2回目のハノイの旅【5】周遊SIMカード
Dec 29, 2019~Jan 04, 2020
本当は東南アジアへ行くなら「周遊SIMカード」が一押しですが・・・
いつもは、アジアへ観光で渡航するなら「周遊SIMカード」が一押しで、現地の空港で購入したりは極力しなように心がけています。
というのも価格は、日本で購入して用意するのと現地で購入してもアジアの国ではたいした変わらないという経験と思い込みによります。
そのメリットは、
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滞在日数がSIMカードの使用期間を超えなければ「日本」で設定か可能。
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SIMカードを交換するだけで、現地(今回はベトナム)の通信を掴んでくれる。
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トランスファーなど二国間を経由する場合でもSIMは入れっぱなし。
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十分過ぎるくらいの通信容量。
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海外で使う通信容量があまったら、期限内なら国内の通信に使える。
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今まで繋がらなかったことがない。
この6項目の中でも、最後の「繋がらなかったことがない」が一番の理由です。海外へフリーで行く観光旅行では、インターネットが繋がらないほど恐怖はありません。
このblogを最初の方から読んでいただいている皆さんは、ご存じだと思いますが英会話もそう得意でもなく押しも強くない、トラブルから回避したり、行きたい場所へもGoogle Mapsと旬な情報を集めて安心するタイプだからです。
また、空港に夜着く場合にSIMカードの売場の混雑具合でホテルのチェックインが遅れてしまうこともあります。
もう一つ面倒なのが「iPhone」ならあまり問題になりませんが、SIMカードを購入して設定をまかせる場合、スマホの日本語表示を英語などにして渡した方がスムーズにいきます。
そんな時の設定の仕方です。
そこから次ぎに進むと言語の変更が可能です。
図では、すでに「英語(アメリカ合衆国)」となっていますが、言語の変更が初めての場合は、「+」をタップして英語を追加します。親切心で、その国の言語にする方法もありますが、SIMカードを販売される人達は、ほとんどの場合英語ができるくらい優秀です。
イザと言う時は、上記(1-1図)の位置から下記の(1-2図)の逆順で日本語に戻してください。
このように面倒な事になります。
話がそれてしまいましたが、日本国内でSIMカードを購入してベトナムに出かかることにします。
海外用のSIMカードを国内で購入し、その国へ到着してからのレビューを見るといろいろな形でトラブルが発生しているのが見受けられます。そこで今回、ベトナム専用のSIMカードを日本国内で購入して行くことにしました。
AIS SIM2FlyのSIMカードがベトナムを含む33ヵ国対応で便利なのですが・・・
前回タイ経由でカンボジアのシェムリアップに行ったときの話になりますが、そのタイの専用SIMカードを購入して、トランスファーの8時間以上を有効に使うためタイ国内に一度入国して食事をしようと思いっていましたが、空港内のラウンジにいたので使わずじまいでした。
そこで、友人がタイ旅行に行くというので、SIMカード使ってもらいましたが、まったく問題なく使えたようです。
さらに、数年前まで「AIS SIM2Fly」は、「14ヵ国とか16ヵ国」周遊SIMでは「ベトナム」は入っていなかったと記憶しています。(現在は対応するAIS SIM2Flyがあり、対応国の種類があるので、購入時は注意です。)
ベトナムでは、人気№1ですが・・・
そのような理由でやむなく空港で購入したのは、ベトナムで最大とも言えるキャリアの「Viettel Mobile(ベトテル)」のSIMカード。それをホーチミンで使用したことがあり、当時4Gとしての性能よりも郊外の地域でも安定していたと思います。
ベトナム専用SIM使えなかったと言う、レビューがあるから試してみる。
そこで、今回はベトナム専用のSIMカードを日本で購入し通信状態を肌で感じてみようとおもいます。
使えなかった理由は色々あるようですが、スマホがそのSIMカードの周波数(バンド)がないとか、今では無くなりましたが、以前ならSIMロック解除していないスマホに海外のSIMカードを入れていたなんて笑い話がありました。
●一つ目は、docomoのXperia XZ PremiumとSoftBankのiPhone 7(ともにSIMロック解除)
私のXperia XZ Premiumには
mobifone ベトナム プリペイドSIMを、
相方のiPhone 7には、
mobifone ベトナム プリペイドSIM 10GBを
撮影した写真データをGoogle photoに自動アップロードさせているので、少しデータ容量の大きい同じキャリアのmobifoneを使用しました。
mobifone
