プノンペンから行くサンボープレイクックや南部遺跡の旅【4】
Dec. 30, 2017~Jan. 04, 2018
海外で年末年始を過ごすのは、タイのチェンマイと台湾の桃園とここで3回目になる。雪のあるから世界からこの暖かい地域いる事を経験すると、このような正月の迎え方もありだと思えてきた。
さいわい色々な国の人が、偶然ホテルという場所に集まり新しい年を祝う。本来ならそれぞれの国の祝いかたがあるのかも知れないが、今回は共通のイベント、ディスコパーティで過ごす。
日本では、除夜の鐘が響く頃にパーティは始まった。
日本との時差は2時間。こちらの時間で夜10時になる頃に、大音量がホテル中を駆け巡る。
いよいよ始まったか。
部屋の置かれていた案内では、カウントダウン・ディスコパーティの参加者を募っており、ドリンクと料理の金額などなど。
そして、
『午前2時以降は騒いではいけない』と注意が書かれてた。
と言うことは、
「2時まではこの音量が続くという事かもね」
カウントダウンパーティが始まりました。過去2回のタイのチェンマイも台湾の桃園もカウントダウンは、花火で始まりました。どこも盛大で、日本のしみじみ「除夜の鐘」とは趣が違います。
日本ではすでに2時間前に新年を迎えているはずです。
横にあるプールは、もちろん立入禁止ですが、悪ふざけで飛び込む者がいないのは、日本よりもマナーが良いかも?これだけ熱帯夜で盛り上がっていますから、ハメを外さないのは良いことです。(^_^)/
多くの宿泊者が、屋上にあるこのイベント会場に来て新年を満喫していた。
明日はサンボープレイクック遺跡の出発が、ホテル朝7時のためあまりゆっくりしていられない。
それでも、カントダウンが終了して暫くディスコサウンドが流れて踊っていたが、区切りが付いた1時頃には会場を離れて、皆部屋に戻っていく。
「意外とあっさりしている」
「カウントダウンとはいえ、3~4時間会場にいる人にしてみればそれでいいのかも」
「新年まで20分というところで、見に来るような軟弱者とは違うかも」
「2時までうるさいって事はなさそうね」と相方が言いながら、2台あるエレベーターの方を見ると乗り切れない人であふれ出す。
「階段で行こう・・・・6階だからすぐだよ」
と私が言った。
深夜のカウントダウンにめげずに早起き、朝6時からの朝食を
私達は、宿泊者やこのホテルのレストランスタッフを含め一番のりで一階にある朝食会場に来ている。朝6時のオープンを少し過ぎた頃どうぞと手招きされた。
さすがに今朝は、従業員も眠そうでカウントダウンから勤務なら仕方がないだろう。
朝一番にレストランで作業をしている厨房スタッフから聞くと、徹夜で朝食を作っていたそうだ。
カウントダウンからきっと起きているのだろうから、「この朝のシフトが終わったら帰れるのか」と聞いたら、この後調理の学校へ行くという。
私達が日本人だからかもしれないが「今、和食を習っている」と言ってくれた。少しだけ親しみを感じる会話ができた。
「寿司、天ぷら・・・」
カンボジアでは、勉強をして学問を身につけるのも、彼のように調理師として技能を学ぶのも本人の強い意志と親の熱心さが必要なようだ。
ここのホテルのスタッフは、そんな中でも向上心を持っている選ばれた人なのかも知れない。この国に来ると学問の大切さが目で感じることができる。
昨日と代わり映えしない朝食のメニュー。パンはフランスの影響なのかおいしい。
7時ホテルのロビーで待ち合わせなので、早々に朝食を切り上げて部屋に戻る。
サンボープレイクック遺跡は、アンコールワットのあるシェムリアップからの方が若干近い。観光のスケジュールとすれば、当然アンコールワットを見ながらついでに足を伸ばすといった方が往復で2時間以上短縮できて効率がいいらしい。
今日も、朝から天気がいい。朝6時前に日が上がってきて明るくなる。
いよいよ、今回の旅の目的でもあったサンボープレイクック遺跡へ出発する。
現地までは片道4時間の長旅である。
つづく・・・
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