JR小樽駅エキナカへ、鈍行列車に乗って伊勢鮨を食べに | テクテクと。

JR小樽駅エキナカへ、鈍行列車に乗って伊勢鮨を食べに

定番はずれのマイナーな場所【5】Aug 08, 2019

このマイナーの旅は、将来(10数年後?)運転免許証を返納したくなった時を仮定して、車を使わずどこまで行けるか、どんな旅が残されているか、今のうちに色々と試して記憶のメモとして残そうと思います。
免許証返納と言うと生活の足としての課題ばかり話題ですが、マイカーを捨てる不安は、どこへでも気軽に行ける安心感を失う恐怖との戦いのような気がしています。
今目指している公共の交通機関(バスや列車)を使った時刻表の旅や、今だからできるマイカーを使いながら、可能な路線を探求して行きます。まだまだ、現在も未来も「テクテクと。」旅の途中でありたいと思っています。

久しぶりに札幌駅からJRに飛び乗って!

札幌駅から各駅列車に乗って小樽へ

札幌駅から各駅列車に乗って小樽へ

小樽方面へ行くのにJRなんて何年ぶりだろう。

その原動力になったのは、小樽駅に「伊勢鮨」があると知ったからだ。
駅から数分歩くとすぐに本店があり、ミシュランにも認められた味が、駅で食べられる。

普段は、小樽に行くなら「車」というのが当たり前になっていたが、駅前にある駐車場の心配をするくらいならという気持ちと、市中の有料駐車場がほとんど観光地の価格になっていて気が気でなくなる。

そんな訳で、普段なら車なので小樽なら気分で行くのを決めてしまうが、今回はいつになく少しだけ計画的に・・・。と言っても鮨を食べたい一心で札幌駅発の時間を決めただけだった。

各駅停車と行っても、所要時間45分で10時25分には小樽駅についている。

銭函を過ぎると小樽築港駅までほぼ海岸線の移動。

銭函を過ぎると小樽築港駅までほぼ海岸線の移動。

駅の改札を出ると、目の前の視覚に広がるのは、小樽のガラス工芸にふさわしく、ガラスのランプが装飾されている。

窓はステンドグラスならぬ手づくりランプ

窓はステンドグラスならぬ手づくりオイルランプ風

そして、振り返ると駅の改札口にも同様にオイルランプを模したランプが提げられている。

伊勢鮨の開店時間は11時。もう1組のお客さんがメニューを持って並んでいる。エキナカを探索しても、まだまだ時間があるので、小樽駅の外へ。

10分位前に、並ぼうと店の前へ戻るとすでに1組が増えています。

エキナカとは思えない伊勢鮨は、逸品でした。

11時の入店後、正午に近づくにつれ行列ができはじめる。列車の到着時刻と関連がるよう。

11時の入店後、正午に近づくにつれ行列ができはじめる。列車の到着時刻と関連がるよう。

このエキナカ「伊勢鮨」を目指して来ているのが、列を作る人達の会話からわかる。

「ここだ、ここだ!」と通りすぎてから並んでいる。

まずは相方のお好み六貫から。

まずは相方のお好み六貫から。

絶妙な味付けをしてあり、素材本来のネタの味を味わうために醤油はつけないで食べる北海道生鮨の神髄を堪能する。

札幌からJRの運賃640円をかける価値は十分のある。相方も無口だが満足しているのがわかる。日本酒が合いそうだが昼なので我慢。ビールを注文した人達は「サッポロクラシック」が人気だった。

店内の回転率は高く、私達も含め食べ終わるとすぐに、次に並ぶ人のセッチングが行われる。それにしても行列が増えた。

小樽駅前通り、小樽港までまっすぐの道。

小樽駅前通り、小樽港までまっすぐの道。

メイン通りを離れて、都通りを抜けて、浅草通りに出てサンモール1番街のアーケードを抜けて散策する。

サンモール1番街は、屋根があるアーケードで日差しが和らぐ

サンモール1番街は、屋根があるアーケードで日差しが和らぐ

石原裕次郎記念館は、オープン当初入れないくらい人気だった。

小樽は新しい建造物より、古くからあるレトロ感が落ち着くように思う。石造りの建物も道路拡張でなくなったものもある。

小樽へ来ると今は無き蕎麦の名店、「樽そば」を思い出す。

写真は残っていないが、作家の故、杉浦日向子さんが通っていた「蕎麦屋の名店:樽そば」もそのひとつ。この名店は取り壊されて札幌に店を出すが、「もっとソバ屋で憩う」で杉浦日向子さんが『蔵の中のお宝ソバ』と称している。


この蔵造りの「樽そば」を小樽から札幌に移した理由は、道路拡張のための移動による立て替え建築による耐震基準対応のコストだと以前店主に聞いたことがある。

景観地区として何か保存する手立てはなかったのかと思ったりするが、もう遠い昔の事となってしまった。

今日もうだるような暑さで、北海道らしさがない。

食べたばかりなのに寿司屋通りを運河沿いまで下ることにする。

運河沿いまで来ると、水の照り返しが強く感じる。

運河沿いまで来ると、水の照り返しが強く感じる。

海上観光船「あおばと」でオタモイ海岸を周遊

運河を歩いて中央橋を渡り、フト目に入った海上観光船乗り場。海風をなんとなく感じたいと思い、窓口で時間を聞くとまもなく出航する「オタモイ航路」があるという。この場所に戻ってくる「Aコース」に乗船することに決めた。

オタモイ海岸を海の方向から陸を見るのは初めての体験

オタモイ海岸を海の方向から陸を見るのは初めての体験

船のエンジンがかかると、いつの間にかカモメが追いかけて来ます。

カモメがどんどん追いかけてきます。

カモメがどんどん追いかけてきます。

窓口でも乗船してからでもカモメ用のエサを販売しています。お子さんは夢中であげています。

見事キャッチ!