mobifoneのSIMカードをあえて違うものにしたのは、通話が付いて30日間の6GBとデータ通信だけの10日間の10GBというだけです。いづれも、多くの容量を残してベトナムを離れました。
現在ならVINAPHONEのSIMカードを使っているかも(2023年)
Xperia XZ Premiumには、日本といざという時の通話の為に「050plus」を契約してありますので、現地のベトナム国内では通話付きのSIMカードは、ほぼ必要がないのですが、今回は実験という事で選んでいます。
約1ヵ月(30日間)を6GBという容量は、その期間滞在してもきっと十分な「ギガ」なのだと思います。まあ、実質ベトナム国内には5日間しかいないので十分なのですが・・・。
節約しようとすれば、日本人が思っている以上に、所々で「FreeWi-Fi」が充実しているからです。(私は、SIMカードの入れ替え以外はあまり使いません。モバイル通信を主にしていますので、ホテル内のFreeWi-Fi多く使う事は少ないです)
●二つ目は、SoftBankのiPad Pro10.5inch(SIMロック解除)です。
iPad は、SIMロック解除しなくても、海外のSIMカードに付け替えれば通信が可能ですので、日本のキャリアで購入したものの気軽に海外で使えます。
ホテルでのインターネット閲覧や旅行前に事前に調べた事柄など、大きな画面を使って確かめるのに、格安SIMカード発行の Vietnamobile ベトナム プリペイドSIM 4G・3G 20日利用 データ容量60GB のSIMカードを装着しています。
現在は同じキャリアより、もっとお得な30日間120GBというSIMカードが発売されて日本国内で購入できます。
iPhoneもiPadにしても。自分でSIMを取り替える場合に必要な「SIMカード交換用ピン」をよく忘れている人がいます。(一度、機内でSIMカードの入れ替えをしていたら、隣の席の人に貸した事があります・・・どこかに無くしたそうです。)
こんな方法があります。
クリップで代用するという方法が一番です。
ガイドブックを持ち歩く人や記録用のトラベラーズノートなどに「クリップ」を付けておくとイザというときに重宝します。
と言うことで、各スマホとタブレットにいつも通りにSIMカードの入れ換え作業です。機内での作業は入れ替えだけで設定は後にして、通常電源はOFFにしています。
設定は、到着した空港内やホテルなど安定したFreeWi-Fiがあるところでするのがオススメです。
「mobifone」のAPNの設定
「mobifone プリペイドSIM 30日間 通話付き 4G/3Gデータ通信6GB」の設定ですが、一応SIMカードを入れると自動で設定されていました。
一応、「mobifone」のAPNの設定の仕方をのせておきます。
※AndroidのVer9 「Xperia XZ Premium」の設定画面です。
「設定」のモバイルネットワークをタップして「詳細設定」の中にアクセスポイント名(APN)がありました。その設定方法です。
※APNとは、Access Point Nameの略です。
最後に「認証方式」のCHAPを選びます。
アナウンスが流れてます。すぐに切ってスマホを再起動します。
通信が安定するまで少しかかったような気がしますが、すぐにネットに繋がりました。
同じキャリアの「mobifone プリペイドSIM 10日間 4G/3Gデータ通信10GB」は相方のiPhone 7にSIMカードを日本のものと入れ替えます。
あとは、Androidと同様に「900」番へダイヤルします。
アナウンスが流れたので一度切って、本体を再起動したら繋がっていました。
まったく、あっけなく・・・です。さすがグローバルモデルのiPhoneです。
VietnamobileのSIMカードを iPad Pro10.5へ
これらのSIMカードの入れ換え作業で予想がついていました。
きっとiPhone 7と同様で自動設定されるだろうと思っていました。案の定SIMカードを取り替え「モバイルデータ通信」をONにしたら、すぐにAPNも自動設定されていて繋がっていました。
iPad Pro10.5の画像の描写速度にもたつきもなく通信を初めています。グローバルな端末はこんな時便利です。
このSIMカードは日本で購入すると「290円(近年値上げされて400円ほど)」なんですが、ハノイの市街地では4Gでほぼ繋がっていました。
その他「ホーチミン」「ダナン」といった人気の都市は4Gで、近くのハロン湾やフエ・ホイアンなどは3Gとなり、マイナーな場所は2Gになると説明があります。
本当でしょうか・・・。
※時間とともにエリアは拡大されて行く事と思います。
ハノイを離れて郊外の観光地はどうだったか、検証した。
細い小路と昔ながらのラテライトの家屋のドゥンラム村です。
ドゥンラム村へ行く道路を車で走行では、ほとんどアンテナが立っていない事もありました。それは多少の違いがありますが、Vietnamobile以外の他キャリアでも似たような感じです。
「2013年ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」の村とはいえ、伝統的家屋が象徴的で古い町並みに惑わされますが、こと村の中では、モバイル通信に関しては充実した環境でした。
