JR日高本線の鵡川駅から様似駅間が今年、令和3年4月1日をもって営業運転を終了。
本線という鉄道路線は役割を終えたのか
この日高門別駅には列車(気動車)も来なくなったが、バス停もない。ここを利用する目的を失ってしまっていますが、息を吹き返すかのようなプロジェクトが進行していることを知ってここを訪れています。
昭和30年代、室蘭本線から分岐する形で、日高線ができますが、それを苫小牧~様似間を本線としたところに当時の産業構造が見えてきます。終着の様似駅は「日本電工」の引込線が存在するくらいに栄えていました。
また、様似から襟裳岬間は「国鉄自動車線」といわれて、延長も考えられていた時期もあったと言われています。
「ガバメントクラウドファディング」に参加しています
『廃線となった「JR北海道日高線」の歴史を残し想いをつなぐプロジェクト』が行われていることを知りました。9月一杯で終了ですから、もう残り少ないです。
このクラウドファディングに応募している趣旨は、
1,(駅舎)形を残す取組み
2,(列車が走っていた)記憶に残す取組み
の二本の柱となっていますが、その後の町民の皆さんの利用の収益性と全国に向けてのファンに対してのメッセージとその収益力が何だかぼやけているように思います。
2015年から鉄道が走る事が無くなっていたので、レールも今年の廃線決定後五5ヶ月程度とは思えないほど錆び付いたままです。
例えば、廃線路ウォーク(鉄道の復活が無いのを前提)と車社会の共存として「とねっこの湯」を使い人を集めて収益性を確保するなど、未来に人の流れを作り出してくれればと思います。
また、フットパス構想として富川駅方面へ向かって歩き出せば、太平洋側の海を見ながら、さらに「シノダイ岬」を整備し、北海道の牧場地帯の牧歌的景色を歩いて「とねっこの湯」のゴールに導くとか、全国各地、色々なところから鉄道好きやウォーキングを趣味とする人が集まってくるように思います。
もちろん、地元の人達の熱い協力が必要です。
クラウドファディングを使って街おこしをするなら、この駅のどこかにその案内があってもいいように感じます。何か誰かがやるだろう感がしてしまいます。
遠い昔もっと大きな駅前だった気がしていました。
隣駅の「富川駅」です。
この日高町には日高本線沿いに駅が5つあり、そのひとつとなっています。線路を挟んで両側に住宅地があり便利そうな場所に駅がありますが、国道235号線を中心とした場所が商業地区に生活の比重が置かれてしまっています。
日高本線の終着駅となった鵡川駅のあるむかわ町へ
大きな道の駅「むかわ四季の館」があり、何度か訪れたことがあります。今回は、その近くにあるイタリアンレストランを目指しています。今回は立ち寄る事はしませんでいたが、マイカーなどいつもくらいに混雑しているように見えました。
リストランテではないみたいなので、高級レストランというよりはもう少し気軽なダイニングのイメージでしょうか。
イタリア語の「riccio」が気になってスマホで引いてみたら、「ハリネズミ」とのことでした。そういえば、店内の換気に使っているドアストッパーに見つめられていました。
ランチタイム(11時〜14時)でも、混み合うことが多いようなので予約をお勧めしているようです。今回はランチタイムに間に合いいつものランチ難民にならずに済みました。
メインのパスタは、それぞれ手書きの今日のメニューよりそれぞれ選びます。
相方はオイルソースのパスタを選びます。Pappardelle(パッパルデッレ)は幅広麺で、群馬県桐生の名産「ひもかわうどん」を思い出しまします。
わたらせ渓谷鐵道の旅のときの一場面です。世界の食文化が似ている事に驚くばかりです。
道道74号「穂別鵡川線」夕張~長沼経由で
この道には、いくつか温泉があります。樹海温泉(はくあ)など名湯と言われる場所があったりするのですが、非常事態宣言化では営業自粛だろうなと予想しています。今回は温泉旅を諦めて、素直に帰札することにします。
穂別市街地の街路灯の並びには、「進化の道」と名付けられた恐竜モニュメントを見ることができます。
ダムマニアではないのですが、国道274号線から入ることができる「川端ダム」へ寄り道してみます。
石勝線の川端駅でトイレを借りることにします。外は大粒の雨です。
北海道の長、さらに「市町村」はJRの廃線を選んだのだから、産業や観光にせよ人の足を止めない努力は今後も引き続き充実させていただきたいと思っています。
日高門別駅から始まって、ほぼ観光地らしいところを巡る訳でもなく日高方面をまわって来ました。日高本線が廃線になった事で何か魅力的な町づくりができれば、人が集まって来そうな場所だと再認識したところです。
日高本線の終着駅には「様似(さまに)駅」があり、襟裳岬への玄関口でした。廃線駅となった一方で、30年以上前まで販売されていた様似名物の駅弁であった『つぶ貝弁当』が復活しています。
こちらは、様似の手前にあるアポイ岳の入口「アポイ山荘」での旬の季節の夕食にでた新鮮なツブ貝を使った料理です。
この付近の近海は、昔方からツブ貝の漁が盛んだったことがわかります。近々では、沿岸の赤潮被害が深刻で、日高本線の廃線とともに漁場んとしての海も心配です。
ツブ貝の駅弁の原型は、羽釜をつかった炊き上げご飯といったところでしょうか。
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