見事キャッチ!

祝津漁港(祝津観光船乗り場)に一度停船します。ここで降りておたる水族館や鰊(にしん)御殿などに行く人は下船します。また、ここから乗り込んでこれから行くオタモイ航路を楽しむ人もいます。

祝津漁港に到着。

祝津観光船乗り場に到着。

なぜかわかりませんが、船のエンジン音が低くなりゆっくりとなるとカモメはいなくなってしまいます。小さなお子さんなら、このようなところでエサをやりたいでしょうが、カモメは見向きもしません。

どこに行ってしまったのでしょう。

祝津港の出港です。

祝津港の出港です。

船の推進力が増すほど、カモメは追いかけてきます。

カモメのエサやりを楽しみにしているファミリーが多かった。

カモメのエサやりを楽しみにしているファミリーが多かった。

今はオタモイ唐門(龍宮閣)には、陸伝いではいけないそうです。海からの眺め限定と言う事らしいです。

オタモイ海岸のツルカケ岩でUターンします。奥には窓岩が見えています。

この風景は海からしか見ることができません。来てよかった。

この風景は海からしか見ることができません。来てよかった。

この小樽港から積丹半島で見る風景は、正直ベトナムの世界遺産「ハロン湾」よりもスキです。この海からの資源が、「寿司」の文化をつくっているようにキレイです。ここも積丹ブルーと言っていいくらいです。

ハロン湾とは、ちょっと違うのは承知ですが・・・

ハロン湾とは、ちょっと違うのは承知ですが・・・

これから、先ほどの祝津観光船乗り場経由で、小樽観光船乗り場へ戻ります。

速力を上げて行きます。

速力を上げて行きます。

90分のオタモイ航路の周遊を終えて帰港しました。

あとでチケット売り場内の掲示版で知ったのですが、船長さんは女性でクルーも女性でした。

あとでチケット売り場内の掲示版で知ったのですが、船長さんは女性でクルーも女性でした。

「あおばと」は、女性の気配りが随所に見える観光船でした。

昇降機がついているので、車イスでも安心して乗り降りできます。

昇降機がついているので、車イスでも安心して乗り降りできます。

酵母が生きている小樽ビールへ

小樽ビール 小樽倉庫No.1

小樽ビール 小樽倉庫No.1

無料の醸造所の見学ができるようなので、レストランの店内へ。

酵母が生きています。

アルコールができる前の試飲です。相方はお酒が飲めないので好都合です。

紙コップに取り分けてくれます。

紙コップに取り分けてくれます。

麦芽の水飴のような味です。黒ビールを連想させます。

アルコールになる前の麦芽飲料、甘くスィートです。

アルコールになる前の麦芽飲料、甘くスィートです。

見学を終えたので、そのままレストランで一休みです。潮風と太陽光で身体がほてっています。ちょうど良い具合に冷えた生ビールが飲めます。しかも生きた酵母がたっぷりです。

相方はノンアルコールです。

相方はノンアルコールです。

店内は、株式会社アレフ(びっくりドンキー)流と言う感じで見事です。

食事を終えて店の外へ出ると、まだまだ日差しが厳しい。鼻の頭が赤く焼けているのは、合うコールを含んだ身体の表情も多少増長しているようにも思う。それにしても、車で来なくてよかったと思える瞬間でもある。

浅草橋を渡って、堺町通りへ

小樽観光でもの堺町通り商店街ほどメジャーな場所はない。ほとんどが、この周辺だけで済ませてしまう観光客も多いくらいだ。

昔からあったので、大きく変わる事もないが賑わいは従来よりずっと多いように感じる。若い頃は、この付近のカフェで冬の雪のある時期が好きだった。そんな面影は今は無くなっている。

ここの通りを歩いているというのもあまり経験がない。それは、目的の場所へ車で行って、さらに移動してということの方が多いように思う。

第10回・ゆかた風鈴祭り、小樽太夫道中に出会う。

「第10回・ゆかた風鈴祭り」の小樽太夫道中。

堺町通り商店街のイベントは8月3日から4日の2日間だったらしい。車で来ていたら絶対と言うくらい見ることができなかった。

ここまで歩き通すと、小樽駅に戻るよりも「南小樽駅(なんたる)」が少しだけ近い。登り坂の条件はどちらも同じ。ここならJRの快速エアポートも停まるので普通でもいいし選択肢も小樽駅と同じだと思える。

メルヘン交差点のオルゴール堂の横の坂道を登っていく。私達の前には中国のファミリーが歩いているし、後ろの方からも歩いてくるファミリーがいる。観光名所でもこの急坂の上にあるのかと思ったら、同じく南小樽駅を目指していたことがわかる。

セブンイレブンが併設されている。

セブンイレブンが併設されている。

あと10分ほどで、札幌駅経由新千歳行きの快速エアポートに乗れそうである。

「みなみおたる」ではなく「南樽(なんたる)」と言う。まもなく快速エアポートが2番ホームに入ってくる。

今回のマイナーな旅は、こうして17時過ぎに札幌駅に到着。

帰路につくことにする。