ドゥンラム村村に着いてしまうと「mobifone」4Gと同様繋がっています(Vietnamobileは多少遅い速度かもしれません)。
それもそのはずで、この小さな村といえど普通に生活している人がいて、社会としてのインフラが整備されていて当然とも言えます。
チャンアン景観複合体「陸のハロン湾」では
ベトナムの古都と言われ世界遺産にもなったもう一つの観光地、「陸のハロン湾」。そのアクティビティとして人気の「世界遺産のチャンアン景観複合体」内のボートクルーズはどうだっただろうか。
ボート乗り場や受付、レストランなどは、3Gで繋がっています。また、周辺の道路にでると途端にアンテナが1本とか2本になる場所があります。
手こぎボートの旅でありこのようなところまで来ると、なかなか電波を掴むのはむずかしく、圏外に多く出会います。特に通信が必要となる場面ではありませんが・・・。
※スマホの「mobifone」も状況はあまり変わらずです。
いくつかの洞窟にボートは入っていきます。頭がぶつかるくらい低い場所がありますから。ヘルメットの着用は必須です。
このような洞窟のなかに入ってクルーズしましが、このチャンアンボートクルーズ上でのモバイル通信は、ほとんど圏外でした。
このように、郊外の観光地に行くとそれなりの受信感度であったり、速度が出ないこともあります。
ホテルでは、Wi-Fiを使わずモバイル通信のままで快適
今回、最初ホテルのWi-Fi設定はしましたが、すぐに三台ともモバイル通信にのみに切り替えてしまいました。
ハノイの旧市街の中心からは外れますが、ホテルの室内でもモバイル通信は快適でした。
また、ホテル内が混雑時間する夕方からのFreeWi-Fiは、モバイル通信に比べて速度が遅いようでしたので、ずっとSIMカードを交換以来モバイル通信でした。(※通信容量を節約する必要が無かったのと、4Gで快適でした)
ハノイの名所旧跡近くのモバイル通信は当然快適でした。
タイ湖(西湖)周辺で通信で困る事はありませんでした。
チャンクオック寺は、シティツアーバス(赤・黄バスともに)や電気カーの乗り場になっていて多くの人が集まる場所です。この付近は見通しもよく高級ホテルも近くにあるので、モバイル通信にまったく問題はありませんでした。
タンロン遺跡の旧ハノイ城側では無く、遺跡の発掘展示内も通信に当然支障はありません。
遺跡発掘現場はこんな屋根付きで管理されています。
旧市街にあって、ひときわ静寂な環境にある「文廟」です。
もちろんモバイル通信になんの問題もなかったです。格安SIMのVietnamobileも、ベトナムで4Gを最初に普及させたmobifoneにしても、ひとまず、私達が行った場所では普通に使えていました。
ホアンキエム湖はもちろん人の多い場所でも、モバイル環境には変化がなく相方のiPhone 7で撮影した画像は、Googleフォトへアップロードしていますが、スムーズでした。
結論
ベトナムのSIMカードが日本で購入できるなら、あえて現地の到着してから空港やキャリアショップで購入することはないと思います。
「mobifone」のSIMカードは、日本国内では手に入りにくくなっているようです。日本で事前購入して空港で受け取りなどのサービスはあるようです。
今回使った、「mobifone」の二枚のSIMカードと格安とも言える「Vietnamobile」のSIMもハノイでは、常時接続されていて、頼りにしている「Google Maps」の確認もスムーズでしたし、300円以下(現在は400円と値上がり傾向)の格安SIM「Vietnamobile」もハノイ観光を楽しめる2階建てバス(シティツアーバス)に乗車して走行中でも問題がありません。
ベトナムプリペイドSIMカードの評価
私達のように7日間くらいの滞在には、大きすぎるGBの容量でした。もう少し長く滞在するにも、十分実用になるプリペードSIMカードだと思います。
mobifoneシリーズには、相方が使った10GBに10日間というものでしたが、同じ価格位で10GB・30日間というのもあります。15日以内のビザがいらない観光渡航でしたら、使い勝手がもっと広がるかもしれません。
ただ、海外旅行はモバイル通信をいつも気にしているというのも健全ではありません。
そう言う意味では、東南アジアを旅するなら「SIM2Fly」がいいように思います。
SIMカードとしては、1000円を越えるので、コストはかかりますが使用期間日数が合えば帰ってきてから残りの通信容量を日本で使えるので、無駄になりません。(※SoftBankの回線となり有効期間内)
また、海外へ新千歳から出るときに、アジアの空港でトランスファーやトランジットなどする場合も、SIMカードの入れ換え回数を減らせて面倒がありません。
私の使い方ですが、通信容量を無駄なく使え、使い勝手がいいアジア周遊SIMカードの「AIS SIM2Fly」が旅のスタイルにあっていました。
一つ気をつける点を書きます。
このような日本で購入するアジア用のSIMカードですが、発行される時期によって、キャリアが同じでもサービス内容が変わることがあります。使用日数であったり、通信容量、さらに周遊SIMカードの場合は、対応国の違いがあります。
最新では33ヵ国に対応するSIMカードが販売されていますので、渡航先を確認して購入してください。
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