廃線路アプトの道をテクテクと。Sep 19,2020~Sep 22,2020 【5】
アプトの道、めがね橋から見る風景
アプトの道は、信越本線の旧線を旅しています。名前の通り「アプト式レール」が引かれていたところです。後に粘着式レールになり横川~軽井沢までの輸送力アップが叶い、平成9年の廃線まで活躍したのは「新線」です。
めがね橋の上から遠くを見てみると橋が見えてきます。碓氷峠と言う土地柄、軽井沢駅に向かう「北陸新幹線」と信越本線が一番近づく場所です。そのため、新幹線の橋という声が聞こえていました。
この新線もここアプトの道(旧線)と同様廃線路になっていて、こちら「アプトの道」のようには、自由に入る事はできません。
「廃線ウォーク」というイベントが開催されていて、これに参加すると「新線」の廃線を歩く旅ができそうです。
廃線ウォーク【廃線ウォーク】1997年に廃線となった群馬県 横川駅〜長野県 軽井沢駅間を歩く| 峠の文教都市安中 一般社団法人安中市観光機構【横→軽】~信越本線下り線踏破~〈横川から出発〉
札幌からなら、なかなか参加するのも大変ですが、近県の方なら貴重なイベントですね!
6号トンネル手前に、下へ降りる階段があります。駐車場へ続いているので人の往来も多く観光地らしさがあります。
階段を降りると、普段は車ガイドブックなど案内では、道側からの写真しか見ないので、裏側も木々に被われて新鮮な感じがします。現にこちらの方向からシャッターチャンスを狙っている人もいました。
碓氷峠のめがね橋のビューポイントまで来ました。めがね橋の駐車場まで遊歩道が延びていて人がもっとも集まっている場所です。
300mくらい歩きますが、トイレや自動販売機があるので、この先「熊ノ平」の折返し地点まで進む人は、ここで、水分補給と用足しをしておくと安心です。(駐車場からめがね橋の上まで戻るのは、階段を含めてすべて登り坂です。)
めがね橋から降りて来たからには、アプトの道に戻るには「登り」です。途中で、休憩しながら階段に足をかけて進む人も多かったです。私達とは違って車で来て上に登るという雰囲気の人達のほうが多いのでしょう。
山ヒルとか熊とか物騒ですが、トレッキングの装備をしていれば少しは安心です。熊については、これだけ人で賑やかな状態で出てくるとしたら、人を怖がらない「ハイブリッド熊」の進化に慄くところです。(これで出てきたら大変な騒ぎになりますね!)
最長トンネルの6号トンネルから熊ノ平へ
めがね橋の上に戻ると、また賑わいを見せていました。
ただ、この「碓氷第三橋梁(めがね橋)」の目の前にある第六トンネルへ向かう人は思ったよりも少なくなるようです。
先が全然見通せないので、躊躇している人も多いようです。また、熊の出没注意の看板も二の足を踏むのかも知れません。ただ、真っ暗なだけのトンネルではなく「明かり取り?(蒸気機関車の排煙口)」がありました。
トンネルを出ると、熊ノ平まで600mほどです。その間に七号から最後の十号トンネルまであります。ゆるい登り勾配が続きますので平地を歩くスピードよりもやや時間を要するかもしれません。
第六号トンネルを出ると第四と第五の二つの橋梁が続いて現れます。
七号トンネル手前から、旧18号線(車道)へ降りることが可能です。
ここからは連続してトンネルを通過していきます。
第八号トンネルまで来ると秘境感がでてきますね。ただ熊ノ平駐車場からめがね橋に向かう人もいるようで、人はそこそこ見かけますし、朝から写真を撮ったりしてモタモタしていたので、すでに追い越されていて見覚えのある人達が、折り返して来ることも多かったです。
第九号トンネル手前にある第六橋梁を通過です。
第九号トンネルの前まで来ると、最後のトンネルが見えてきます。あと200mくらいで熊ノ平が見えてきます。
やっと最後のトンネルの前に来ました。緩やかにカーブしているようです。
熊ノ平は、廃線路の旧線と新線が合流する
アプトの道の10号トンネルを出ると「新線」跡の整備をしていました。
振り返って見るとこんな感じで旧線(アプトの道)とめがね橋から見えた信越本線の「新線」が合流します。
熊ノ平駅跡ですが、信越本線が複線化ののち廃止されて、発電所のみの機能となっています。
発電所の横を越えて行きます。
ここから、もう一度線路を渡ると、行き止まりのトンネルが見えてきます。
ここの道を国道の方へ下ると熊ノ平の駐車場があります。また、線路がつづく軽井沢の方を見ると、トンネルがあります。
地図や案内には載っていませんでしたが、ここがアプトの道の最終トンネルのように思います。
新線のトンネルは、コンクリートでできていますが、旧線のトンネルは歴史を感じさせるレンガでした。貴重な建造物をしっかり残しておいてもらいたいと思います。
先ほど、帰りに寄るのに素通りした「熊ノ平神社」で少し休憩していきます。
一度使うと全く違う、さすが日本の群馬県にあるBMZ製です。世界のアスリートに愛され、このインソール独自の理論、土踏まずではなく「立方骨(Cuboid理論)」を支える構造が特徴です。
前もって「EPARKおでかけ(現在は終了しています)」で碓氷峠鉄道文化むらの前売りチケットを購入してありました。
2割引きで入場が可能です(でした)。
熊ノ平駅「アプトの道」折返し地点までトレールしてみる。ー復路【その3】
へ続きます。
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