開かれていたようです。キング第4リフトから、徒歩で登っていくボーダーやスキーヤーの姿が見えます。
天候が良すぎて二日間目一杯滑ってしまったので、アンヌプリ登山は諦めました。午後から車を運転して帰路に着く体力を残しておくためにも・・・。
もう、9年も前になりますが、2013年にスキーを担ぎ、スキー靴で登頂した写真が見つかりました。
そして何が素晴らしいかというと、一気に山頂から滑り落ちる醍醐味もそうですが、この角度から見る「羊蹄山」が侮れないくらい感動します。
2022年シーズン
ニセコのスキー場の施設は、私達のように一泊して帰るというようなショートステイ向きではなく、どちらかと言うと、ロングステイ向きの本格的なリゾートのコンセプトとなっているのだろうと思います。
それでも、正月明けや春シーズンの休日をここニセコに来ている。もう少し、この地元客でも過ごしやすい環境のプランが常にあってもいいかな、という儚い希望があります。もう少しすると、日本の鎖国状態が解けて、かつてのインバウンドが戻ってくるのかもしれないが・・・。
ナイターが終わる寸前まで滑っていたりするのは、雪質なのかこのニセコのサービスなのかわからないが、海外旅行ができなくなったこの二年間、正月はニセコに来ていた。ともに、天候が悪く思う存分スキーを滑ったという印象はないが、足を向けてしまう。
レギュラーシーズン終了の3月20日・21日と再びニセコへ。
あいにく、天候に恵まれずスキーとしては消化不良でした。リフトが並んでいると思いきや、混雑時は、キャビン型リフトは、相乗りで4人乗車をしていたが、感染対策ゆえに家族単位や友達同士などでの乗車運行をしている為、時には一人乗車というのも普通となり列を作っているだけで混雑しているとはほど遠い状態です。
海外の人達は、思っているよりも多くいて長期に滞在しているのか、ニセコに見る日本人より海外の人が多いは健在のような雰囲気です。
また、スキー場内にいる限り、マスクの着用者はほとんどいないでネックウォーマーなどで口元を隠しているくらいです。まあ、このアウトドアの環境とスポーツをしようと言うときに呼吸を塞ぐ危険度の方が大きいように考えるのがグローバルスタンダードだと思う。
これは、海外の人の比率が多いメリットかも知れない。ただし、そのような人達は、決してマナーを壊している訳ではなく、ヒュッテに入場する時、ホテルにチェックイン時はマスクをしてトラブルを避けています。
食事をすれば外すし、温泉に入れば外すし本当にマスクの効果にエビデンスがあるのか?と疑問視する論文が発表されたりしているのは当然だと思います。
リフトが強風で一時停止するくらいのゲレンデでこのような人がいないところで、マスクをするののはおかしい。(※防寒として口元を覆っているのは目的が違う)
昨年と全く違うのは、雪の量が全く違っている。これだけ豊富な雪の量があっても人が少なすぎてナイター(3月21日)もなく、ゴンドラも16時過ぎに終了となっていた。しかも、車を止めたゴンドラの始発点のあるマウンテンセンター側へのゲートは早々に閉じられるアナウンスが聞こえてくる。
やはり、人が全く少ないのだと思う。
インバウンド型のスキー場は、なかなか厳しいシーズンを2回経験してきている。2022年の営業は5月5日まで、雪の量、雪質とも最高のレギュラーシーズンだったので、春スキーもコンディションがいい状態を保てると思います。
あと思い切り練習をしたい人には最高のロケーションです。ヒラフエリア・東山のビレッジエリア・ロングコースを楽しめるアンヌプリエリアもオススメです。
本州方面からスキーやボードを持って、新千歳空港へ降りてそのJR駅(新千歳空港)から、札幌によらずに小樽駅まで快速エアポート、さらに廃線が決まってしまいましたが、函館本線の通称「山線」に乗り換えて「倶知安(くっちゃん)駅」か「ニセコ駅」まで来てスキー場へ。
スキー場近くのホテルによっては、送迎もあります。
小樽からは、とっても便が少なくなって時間はかかります。秘境駅ファンならマニアックな駅になりますが、駅ホームに繋がる駅舎が宿泊施設となっている「比羅夫(ひらふ)駅」があります。
エンジョイスキーイング!そして、再び観光客が「back to Niseko in the near future」でありますように。
館内から直接、リフト乗り場までアクセスできる利便性は、ウィンターシーズンには欠かせない要素です。綾ニセコ なら、リフトがなだらかなファミリーコースにありますので初心者の方やチョットした足慣らしや小さなお子さんのスキー体験にも適しています。
また、夏の期間(サマーシーズン)に導入された「スカイバスニセコ」が、倶知安駅からニセコ駅間を運行するようです。
このような仕様のバスは、ベトナムハノイで運行されているツアーバスに乗ったことがあります。イメージするとこんな感じでしょうか?
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