世界遺産富岡製糸場とわたらせ渓谷鐵道の旅【5】Jul 13, 2019~Jul 15, 2019
今回の旅をはじめるときから、桐生駅に泊まるのを早々に決めていた。ここ群馬で交通の便がよさそうな高崎でもなく、県庁所在地の前橋でもなかったのは「わたらせ渓谷鐵道」があったからともいえる。
帰路のルートで森高千里さんの渡良瀬橋を渡る?
今日、札幌に帰るのだが折角桐生駅にいるので、往路と同様のルートとなる高崎駅経由は外していた。途中下車で気になるところと言えば、「渡良瀬橋」だろう。歌碑までつくられた名曲がある有名な方の「渡良瀬橋」です。
それなら、JR桐生駅から上り線に乗って足利駅で下車をする。それから徒歩で渡良瀬橋歌碑に15分程度で到着。そのまま渡良瀬橋を見ながら渡良瀬川の橋を渡って、そのまま東武伊勢崎線の「足利市駅」に向かうという方法がある。
欲を出せば歌詞の中に出てくる理容室前の公衆電話を経由して「八雲神社」へ立ち寄り渡良瀬橋を渡り東武の足利市駅へというのんびりテクテクととはならず、早足で歩くコースも考えられる。
ただ、次ぎの東武線10:11分発まで1時間位しかなく、足利市駅のりょうもう62号に乗れるかどうか・・・。
そして、歌詞にあるキーワードが渡良瀬橋の「夕日」・八雲神社と「床屋の角の公衆電話*」そして時間は「夕日がきれいな街」と歌っている。
渡良瀬橋は4曲目に入っています。(テレビ東京系列「いい旅・夢気分」エンディングテーマ (1993年))
夕方が、その美しさがあるならそれに合わせて訪れてみたかった。
その時まで取っておきたかったのだが、一抹の不安があるとすれば、公衆電話の存在がどうなっていくのか。
*公衆電話は、政府がNTTへ要求している公衆電話の台数は14万台以上ということらしい。
この歌がリリースされた1993年(平成5年)の82万台強に比べて、16万台弱に減少した「公衆電話」が今後設置されたままなのか。今度まで取っておくというけれど、本当にそのまま置かれているのだろうか。
今回の旅で「わたらせ渓谷鐵道」の通洞駅や足尾駅前には、今も公衆電話が置かれているのを見て、主要な場所には残っていくのだろうと感じている。
そう言う観点から、歌詞の一部(公衆電話)を今後も切り取ってしまわないでほしいと思う。歌詞の中にある「床屋の前の公衆電話(BOX)」はすでにランドマークだと思うからだ。
相老駅からりょうもう18号に乗って
結局、幾通りの夢想プランのなかから決めたのは、もっともシンプルな桐生駅から「相老」で下車して東武桐生線に乗りそのまま浅草まで行くというものだった。
相老駅までの行き方は、色々あって桐生市内を走っている「おりひめバス」を使うという方法もあり、桐生駅北口から桐生線のさくらもーる方面行き8:25発か、同じく桐生線のカスミ前行き8:40発でも東武線に乗り換えが可能だった。しかも運賃も200円と割安だった。
もちろん、桐生駅北口から、新桐生駅行きへ8:47発に乗り、9:03着でも東武桐生線に乗車可能だった。あえて、移動に均一運賃のおりひめバスを使わなかったのは、わたらせ渓谷鐵道に魅せられていたからだと思う。
相老駅について、しばらくは待合室で過ごしていた。思ったよりもここで乗車する人達が多いのに驚かされる。乗り継ぎ駅として十分な役割を果たしているに違いない。
東京都内に入る前から、今まで空席が目立っていた席が次々と埋まっていきます。それだけ、観光客以外にも多く利用しているように思えてきます。
この「りょうもう18号」の車窓ですが、昨日までわたらせ渓谷鐵道から見ていた風景が頭に残っているのか、感動するのがあまりないように思えます。ただ、とうきょうスカイツリー駅があるように、車窓から楽しませてくれるポイントがあります。
車両のスピードが高くなっているなか車内からスマホで連写した渾身?の一枚がありました。
浅草に着いて目指すところは、雷門です。実は、そこに行くには訳がありまして、時間が合わなかったり、定休日であったりとなかなか店に行くことが叶わなかった場所があります。
そのため、一番混んでいるところを目指すのですが、今回はインバウンドの外国人でひときわ混み合っています。
きっとどこかに、大型バスで来ているのだと思います。アジア圏のみならず欧米各国の言葉が聞こえてきます。その中でも、タイやベトナムの発音が聞こえてくるとなんだか安心するのは、東南アジア旅行の慣れかもしれません。
浅草寺から浅草神社方向へ人混みをさけます。二天門をくぐって境内の外へ。その近くの店では、アジア圏の人達が列をなして並んでテイクアウトを待っています。
また、相方と私は、目的の場所に向かうもまだ開いていない事は事前に分かっています。昼過ぎからの営業なので、先に昼食を探しますが名店はきっと混んでいる予想します。
目的の場所近くの蕎麦屋さんに決めたのですが、満席でしばらく待っています。そこにどんどんと待ち人がやって来ては、予約します。人気店なのでしょう。
待つこと30分位でしょうか。それから、混雑していることもあり時間がかかりましたが、やっとありつけます。
私の方は、普通にエビ天そばです。
肝心の目的の店はすでに、開いている時間です。昼を相応に食べてしまったので、すぐには行くほど大食漢ではありません。
一度、浅草寺の境内に戻って散歩をします午前中にも来たところもあります。
団体のバス乗り場があるのか、多くの集団とも言える観光客とすれ違います。人波を避けて撮影するのも、ここ浅草寺では不可能に近い感じがします。
