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【青森・久慈・宮古へ鉄道の旅】東北西半分ぐるっと巡り・浄土ヶ浜編

浄土ヶ浜ビジターセンターの建物から海岸へ下りて行きます。さっぱ船で行く「青い洞窟」は人気が高くもう受付を一時停止している。浄土ヶ浜の滞在時間は限られているので諦めて「浄土ヶ浜海浜」へ海岸線を歩いて向かうことにした。

Appil 30,2023~May 05,2023

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三陸復興国立公園・三陸ジオパークの浄土ヶ浜は白い流紋岩

岩肌を白く見せるのは4,400万年(新生代:古第三紀)前のマグマの働きにできた火山灰で、二酸化ケイ素が多く含んだために白くなった流紋岩(りゅうもんがん)でできています。

また、海水の透明度も断崖絶壁も調和した美しい景観になって、このGWの人出も多くそれぞれアクティビティを選んで楽しんでいるようだった。

さっぱ船で行く「青い洞窟」は早めに行列

9時を過ぎたばかりでいたが、受付一時停止でした。

9時を過ぎたばかりでいたが、受付一時停止でした。

あと7~8分並ぶのが早ければ、受付できたかもしれません。天候が悪くならない限り並んでいれば、何とかさっぱ船への乗船はできたようでした。

青い洞窟

青い洞窟 さっぱ船の乗船乗り場

ヘルメットと救命胴衣しています。帰港するさっぱ船の乗員の入替が行われるようです。

出発の風景です。今回は時間の都合で乗船しませんでしたがスピードを上げて目的地へ向かっています。さっぱ(小型)船で行く「青い洞窟」

さながら極楽浄土のごとし

天和3年(1,683年)、宮古の霊鏡和尚(おしょう)が詠んだ「さながら極楽浄土のごとし」がこの地名の由来だそうで、ツアーの観光客も多くいて賑わっています。

今日は陽射しが強く、海岸ということもあって熱中症に気をつけたいものです。

レストハウスで販売していた「宮古市かけあしの会」販売の宮黒サイダーとこんな時の定番となっている「冷えたキュウリ」が身体に染み渡ります。

宮黒サイダー


宮黒サイダーは、宮古の塩と黒石のリンゴが恋をしたそうです。

かけあしの会からの購入で、宮黒サイダーは100円(税込)で販売されていました。気になっていた飲料だったので、お得に購入できて良かったです。ちなみに、キュウリは150円だったと思います。

浄土ヶ浜レストハウス


浄土ヶ浜レストハウスの展望台より

ここにも、海嘯記念碑が建っています。

大海嘯記念碑(昭和三陸津波記念碑)


大海嘯記念碑(昭和三陸津波記念碑)

その内容は、岩泉小本で見た海嘯記念碑と同じように津波への教訓が刻まれています。

大海嘯記念碑(昭和三陸津波記念碑)


浄土ヶ浜に建つ大海嘯記念碑(昭和三陸津波記念碑)の内容です。

三番目の「何処」を読むのが難儀しましたが、「処」の俗字(𭙧Unicode -2D667)でした。
このような津波(津浪)の記念碑の教訓は、後生へ伝える役目があると思います。漢字の変化に注視して理解しようと思います。

宮沢賢治、ただ一人の友だった保阪嘉内(ほさかかない)

宮沢賢治が詠んだ句で1917年(大正6年)7月宮古に訪れ浄土ヶ浜へ父の代わりに視察旅行に同行した時に詠まれたとされています。
1996年(平成8年)9月30日 建立して「10月14日(月)大安」に除幕式

1996年(平成8年)9月30日 建立して「10月14日(月)大安」に除幕式

浄土ヶ浜を「寂光(じゃっこう)のはま」と比喩し、天日干しの昆布を「ビロード 」と形容してその美しさを表現している。
ここの石碑は「宮沢賢治生誕百年」を記念して建立されたといいます。
生前、宮沢賢治が刊行された書籍は「春の修羅(詩集:心象スケッチ)」と「注文の多い料理店(童話集)」の2冊だけです。この詩句も親友の保阪嘉内(ほさかかない)宛ての書簡に残されていたものと言われています。
また、死後に高村光太郎や草野心平に見いだされて、作品が評価されて多くの「全集」などの編纂につながっていきます。
浄土ヶ浜ビジターセンターからの宮古駅へのバス出発の時間まで約1時間半を残しました。

北海道(蝦夷地)との繋がり

宮古港海戦記念碑

宮古港海戦記念碑

旧幕府軍と官軍が1年5ヶ月間の戦いの歴史です。第15代将軍徳川慶喜の大政奉還と明治天皇の王政復古に反対する旧幕府軍が、函館(当時は箱館)にある「五稜郭」で陥落させ政府を樹立します。
函館五稜郭

函館五稜郭タワーに登らないと星形か分かりません。

しかし新政府軍(官軍)が、宮古港に艦隊を集結させて旧幕府軍の奇襲を向かい入れます。
旧幕軍の軍艦「回天」で抵抗するが作戦は、失敗に終わります。それにより、日本が明治政府の統制下、新政府により五稜郭も落城となります。
この記念碑は明治100年にあたる1968年に浄土ヶ浜の展望台に建てられました。
浄土ヶ浜御台場展望台

浄土ヶ浜御台場展望台

その展望台は「御台場展望台」で宮古港を一望できる場所で、その壮絶な戦いを偲んでいるのでしょう。
一度ビジターセンターに戻り、少し時間があるのでもう一つの展望台へ向かいます。

館ヶ崎展望所

この展望台に登って見たのですが、あまり展望があ良くない印象です。木々が海岸線へ被さってしまうようです。

木々の距離が長くて岬としての展望台としては・・・。

そろそろ、浄土ヶ浜ビジターセンターからのバスの時間が近づいてきました。

ICカード対応


suicaで乗車できました。

岩手県北バスは、ICカード決済「iGUCA(イグカ)」が使えるバスだったので、交通系ICカード決済のモバイルsuicaで乗車しました。財布から現金をだしたりおつりの心配だったりが要らないので安心です。

今日は、これから宮古駅発のJR山田線を走る臨時列車13:32発「さんりくトレイン宮古」に乗車予定です。

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iconもう少し日程に余裕があったら宿泊して見たい「浄土ヶ浜パークホテルicon」です。

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