「しゃこたんブルー・リベンジ編」 Aug 16, 2020
前回は、強風のためにゲートが閉まっていたため、岬の先端までいけませんした。
さて今回は風もなく天気も晴れています。取りあえず行くことにします。
こんなに晴れていても、風が強い日は閉鎖されてしまいます。よく耳にするのは、ツアーなど大型バスで来て「折角に来たのに・・・」という戸惑いの言葉です。尾根を歩いていくので、風が強い日は安全のために閉鎖されています。
あいていて良かったー神威岬
前回は、「もし車を使わなかったら?」というもう一つのテーマを考えた旅でしたが、この新型コロナウイルスによって、むしろ公共の交通機関よりも自家用車やレンタカーなど、個々の空間を維持する傾向になっているのは皮肉なものです。
実際、公共機関を使って札幌から神威岬に行こうとすると、PCソフト「駅すぱあと」で検索するとこんな感じになります。
今後北海道新幹線が「札幌」まで延伸すると、JR小樽ー余市間がなくなるのでバスの運行が変わってくるのだと思います。
最近では、スマホでルート検索などをするのでジョルダン 「乗換案内」を使っています。こちらは、PCで予定を立てて、当日はスマホで再確認といった使い方ができます。
今回も車なので、後志道を使って余市経由で来ています。前回は観光バスの台数も多く、入れないながらも入口でUターンしている人でした。マイカーやレンタカーでないと公共交通で積丹半島を気軽に巡る旅はできなくなってくのだと思います。
北海道では、夏の海水浴シーズンも終わるころであり、積丹方面への道路は混み合うのですが、人出は明らかに少ないように思えます。新型コロナの影響でそれぞれの観光地は、賑わいがないです。
さて、岬の先端までの案内板があります。登り降りの高低差を示すものがないので、女性はハイヒールで向かう人もいますが、その場合、登りより下り坂が辛いと思います。動きやすいスニーカーなどをオススメします。
シャコタンブルーの色を表現すると、写真の明るい部分の色に近いと思います。
「青は藍より出でて藍より青し」は、いつのまにか師と仰ぐ人を越えていくたとえです。ーー神威岬には関係がないことですが・・・
もう完全な廃道になっていますが、昔は海岸線に沿って神威岬へのルートがあった記憶があります。落石などで使えなくなったはずです。
積丹のウニは8月一杯が漁の解禁期間ですので、この時期はシャコタンブルーと前浜のウニを求めて観光に訪れる人が多い時期です。特に休日などでは地元のウニを食べるなら昼食時間くらいまでがいいようで、売り切れまでが早そうです。
天候が良い日でも、前回の神威岬のゲートが閉まっていたように、ウニ漁に出られない時もあります。自然が相手なので、そのような場合でも諦めることが必要な場合もあります。
お宿 鱗晃荘など、地元の宿に宿泊すると宿泊者用に食することが可能な場合もあります。また、海や風といった天候の情報も得やすいのでオススメです。
このウニの解禁時期だからと言って、食すこと無く帰ってくるのですが、意外と並ばずに済むようなので適当なところへ入店しました。
神威岬の山道は往復で1時間位かかりました。
休日にもかかわらず、圧倒的に少ないのは観光バスでした。
先ほども書きましたが、昨年は国内外の観光客を乗せた10数台のバスがバス専用駐車スペースに駐まっていましたが、今回は1台も目にすることはなかったです。
最初は、下りが続きますが帰路となる復路はもちろん登りです。
整備された順路を進んでいきます。柵の中であれば危険は少ないようです。直射日光をどの方向からも受けてしまいます。風が少ないので通れるので暑いです。帽子をかぶるとか、水分補給用にペットボトル1本だけでも持ち歩くだけで違います。
最後の登りですが、帰路の人達の中には下りの急斜面(階段)に靴によっては手こずる場面もありました。歩きやすい靴がオススメです。
神威岬先端部の目標物の「灯台」に到着しました。
神威岬の先端です。晴れているのできれいです。
まだまだ、岬に向かって来る人がいます。戻りも細い通路が続くので渋滞になりながらも譲り合いながら進んでいきます。この平和な感じは久しぶりかもしれません。
これで、しばらくは「積丹(しゃこたん)ブルー」もいいかな!というところで、昨年のリベンジを終えて帰ります。
それにしても、今年は人出が少なく感じます。帰り道はほとんど渋滞もなく走り抜けることができました。また、海水浴場付近からの車の出入りの少なさも目立ちます。
夕陽がきれいな浜中のキャンプ場も一頃ほどの賑わいを感じず、国道5号線沿いの蘭島海水浴場に隣接した温泉施設もクローズとなっていました。
海外からの観光客がいなくなったので、日本の観光地らしさが戻ってきましたが、反面この経済としての落ち込みはレジャーの人気(ひとけ)でも見えてしまいます。
鉄道がなくなると、そこから出発するバス停がなくなります。地元の温泉施設が閉館すると同様にバスが来なくなります。
公共交通の駅や停留所がなくなると人がいなくなり、その地域はダメになってしまうのは経験済みです。
幌似鉄道記念公園として廃止当時のそのまま残り保存されていたが、道路拡張工事のため移設して、現在に至るようです。
この岩内線は、小学校の頃の記憶として「急行らいでん」があり札幌まで直通で走っていた記憶があります。札幌から母親の会社の出張で、夏休みなど一緒に付いていった思い出があります。
その期間は短く、岩内方面の出張は車の移動となり、運行ダイヤに合わせることなく時間を短縮していったのは、時代なのだと思います。
積丹半島は、この季節「うに漁」の解禁期間なので北海道以外からの旅でも一番お得な季節とも言えます。海の幸が豊富ですのでお得なツアーを使っての旅もオススメします。
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