もう10年以上前かもしれません、梅むらの豆かん
人を見て胸がいっぱいで酔ってきますが、いよいよ目的の豆かんを食べにいきます。記憶では、2012年の9月に来たときは、日曜日で休みの日だったと記憶している。それから数年前に食べたので、もう10年以上経っている。
その年は、AirAsiaが初めて日本に上陸して札幌ー成田間に就航したので、キャンペーン価格で往復チケットを手に入れ、上野で開催されている「エジプト展」に行った時でした。
その時、立ち寄った曜日が日曜でした。
その時に立ち寄って開いていなかったのだから、それからも7年ほど経過している。ただ、その時の食感が口に残っていてどうしても行って見たくなった。
相方は、寒天の多いみつ豆を注文。
これで、本日の計画は終了です。18:30分までの営業時間なのでわたらせ渓谷鐵道を15時くらいまで乗り降りする計画もありましたが、日曜日が定休日のこともありこのような祝日の月曜日など以外チャンスはなかなか無いとおもい優先順位をあげました。
もうこれで満足なんです。
行きたいところ、行きたい場所から決める旅プランの作り方
札幌からプライベートな旅として、首都圏とはいえ頻繁に来る事はできません。
意外と人気があるからとか、みんなが行っている、話題性などで旅行を決めてしまう事って多いように思います。それが、本来自分が行きたかったところと違っている場合が多いです。安いツアーをパンフレットで見たとか、友達が行って良かったとかで決めてしまう。
それは、きっとどこに宿泊すればいいか見当が付かないのも理由に一つです。自分で旅行のプランを練っていくと、どうやって行く(交通)、どこで食べる(食事)を決めながら泊まる(宿)を探していきます。
そこには、予算のウエイトが高いように思います。まして、朝食が付いているとか夕食を取るのに近くに行きたい店があるとか。ホテルが先に決まっているときはいいのですが、「ここら辺」というざっくりと考えがあるときは、比較サイトが便利です。
単なる価格の比較と思われるかも知れませんが、禁煙の部屋を効率よく探すには条件を絞りこめるサイトが一番だと思います。(最近は少なくなりましたが北海道内では、喫煙と禁煙の設定のない部屋を提供しているところがあります)
そのような時に使い勝手のよいサイトは、「旅の窓口」時代から使っている「楽天トラベル」が使いやすいです。
今回の旅は、わたらせ渓谷鐵道と豆かんの梅むらへの旅でした。あとは羽田空港でANAで札幌へ帰ります。
ANAを使って帰るので羽田空港第2ターミナルのPOWER LOUNGE NORTHを利用しました。カードラウンジは、ソフトドリンクなど飲み物が主になりますので、ちょっとしたお菓子や軽食などは持ち込んでいる人が多いようです。
広々とした空間で窓側は旅客機が見えます。ちょっとPC等で仕事に集中するには、左右の仕切りの無い大きなテーブルが開放的で落ち着けないという人もいそうです。
そうやって過ごしているうちに、新千歳へ到着します。
番外編:行き止まり駅がたくさんあった。クルマを使う旅が中心の理由。
搭乗の案内までにラウンジを含めて随分時間があったので、今回の旅を振り返っていた。わたらせ渓谷鐵道は間藤駅が終着である。
また、上信電鉄を使って訪ねた「富岡製糸場」行きの終着駅は、下仁田駅である。
また、上野國一社八幡宮(こうずけのくにいっしゃはちまんぐう)のあった「群馬八幡駅」は、JR信越線で終着駅は高崎駅~横川駅である。信越というだけで新潟まで通っていそうに思うが、所々が廃線となり繋がっていない。
最終日に使った、わたらせ渓谷鐵道の相老駅で乗り換えた東武桐生線も終着駅の赤城駅が始発である。
厳密に言うと上毛電鉄に接続するので線路が続かないとは言えないが、そこさえも、路線図を追って行くと中央前橋駅が終着駅であり始発駅になる。
このような路線にいざ乗車しようとすると、どこからアプローチするのかを考えて行くと不便さがたくさんある。
とくに北海道から出かけてくるのだからもっと時間に余裕がない。しかも、一度来てもう一度来たいと思うよりも、来られない路線や途中駅の方が圧倒的に多い。
たしかに、不便だから繋がらない線路となった場所がほとんどなのだろう。乗降客が減ってしまったり、代換え輸送により新幹線など高速化したりもあるように思う。
(観光のガイドブックも『クルマで行く』が多いように見える。それが効率を重視した旅としては参考にしている自分がいるのではあるが・・・)
今後も、なるべく公共交通機関を使って「テクテクと。」する旅を見つけて行きたいと思う。
もし、新千歳空港から「わたらせ渓谷鐵道」へ足を運ぶなら、こんな方法もあるかなと旅を作ってみた。
で新千歳から茨城空港へ。
茨城空港ー水戸駅(バスを利用)
水戸駅から小山駅を通りJR足利駅(一泊)
東武足利市駅~相老駅ーわたらせ渓谷鐵道に乗り換え。
そこから、日光へバスで抜けて一泊、
帰りは、宇都宮に出て、新幹線で上野駅or東京駅。
乗り継ぎ時間に寄っては、京成上野駅から、京成のスカイライナーにするか東京駅で成田エキスプレスで成田空港。
LCCを使って新千歳。今回は、早めの時間に戻れる事を前提に、新千歳空港駅から札幌駅まで快速エアポートという具合、JRで帰る旅なんかも可能だと思っている。
繋がらない終着駅のある鉄道へのアクセスはなかなか面白い。
いきどまりを目指して旅する書籍を見つけました。
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