宮古まで来たので、浄土ヶ浜を抜きに旅を終える訳にはいかないと言い聞かせて宿を選ぶ。もちろん浄土ヶ浜まで当日(5月3日)に来ることは可能でしたが、一つだけ見ておきたい場所がありました。そこに行くには、最適なホテルがあったのです。
Appil 30,2023~May 05,2023
磯鶏(そけい)駅前にあるSL公園
宮古駅始発の三陸鉄道リアス線の釜石行きに乗りひと駅3分の乗車です。しかしながら乗換えの時間を考えると、ホテルの送迎を頼んでおいてチェックインを済ませたあと徒歩で来た方効率がいいように思えていた。
ここのホテルは、震災の津波をホテルで受け止めて奥に広がる住居などを守ったという伝説のホテルです。建物自体は古く客室も古さは否めないが宿泊自体に不満はないです。
早速ホテルを飛び出して、磯鶏駅へ散策します。目的のSL公園までは徒歩5分程度の距離です。
ホテル前の国道を渡ると、以前は平和学習に使われていた戦争の痕跡(第二次世界大戦)が、2011年の3月11日の震災で津波によって鉄橋ごと流されたたその一部を切り取って保存しています。
この鉄橋の銃弾の跡は、戦争を現在に伝える貴重な遺産となっているようです。
また、この橋梁の一部を保管しているのが宮古市民文化会館の敷地内です。
今回この場所に宿泊する目的のもう一つは、この磯鶏駅前にある「SL公園」に来ることです。
急行貨物列車として東北本線で活躍されていた車両です。ここが公園という名称で管理しているとすれば花に囲まれた園内という事でしょう。
国鉄(日本国有鉄道)時代の1976年に宮古市寄贈されたSL(蒸気機関車)です。
旅に出て何気ない場所を見つけて寄り道してみるのが意外と好きです。
たとえば、ツアーで浄土ヶ浜へ行くついでに、このSL公園に寄ってみるというプランは作らないでしょう。
鉄道の好きな人が、三陸鉄道に乗って途中下車してみる余裕のある旅のプランをたてられるのは余裕がある人だと思います。
SLは、ネットに囲まれて通常近づく事はできませんがこの保存状態をみると大切にされているのが分かります。
この磯鶏駅から「ラサの大煙突」が標高90mと言われる煙突山にそびえています。ここから「わむら(上村)公園」の方向へいくと、GoogleMapsにも表示されないような山道があるようです。ただ不案内のルートを17時をまわった時刻で小一時間の歩きはちょっと危険です。
三陸の海をまるごと食べ尽くすホテルの夕食
日本国内の旅の記事には、あまり食事に関する事を書かないように気をつけています。それは季節によって旬の時期があるので四季のハッキリする日本では春夏秋冬で楽しみ方が違うと思うからです。
ただ、リアス海岸は、豊富な魚介類の宝庫でどんな時期に訪れても外れなく楽しめると思い今回はホテルの夕食風景をのせることにしました。
今日の鮑は、大きいと説明がありました。鮑の踊り焼きでいた。
先附から小鉢・お造りと彩りがすごくて、お腹いっぱいです。相方は前沢牛の陶板焼きをここ宮古の塩で満喫していていました。
お造りの本マグロやホタテ・アカエビなどなど、鮮度も抜群で地元ならでは味わうことができる逸品となっています。
そして、宮古といえば「瓶ドン」です。
宮古駅前などにも瓶ドン専門店 魚彩亭 すみよしがあって行列を作っていたので名物として定着しているのだろうと思います。
浄土ヶ浜への朝
実は予約の時にチェックアウト後、「浄土ヶ浜」への送迎をお願いしていました。
車で15分ぐらいで浄土ヶ浜ビジターセンターに到着です。休日の観光地らしく徐々に道路は混み合ってきて、駐車場に入れる車で渋滞し始めています。送迎バス用の停車スペースに止めて到着です。
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