懐かしい動態保存の機関車に出会う大井川鐵道の旅【3】May 01, 2021~May 05, 2021
今日も天気がいいので、昨日よりも混雑すること必至です・・・
千頭発9時13分の南アルプスあぷとラインへ
朝の日課にもなったような、上りの金谷行きが川根温泉笹間渡駅を出発して通り過ぎます。
と・・・列車の運行の流れを考えると、レトロなズームカーなら二両だけど、もしかして一両編成の7200だったら相当混雑するだろうなと不安になる。さらに川根温泉笹間渡駅からの乗客も昨日よりも断然多いのです。
この時期に人の流れが多いというのは経済のためには必要なのだけど、俗に言う満員電車状態は、つらいものがあります。
案の定ですが、一両で多くの人が乗車した状態で定刻通り駅に入ってきました。多少、千頭までに停まる駅で降車する人はいるけど、このままでしょう。
乗車している人達は譲り合ったりとマナーがいいので思いのほか快適です。
井川駅まで、南アルプスあぷとラインを使って
千頭駅での「南アルプスあぷとライン」への乗り換え時は、感染症予防対策の検温があり長い列になっています。アルコール消毒も義務づけられています。
井川線で乗降する人気の途中駅は、昨日の寸又峡温泉までのバスルートで停まる「奥泉駅」・「長島ダム駅」から旧井川線のミステリートンネルを通って「アプトいちしろ駅」や「接岨峡温泉駅」から「八橋小道(やっぱしこみち)」と言われる8つの吊橋を通ってレインボーブリッジのある「奥大井湖上駅」などです。
井川駅まで行く途中で、それらの各駅での人の多さを見るとマイカーなどで来ている人がいるとはいえ混雑の度合いはさすがGWの晴れの日です。
さて、どうしようかと往路を井川駅を目指しています。
千頭駅を出発して5分もかからないで次の駅「川根両国」です。
車掌さんは、長く繋がった客車間の後ろへ走って後部客車まで乗降を確認しています。それだけでも大変な体力です。
各駅を4~6分間隔で走っているようなので「奥泉駅」までは20分間で到着です。
山側の写真が続きます。
川根小山駅の「根小(ねこ)」の文字の上には「肉球(
)」が描かれています。
2の付く日を選んでつけたようです。kawa-neko-yama 観光資源として鉄道を残していく気概が感じられますね。
大きな駅「奥泉」に向けて出発です。
ここまで停車してきた駅と比べると、一際大きなホームと駅舎とに感じてしまう奥泉駅に、まったくと言っていいほど正確な定刻通り09:42に到着。スマホを持ち歩くようになって腕時計より一層便利に時間を知ることがでるようになった。
それだけ、時間に余裕がなくなったというか・・・アナログ的な余裕が少なくなってしまってきているのかなと思ってしまいます。
アプト式の連結作業と電化区間 90‰の世界へ
まもなくアプトいちしろ駅です。手前の大井川ダムが一瞬見えてきました。
かつて鉄道橋だった産業遺産となっている(川根本町まちづくり観光協会)「市代吊橋」を過ぎるとアプトいちしろ駅に到着案内と同時に連結作業のための停車時間を案内されます。
その時間を使って連結作業を見ることができたり、駅のホームにあるトイレを使うことも可能です。
この井川線のメインイベントはこの連結作業でしょう。お子さんから大人まで多くの乗客が集まって見学しています。次の長島ダム駅までの難所となるアプト区間ですが日本で使われている唯一無二の存在です。
そして、ここのすごいところは、この井川線はディーゼルの気動車でここまできましたが、ここから長島駅までのアプト式機関車は、パンタグラフの見ての通り電化された区間を走行する電車ということです。
長島ダムが見えてきます。
※国土交通省のHPによれば、長島ダム周辺案内として、「平田(ひらんだ)地区」と案内されています。
このひらんだ駅には奥大井接岨湖カヌー競技場があり、湖面にはカヌーの練習が見えています。この接岨湖は長島ダムができたことによる人工湖です。
閑蔵線路線バスが千頭駅から来ているので、秘境駅のような印象はなかったのですが実際は、乗降客は少なかったです。ただ、このバスは湖上入口・長島ダムといった主要な場所に列車と平行して走っているので、面白い観光ルートが作れるかもしれないと時刻表を確かめています。
次は目標としていた終点の井川駅です。
車窓から井川ダムが見えてきました。
井川駅に到着です。
これから、井川湖畔遊歩道「廃線小路」に行きます。
これで、大井川鐵道を完乗しました。
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大井川鐵道の記事も書かれています。
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