Appil 30,2023~May 05,2023
快速「さんりくトレイン宮古」に乗車
このJR「リゾートあすなろ」は、5月2日に恐山へ行く時に使った「大湊線」、八戸~大湊を走る観光列車「リゾートあすなろ下北」と同じ車両を使っています。
宮古駅を少しだけ散策
快速「さんりくトレイン宮古」は、全席指定なので出発まで余裕があります。
昨日(5/3)と今日(5/4)立ち寄りましたが、GWでも宿泊するホテルの相談している人もいるようでした。
イートピアみやこの階段を上ると、クロスデッキ(自由通路)があり市役所・交流センターへ抜けて行けます。
再び、駅前広場に戻ってきました。
三陸鉄道の本社社屋前の歩道エリア(駅前広場)の向かい側には、鉄道歴史広場があります。
その中にある「超我の碑」は、山田線を走る貨物列車が、昭和19年3月12日脱線転覆事故を起こす。その区間は平津戸駅~川内駅の間でした。そのとき重傷を負った機関士が、後続列車に知らせるように機関助手に伝令を指示したが大雪で進路を失い戻り看護をした。
機関士の適切な指示と多重事故を起こすまいとする超我と友愛の碑となっています。
脱線転覆事故を起こしたC58283車両は、線路に沿うように流れている閉伊川に落ちてしまう。そひて車両が引き上げられたのは、戦後となったが修理されて現場復帰する。同時に事故当時、機関助手は機関士となりその車両を運転するというエピソードが込められています。
この機関士と機関助手をモデルに東映より映画化され「大いなる旅路」として1960年3月8日劇場公開されました。撮影協力は、当時の日本国有鉄道(国鉄)です。U-NEXT会員なので、見放題で見ることができました。
古い映画ですが、視聴するとこの石碑も身近なものになっていくように思います。
すでに「DVD」になって発売されていますが、メディアを購入することなく、気軽に今のスタイルで見るなら、Amazon PrimeVideoでも配信レンタルされているのでサクッと見ることができます。
昭和59年4月に開業した三陸鉄道、当時の国鉄から赤字路線を第3セクターで引き継いだときの志が刻まれている。その「我等の先輩が鉄路への志を発してより九十年」は印象的でした。
また「鉄道開通記念碑」は、山田線が1934(昭和9年)11月に盛岡-宮古間が開通した記念碑です。
動輪の塔は、当時のSL(蒸気機関車)から気動車(ディ-ゼル)に変わるときのもの、1973年盛岡鉄道管理局20周年を記念した「C58403」動輪のオブジェです。
宮古駅周辺の情報は、観光に限って言えば不足はないのかも知れませんが、その他の歴史的な成り立ちなど、現代まで伝えたい事を探すのに苦労します。
レ・ド・シェーブルというグラスフェッドヤギミルクを使ったお菓子などを販売している店で、人気のシュークリームも購入して、いよいよ鉄道旅の出発です。
宮古13:32発・盛岡行き臨時列車「さんりくトレイン宮古」
駅のホーム側から宮古市役所を望みます。市役所内2Fのクロスデッキ(自由通路)と市民交流センターの駅側の窓は鉄道の撮影スポットになっているので、改めてホームに立ってその様子がよく分かります。
「さんりくトレイン宮古」に乗車中にレ・ド・シェーブルのHPには「スイート列車チケット」というのがあり、宮古⇔田老間の往復の食べ放題列車を運行している事がわかりました。
運行日など詳しくはこちらでお確かめください。
車内では、マスクをしている人の割合は、6割~7割でした。
補足すると、旅を終えて体調を崩したとか、熱を出したとかもまったく無しです。そしてこの旅以降もマスクをすることもなく、よく言われる症状に夫婦(Blogでは相方)共々健康を保っています。
となりの2番ホームには、レトロ車両の36-Rが、久慈行きの出発の待機をしています。他よりも2m長い20mの車両本体は、ストレートデザインと相まって伸びやかに感じます。
一方、さんりくトレイン宮古の車内も足元が広くゆったりとした座席間隔がリゾート列車らしさです。
昨日、宮古駅に着いたとき「みどりの窓口」で発券してもらった指定席と乗車券、えきねっと購入時のQRコードというよりも、クレジットカードを持っていて良かったです。
宮古を出てこの快速が停まる茂市駅で1分ほどの停車、次の停車駅は陸中川井です。その間、車窓を楽しみながらも、昼抜きでいたのでおやつ代わりの一品レ・ド・シェーブルのシュークリームを食べます。
通過駅の腹帯駅を過ぎると、蛇行している閉伊(へい)川に沿って走っていますが、何度か渡るシーンがあります。
約2時間30分のちょっぴり優雅な旅となりました。浄土ヶ浜で歩き回ったのでちょうど良い休息にもなった気がします。
※スウェーデンのアウトドアブランドHaglöfs(ホグロフス)は一度日本撤退をしましたが、2023年1月に再上陸しています。
岩手の方言の「うんめのっす」の意味「おいしい」からだそうです。
「うめぇーっ(おいしい)」に似ているかな。
夕食の時間ともあって、最初は数人だったお客さんが、少しの時間で満席近くになってきました。
「南部ビストロ うんめのす」盛岡駅エキナカでおすすめです。
盛岡のお酒というよりも「岩手」の日本酒に心奪われてしまします。
明日は、東北旅の最終日「酒蔵」の工場見学予約してあります。
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