オールドキャンパーの「ひとりごと」シリーズ第三弾です。
オールドパーツや現役のパーツのメンテナンス用品も含めて、ここ二年ほどで価格が高騰していますね。今のうちに一度メンテナンスをしておくと、数年間は軽いメンテで十分使えます。
Coleman peak1 Lantern Model222B メンテナンス
黒のピーク1はアメリカ向けで、シングルマントルランタンで、小型モデルです。透明のホヤはまぶしいくらいに明るく工夫が必要でした。
GASのホヤを使って見たりしましたが、最終的にはイエローガラスのホヤに落ち着きました。
一応、このようなケースとホヤカバーを付けた状態で保管してありました。
完全閉店になる予定だったのでしょうか?突然「入荷していますが・・・」と言われて取りに行った覚えがあります。
古い思い出です。
主要なポンププランジャーから始めます。
Colemanのホワイトガソリンを使った燃焼系は、これまでのStoveと同じポンピングのメンテナンスから始めます。
ポンプキャップのタイプが旧式のクリップタイプなので、取り外しにはラジオペンチなどの工具があると便利です。
前回のFeater Stove 422の時は、ポンプカップの白いプラスチック部分の交換で、あとは使用していないので、今回その余ったパーツをすべて使います。
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いつものようにポンププランジャーの動きが悪いので、リュブリカントオイルを充填しておきます。あとで汚れ落としとともに拭き取るのでかなり多めです。
結局、ここのメンテナンスの難関は、「チェックバルブ」の取り外しなので専用工具があれば75%は、終了したと思えるほどです。モノいじりが好きな人にとってはここの部分が済むと力仕事はないです。
チェックバルブも見ましたが、正常ですのでもとに戻します。
ジェネレーターメンテナンス
照明は、バーナーよりもジェネレーターの不具合が出やすいです。しかも微調整があまり効かないPEAK1ランタンなのでスス汚れなどを慎重に見極めていきます。
ここで、マントルの破れがホコリ状になって落ちていれば、掃除機で吸い取っておくと作業がしやすいです。ヒートシールドを外します。
ジェネレーターの先の外観は、カーボンがついていますが内部の細いピンは汚れも少なく曲がりもなく正常です。(ここは、購入後3年くらいで燃焼が悪く点検すると、曲がってしまい交換しています。
燃焼バルブのON/OFFの位置決め
このとき、燃焼を行わない(ガソリンが出ていない)状態になるように「燃焼バルブ」をOFFの位置に合わせます。
ポンププランジャーを仮組みして空の燃料タンクを軽いポンピングでエアーが停まるか、出るかでON/OFFの簡易テストができます。
ジェネレーターカバーを通してセンターロックナットを締めれば終了です。
ホヤで変わる採光の楽しみ方
イエローのホヤを手に入れてからはもっぱらPEAK1に付けたままです。オリジナルのクリアは、照度を明るくする目的では優れていますがちょっとまぶしいくらい明るいのが難点でもあります。
レギュラーのクリアのホヤにすると明るいですが、思ったよりも微調整の効かない燃焼バルブなので、キャンプ場で品のよい光具合をだすのに苦労しました。
裏技ですが、直径80Φぐらいのモノを探していたら、フランスの CAMPINGAZ(キャンピングガス)のスリットの入ったホヤを長い間使っていました。
最後に:メンテ後の燃焼テストは必ず屋外で!!
ジェネレーターのメンテナンスして、燃焼テストをするときは面倒くさがらずに外で行いましょう。消化のための水も用意しておいた方がより安全です。
ポンピングも必ず野外で行い燃焼を確認ください。
長期間使わない場合は別ですが、次に使うときも動きがスムーズです。ポンピングする前に、多少オイルの補充をした方がいいように思います。
長く使うには、メンテナンスの部品を用意しておきたいので、
●専用工具( スーパーレンチ )
とくに、壊れやすいジェネレーターは予備でもって置くと便利です。もともと付いていたジェネレーターG2、G2Aは、すでに廃番です。現在の適合品はジェネレーター#226A/229(226-2991)となりますが、径が1mmほど大きいので「ヒートシールド」を若干広げる加工が必要になります。
もう手に入りにくくなっていますが、コールマンのオールドパーツとしては、PEAK1用のマントルがあります。
コールマンのガソリンチェックバルブ外しには欠かせません。旧タイプのカナダタイプ(ステム先端が太いタイプ)やオールドタイプ(ヴィンテージ)を持っているなら両方メンテできる(ネジサイズが違います)レンチが便利です。また、十字レンチのように使えるハンドルが付属するのも使いやすいです。
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